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つくばはつくば地元の料理が存在しないものの、留学生や研究機関にかなりの頻度で外国人がいるため、外国人向けのサービスや外国料理屋が多い。本日は友人とタイ料理を食べに行くこととした。自宅から徒歩圏内にあるという本日のタイ料理屋は、本日は店員一人で切り盛りしているためしっちゃかめっちゃかであり、テーブルには食べ終わった皿が上げられないままというモスクワの空港の食堂を髣髴とさせるものがあった。思えばタイ料理には縁が無かった人生を送っていた。タイに出かけたことも無く、タイ料理を食べたことも無かったので本日がタイ料理デビューである。しかしながら以前なぜかトムヤムクンだけは食べたことがあり、その殺意を覚える不味さからもう絶対食わないとか何が世界三大スープだと思ったことは記憶にある。しかしながらそのトムヤムクンを食したのが大学生協であったことから考えれば、そのトムヤムクンが不味かったのは必然の結末であり、それを元にタイ料理が不味いという意識を植え付けたのはタイ料理に対して無礼極まりないし、何よりもそんな意識を植え付けられた自分が凡そ不憫である。本日はその意識の植え付けを払拭するべく美味いタイ料理屋で美味い料理をしこたま食らい、これまでの認識をばっさりと改めることが出来た。自宅の近所にはほかにも外国料理屋が軒を連ねており、まだ経験していいない新たな味との出会いを求めていきたいものである。戻る↑
必要以上に日本を仮想敵国化している中国は、現地日本人学校で使われている副教材の地図にいちゃもんをつけてきた。どうも台湾と中国を同じ色に塗らないことがお気に召さぬらしい。教育は国の基本であるため、そんなに余計なことを言うのはよくないし、何よりも内政干渉である。しかしながら自分の受けた教育が下地となって外に出たときに、相手が自分とは全く違う知識をベースにして考えを持っていることに気がついたときに、自分の意見こそが正しく、相手の意見は徹底的に間違っていると解釈することは誰もが望まぬものである。一方的なものの見方はどれだけの不幸を招くかは枚挙に暇が無い。折りしも本日、和歌山の砒素カレー事件の第二審の判決が下されたが、その結果の報道で、状況証拠だけで死刑にしようとしている些か問題があると思われるのにもかかわらず、死刑判決を受け入れてさっさと死にやがれとでも言いたげな報道がなされていた。報道機関が判決を下すのではなく、判決は秋までも裁判所が下すものである。しかしながらkのような大衆の思想誘導とも言うべき報道のあり方は、多様な意見を聞いてそのうえで自分なりに判断するという本来あるべき姿を最初から放棄しているように思われる。戻る↑
会社にはテレビ会議システムなどというものがあり、それは割と頻繁に利用されているらしい。出張費とシステム導入を秤にかけてシステムを導入しただけあって頻繁に利用されているが、つくばの仕事場にはそのシステムに対応している会議室は小会議室の2つしかない。しかしながら先日来、大会議室でテレビ会議をする必要が出てきたおり、そのために様々な小細工をする必要があった。本日もその小細工をするように頼まれていたので会議室に出向いたのであるが、テレビ会議をつなぐ側の部署の担当者がおらず、向こうにつながったかどうかがわからない状況にある。そのまま本日の会議が始まってしまい、向こうからは「つながってへん」という怒りの電話が殺到する。事前の準備が大事であるのにそれをやらないで文句だけ言うという根性は見上げたものであるが、職制上立場が上の人間を相手にして早々偉そうな事は言えず、なぜかこちらが謝るという納得のいかない事態になる。今回はとりあえずつないで見て、様子を見たいということであったため事なきを得たが、次回から本格的に運用するというのであれば、丁重に担当者となることをお断り申し上げると言うものである。戻る↑
