トップページの写真の履歴とコメント(2005年3月)



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  • タイトル:広島県三次市のJR三次駅
  • 撮影日:2004年3月6日
  • 掲載期間:2005年3月27日〜2005年4月4日
  • コメント:三次は江の川の水運を利用した交通の要所であった。三次駅誕生は広島備後庄原間の芸備鉄道開通時に遡り、三次ではなく江の川をはさんだ十日町にあったことから開設当初は備後十日町駅という名称であった。その後福塩線が開通して交通の要所となり、三江北線、三江南線が三江線として三次江津間が全通するに至り、現在の姿となる。中国山地に抱かれた盆地にある三次市は平成の大合併で君田村、布野村、作木村、吉舎町、三良坂町、三和町、甲奴町を吸収し現在の姿となる。撮影当日はこの冬一番の寒気団が入り込み、凄まじい積雪であった。
  • タイトル:高知県室戸市室戸岬の室戸岬灯台
  • 撮影日:2003年11月23日
  • 掲載期間:2005年3月14日〜2005年3月27日
  • コメント:室戸岬は土佐湾に突出した特異な地形から、観音菩薩の住む聖地『補陀洛渡海』として崇められてきた。空海が御厨人窟で修行をしている時、明けの明星が口から入って身体を貫くという不思議な体験をして悟りをひらき名を空海と改めたことは有名な話である。室戸岬は台風の通過地点として夙に有名であるが、最果ての辺境という雰囲気は足摺岬同様に感じられる。四国巡礼は中世に始まったといわれているが、日和佐の薬王寺から室戸岬の最御崎寺(ほつみさきじ)までの行程は一番の難所であり、これもまた室戸岬の最果てぶりを実感するに余りある事象である。
  • タイトル:鹿児島県鹿児島市金生通りの山形屋百貨店
  • 撮影日:2005年1月8日
  • 掲載期間:2005年3月8日〜2005年3月14日
  • コメント:島津藩は山と行き止まりの海に囲まれた地形を利用し、敵の侵入を防ぐとともに、地域経済と文化を巧みに守ってきたため、現在も地元経済界の力は大きい。鹿児島、宮崎に店舗を構える百貨店山形屋は創業が宝暦元(1751)年と古く、薩摩藩の恩恵を受けてきたといえる。東北の各地方都市から大会社の「支店」が無くなっていったときに狼藉を働いたのが「新幹線」であったことを考えれば、九州新幹線の開通により、今後の地元経済界は厳しい状況になるのではなかろうか。