本日は会社の友人と那珂湊に出かけることとなった。那珂湊に出かけるのはこれで3回目であり、つくばに引っ越してからははじめてである。これまではいかにも美味そうな魚が並んでいるのに自宅に持って帰れないため泣く泣く産地産消に努めていた。しかしながら本日は余裕である。なぜか保冷用の発泡スチロールの箱などもどこからとも無く入手済みであり、いざ恐れるものなの何も無いと那珂湊に出向く。今の時期にはずせないものは岩牡蠣であり、その場で向いてもらったものを食すというのが最高の味わい方である。そののち魚市場の中にある回転寿司屋で美味く、でかい寿司を心行くまで満喫し、本日のお薦めを右から順番に頼む。魚市場で鯵と鯖を購入し、次に花園渓谷に出かける。茨城三大渓谷のひとつであるらしいのだが、あと二つの名前はおろか、この渓谷の名前すら頭に入っていなかったので、本当にこの渓谷を三大渓谷と呼んでいいものかと悩みつつ目当ての滝へと移動する。山道を歩くこと20分で辿り着いた滝に必要以上にはしゃいでしまい、足を滑らせて滝つぼに入ってしまう人もいたりする。滝の写真を心行くまで撮影し、いい気分で帰宅する。明日なんとなく足に身が入ってそうなのが本日の危惧される事項である。戻る↑
自宅の近所で日常的に利用するスーパーマーケットには日々様々な品物が並べられ、これまで食したこと無いものが出回っている。本日も出向いたところ、不思議な魚を見つけた。「のれそれ」という不思議な名前が書かれてあり、括弧書きで「アナゴの稚魚」とある。実際に食べてみたところ、歯ごたえのどごしはシラウオのようであり、食べた後の味は間違いなくアナゴである。なかなか味わい深いものを食べたと感動し、更にほかの食材を食してみたいと考えるのであった。茨城は海のものも山のものも川のものも食することが出来るというきわめて恵まれた地であり、しかも海のものは寒流の魚と暖流の魚の両方を地元のものとして味わえるのである。実はこんなに恵まれているというのに、当の茨城県民の多くはこの恩恵に浴していることに気がついていない。戻る↑
さて空を飛ぶ彼らが進化を遂げることは歴史の必然であり、その軌跡は彼らが羽を休める束の間の営巣の南東にある航空科学博物館という名の古物商の倉庫と思しきところにあった。必要以上に味わい深いパラダイスの様相を呈すこの館は、航空無線を傍受し次に降り立つ鳥のプロパティを訥々と語る人の中継を聞きながら鳥見に励む人たちを満足させているのであるが、腹が減ったのでここを後にする。昼飯を鱈腹食らって次なるさくらの丘なる鳥見スポットに移動する。昼より風向きが変わるため、上昇する浮力を稼ぐがために鳥たちの飛び立つ方向が変わったため、午後からは北西の方向より降り立つことが管理官の権限で定められたのは偶然にして素晴らしいまでにタイミングが合致したというものであろう。舞い降りる鳥たちに許可を出す管理官の詔を傍受し、無闇に長いレンズを振り回すハンターたちが待ち受ける中、鳥たちはそのフォルムを誇示しつつ彼の地に舞い降りるのであった。彼の地は未だに諍いが終結せず、工事現場への立ち入りに際してチェックを施すがために警備員がスタンバイしており、朝とは一転して天候が良くなった中で、平和ボケしたハンターたちを横目に仕事に励むものであった。味わい深いこの地を去って自宅に戻り、味わい深い焼酎をグビグビやりつついい時間になったので兄をバスセンターまで送り帰宅。なかなかに味わい深い一日であった。戻る↑
朝から派遣さんが「うえださん、ちょっといいですか?」と言われたので何かと聞けば、ネットワーク上のファイルが見れないということである。原因が凡そ不明であるため1階のサーバ室に立ち入り元気に働いているかをチェックしてみる。どうも本体は至って無事な様子であるが、困ったことにpingを返さぬのである。ならばと背面に回りどっかLANケーブルでも外れていないかとか、UPSがかまされているけど逆過電流でどっかいかれているんじゃねえのかと調べてみるがどれも無事。ふとルータを見ると並んで光っているはずのLEDが本日はご機嫌斜めであるのかいずれも暗い表情をされていた模様。原因が特定できたので業者に交換を依頼したところ、昼過ぎに業者が到着。導入時の仕様書が営業所にあり、そこにconfigがすべて書かれているため、ルータのセットアップはすべて営業所で行った後に取り付けに来るという。ほほぉ素晴らしいシステムだねえと感動するが、取り付けは本日夕方になるという。致し方なく夕方までネットワーク上のファイルが使えないということで本日は仕事にならぬ人が多かったようである。しかしコンピュータに詳しい人は基本的におせっかいで世話好きであるため、こういう場面では必要以上に駆り立てられてしまうのである。しかしながらコンピュータ管理に特別な手当はつかないというのもこれまた真実である。戻る↑
会社ではこのところ人材開発などという言葉が独り歩きしているようである。先日来上司から「会社をよくするためには何をしたらいいか忌憚のない意見を書け」といわれたのであるが、ひとつ間違えると思想調査なので当たり障りの無いことを書くにとどめていた。しかしながら本日、会社に不満があることやあの人のあの行動はいけてないんでねえの?ということを洗いざらい話すというきわめて後ろ向きな会合が勤務時間中に執り行われた。とりあえず話題に上るであろうと予想したことはすべて話題に上り、誰かに便乗して帰るのはやめましょうとか、誰々さんが怒るからやめときましょうというせりふは間違っても課長が言うせりふじゃないとか、どうでもいいことが噴出し聞いているだけでげんなりとなる。みんな細かいとこ見てるのねえ。気がつかない振りを貫いているうちに本当に気がつかなくなっていることがよくわかった一日であった。ちなみに人材開発は「ヘッドハンティング」とか「拉致」が一番良いと思う今日この頃。これぞ即戦力である。戻る↑
朝飯を食って五色沼を見物し、水がとても綺麗であることに驚き、さらには五色沼をすべて見ると軽く2時間はかかってしまうということにもっと驚いて最初の毘沙門沼だけで今日のところは勘弁しといたるとリタイアし、いざ熱塩温泉に向かう。熱塩温泉は寺の門前に広がる温泉という由緒正しい温泉街であり、寺の入り口の寺から見て左側に共同浴場が設置されているところまで見事なまでに基本に忠実である。熱塩温泉は隣の雑貨屋でお金を払って入浴するという人件費削減の徹底振りであり、脱衣場が男女共用になっているので巧いこと工夫して入らなければならないのが頭を痛めるところであるが、そういう心配はおねえちゃん連れのときにするものであって、今の僕が心配することほど杞憂という言葉が当てはまるものは無い。そんな温泉を満喫し、温泉で地元のおっさんから教えてもらったラーメン屋で喜多方ラーメンを食す。そののち車を二岐温泉にむけ、大丸あすなろで温泉を満喫する。心地よい温泉を満喫し、そのあとは宇都宮から小山に移動し、小山でみんみんで餃子を食べて帰宅。丸1日で福島まで行って帰ってきたのだが、去年の秋に目標として掲げた「新潟福島を最重要探索地点とする」は順調にこなせている模様。当初は京都に住みながらこれを実行するというノルマであったはずなのだが、ずいぶんとお気楽に達成できている気がするのは気のせいか。戻る↑
日本にサッカーが根付いてきたのかは不明であるが、とりあえず日本は3回連続でワールドカップへの出場が決まったということである。以前予選を勝ち抜いたときはジョホルバールの奇跡とやらで最後の枠に滑り込んだというものであったが、その実力に相応しく本大会では予選落ちしてしまった。そして3年前は地元開催ということもあってか、必要以上に盛り上がり、予選を勝ち上がってしまったりしたなどという世界ランキングから行けば些か番狂わせな事が起こってしまった。今回は予選を最初に突破したということで、期待が高まっているのは事実であるが、実際はどうなのであろうか。しかしながら、サッカーの普及にはサッカーが強くなることよりももっと大事なことがある。日本のマスコミが放映するサッカー番組にスポーツを文化として捉え、これを国民に広く根付かせるなどというコンセプトは見られず、相変わらずギャアギャア騒ぐだけで中身の無いタレントを呼びつけてその場さえ盛り上がらせれば良いとでも思っているかのような番組作りをしている。別にこの姿勢はサッカーに限ったことではなく、一番ポピュラーなスポーツでもある野球に対してですらこれである。スポーツが文化として根付かぬ国が、本当にスポーツで天下を取ろうなどと考えているのであろうかと考えるとずいぶんと厳しいものがあるなあ。戻る↑
つくばに来てずいぶんと経つが、いまだに一度も散髪をしていないことに気がついた。以前よりよさげな散髪屋は無いものかと聞き取り調査をしていたのだが、窮めて腕の悪いデンジャラスな散髪屋や、必要以上に24時間営業している店などキワモノを紹介してくれるものの、紹介してくれる人が実際に行っている店はどうも僕の家からはかなり遠い場所だったりするのでなかなか情報としては有用なものは少ない。ということで第一印象からなんとなく決めていた「青木葉日出男の店」に行ってみることとした。店が流行っていないのかは知らないが、誰一人として散髪中の人はおらずもしかしてはずれか?と思ったのであるが、冷静に考えれば本日はサッカーのワールドカップ最終予選である。伝聞調で恐縮だが、戦後まもなく連続ラジオドラマ「君の名は」の時間になれば銭湯ががらがらになったということを髣髴とさせるものであった。とりあえず散髪をしつつ、こちらがコテコテの関西人であることを見極めてか、髪を切ってくれているにいちゃんは自分が大阪に行った時のことをいろいろと話していたので適当に相槌を打つ。散髪が終了し、お会計をしているときに青木葉日出男とは何ものぞ?という質問をしてみたところ、オーナーで普段は土浦のほうの店にいるということであった。土浦、と聞いたのであるが、自宅の近所以外には新治にしか青木葉日出男の店は無い。新治のことを土浦のほう、とでも言ったのであろうか、なんだかわけのわからない店である。とりあえず日本は勝ったらしい、めでたいことだ。戻る↑
世界一の発行部数を誇る某新聞は、サンフランシスコでは無いところに本拠地があるらしいジャイアンツとやらが勝てば日本は良くなると信じて疑わないようであり、スポーツ欄に占めるこの球団の記事の割合が大きいように思われる。さて閑話休題、日々利用している航空会社が客室乗務員の制服を一新したということで、その広告のためにコマーシャルフィルムを撮影したとの事である。しかしながら新しい制服が全員分返却されず、10名分ほどが行方不明となっているところである。会社が「制服だけでは空港内の保安施設に入ることが出来ないので危険は無いです」と説明をしているのは理路整然としており誰もそれに文句を入れる気は無いのだが、何かしらどす黒い欲望の元でこの制服がきっと利用されているであろうことは疑いの無い事実である。さて、こんな事件が発生したことを某新聞社は「出演者お持ち帰り?」という見出しをつけていたのであるが、広告に出演したモデルが制服を持ち帰ったことを言いたかったのかもしれないが、どう考えてもモデルのおねえちゃんをお持ち帰りしたようにしか見えなかったりするのはどこかゆがんでいるのだろうか。戻る↑
日本で最もたどり着くのに時間がかかるところはどこであるか、といわれれば小笠原諸島である。航空便が無いこの島嶼に向かうには定期船を利用するほかは無いのである。また、島ではDoCoMoは使えるがそれ以外のキャリアは利用不可能というなかなかに味わい深いところであり、メールに関してはiモードが使えないというから今のご時勢では凡そ考えられないところである。それゆえまったりと過ごしたい、そして船旅を楽しみたいと思う僕にとっては小笠原諸島は素晴らしいところであり、身の回りの友人が悉くその地に足を踏み入れていることに些かの不満をもっていたりするのはある意味当然である。さて、その船便が片道26時間も要することに島民は改善を要求することはもっともであり、観光地としても魅力的にするためにはその所要時間は短縮が望まれる。その要望を受けてテクノスーパーライナーが就航することが決まり、所要時間は17時間ということになった。これを受けて僕は26時間かかっている今の船が就航しているうちに小笠原に行きたいものだと思っていたのであるが、海運会社が試算したところ昨今の原油高を受けて、もし船が満員となっても毎年20億円の赤字になるという。最初からゴクツブシであるとわかっているやつに後を継がせる御仁はいないわけであり、はてさてどうなることやらと思っている次第。戻る↑
朝からも「温泉天国」に出向いたりして館内で物議を醸し出したりしながらも、車を本日は洞爺湖方面に進める。天候がよろしくない日が続く今回の旅行では景色を堪能することが無かったため、本日は天気もいいことだしチキウ岬を目指すこととした。チキウ岬は快晴であり、水平線を見渡して地球が丸いことを実感し、しばしその美しさに感動する。チキウ岬名物と名打っている「毒まんじゅう」なるものがあり、それはいったい何ものか?はたまた我らが郷里出身の元幹事長となにやら関連があるものかと複雑に考えをめぐらすも、結局はひとつだけが激辛という「ロシアンまんじゅう」であった。それを名物と名乗って恥ずかしいと思わないその神経に感動しつつ、絶景なる白鳥大橋からの風景を堪能し次なる目的地の洞爺湖畔にある北湯沢温泉に向かう。
自遊人のパスポートに掲載されていたにもかかわらず土日は有料ということであり、思ったよりも客が少なく、まったりと混浴を楽しむ。多少湯あたりをしたように思えながらも車を進め、途中道の駅でまたもやご当地名産であるスープカレーを食し、支笏湖を周遊する。支笏湖の畔にある苔の洞門を見学し、自然のでかさを満喫して千歳に戻る。空港で買いそびれた土産をたっぷりと買い込み、飛行機が出るまで離発着を眺めることが出来るラウンジでビールを飲みつつこの旅の反省会を始める。離陸の時刻となったので友人とはここでわかれ、一路羽田まで。羽田からの帰り方をいろいろと考えたのであるが、乗換えが面倒くさいというきわめて消極的な理由でリムジンバスのチケットを購入し、バスの中では爆睡。目が覚めたらすでにつくばに入っており、バスセンターから徒歩で帰宅。味わい深い北海道を満喫できたが、いつものとおり課題が大量に発生する旅行であった。戻る↑
一夜明け、然別峡にあるという露天風呂「鹿の湯」に向かう。凄まじいダートの中をそれらしき場所にたどり着いたのであるが、どこにもそれらしきものはない。近くにキャンプ場があるのだが冬季閉鎖中であり、北海道の冬は長いのだと実感する。そのキャンプ場に露天風呂があるということなのでそちらを除いてみようと出向いたところ、先客がすでにおり、シイカリペツ川の川原にそれはあった。適温だというkとで早速その温泉につかってみると、どうも足元が少しぬるいようで、どうも底の方では川とつながっているため冷たい雪解け水がひたひたと浸入している模様である。野趣溢れる温泉を堪能していたのであるが、どうも先客いわく昼になると川の水量が増えてこの温泉は入れなくなるとの事。それでもって適当な時点で温泉から上がり、次なる目的地を目指す。しかしながら後で知ったことであるが、この温泉こそが当初から探していた鹿の湯であった。そののち次の温泉地を目指すべく冬季通行止めのままだがゲートが開いている道に入り、ダートを進むのだが、崖から岩がそこかしこで崩れていたり、エゾマツが倒れて行く手を阻んだりでなかなか道のりは険しい。
最後は雪の壁に阻まれてあえなく引き返し、かなりの徒労を以って目的地をショートカットして帯広に向かう。帯広では名物の「豚丼」を食し、山を越していざ本日のお宿である登別に向かう。途中、昨日も道の駅樹海ロード日高のちかくのA-Coopに立ち寄り、自宅にサッポロクラシックを送りつけて出発。樹海ロード日高にある葉巻の異様に充実している雑貨店が印象的であった。登別東インターを下りたところに必要以上にでかい鬼の張りぼてがあり、何気にこれは登別温泉は左に曲がれと言いたいのではなかろうかと感じたのであったが、あとで観光案内のビデオを宿で観たらまさしくそういうコンセプトで作ったとの事であった。本日は登別温泉宿泊ということでやはりここは第一滝本館にしようかと考えたのであるが、いわゆる「温泉天国」を無料で満喫でき、なおかつ料金がリーズナブルな方法は無いかと模索した結果、第一滝本館の向かいにある滝本インという宿に泊ることとした。目論見どおり、無料で温泉天国を満喫できるということなので、何はともあれさっさと出向くこととした。風呂のでかさとバラエティに驚くことは当然であるが、露天風呂ではビールを飲むことが出来、尚且つそれは部屋につけておくことができるというから尚びっくりである。温泉で一杯やるということは無上の喜びであるがそれは叶わぬものと思っていただけにぜひともやってみたかったのであるが、時間が無いので次こそはという決心を新たにしたのであった。戻る↑
その地の名物を食しましょうという目的で今回の旅行はプランを立てており、本日はジンギスカンであった。ラムの臭みがまことに絶妙な味わいであり、これぞ北海道だと勝手なことを思いつつ、そういえば使い捨てジンギスカン鍋がまだ友人宅に残っていたなあと思い出したりする。本日は天候があまりよろしくなく、日勝峠は雲の中であった。本日のお宿は然別湖畔にある温泉ホテルであるが、然別湖といえば生まれて初めて北海道に行った時に泊った場所であり、かれこれ15年振りである。然別湖畔には2件しか宿が無く、なんという宿に以前泊ったかなど覚えていないため現地でそれを確かめ、本日の宿泊で「15年ぶりの宿泊」なのか「然別湖畔のお宿完全制覇」なのかが決まるという不思議な盛り上がりを見せる。宿に入ると、どうやら隣の宿の温泉にも入れるということなので早速隣の宿の温泉を頂くこととする。隣の宿に入って15年前の記憶を思い起こしたところ、どうやら15年前は隣の宿に泊ったようであり、本日めでたく然別湖畔の宿は全盛はしたということが明らかとなった。本日泊ったお宿はまことに素晴らしい展望の露天風呂があり、標高800mの地にあるこの温泉は今の季節ではまだ涼しく、露天風呂にはいくらでも入っていられるように感じられる素晴らしいところである。まことに結構なお宿ですなあと感動し、サッポロクラシックなんかを飲んで本日は終了。戻る↑
「色男、金と力は無かりけり」とは名言であるが、天が二物も三物も与えた日には、何も与えられていないと自分でそう思っている人たちが暴れるというものであろう。プリンスと呼ばれる人には、スター性があり、実力も素晴らしいが、必要以上に高いスター性故にその実力を正当に認められないというマイナスの要因が重なっているように見受けられる。角界のプリンスと呼ばれた元大関の初代貴乃花の葬儀が争議となり、若貴兄弟が骨肉の争いを繰り広げているというこの騒ぎは、誠意大将軍と夕焼け番長のお互いのネームバリューを高めるがための作戦同様に、周りが必要以上に騒ぎすぎ、それぞれのキャラが立ちすぎているため必要以上に盛り上がっているというのが現実である。まあ、現役時代騒がれた人間は死ぬまで騒がれて、あろうことか死んでも騒がれるということである。それだけの影響力を示したというその存在に敬意を表する事は重要であるが、それ以上にわけのわからない騒ぎ方をするのは故人の意志にそむくものである。戻る↑
トンネル工事で何か異常を察知したら、「逃げる」が一番重要であることは工事関係者にとっては基本である。しかしながら、人様の土地の下をエッサホイサと掘っていた場合は、逃げて怪我人が出なかったのでまた掘りなおせばよいという単純なものではないらしい。トンネルが崩れるということはそれだけの土砂や地下水が落ちてきたわけであり、地表が陥没するわけである。東北新幹線延伸の工事現場で起こったこの事故は田んぼの持ち主にしては寝耳に水な事件であったことであろうし、すでに田植えが済んでいたのであれば、その補償もされなければならないわけである。もし囚人が刑務所から穴を掘って脱獄した場合に上ものの建物の根太が緩んだときは、たぶんその囚人は損害賠償を支払わねばならぬのであろう。脱獄は割に合わないですねえ。戻る↑