2004年7月

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    今月の日記タイトル一覧(クリックするとその日の日記へ飛びます)

  • 7月31日)「富山共同自家発電株式会社」
  • 7月30日(金)「横から邪魔する台風」
  • 7月29日(木)「日記の傾向と対策」
  • 7月28日(水)「白骨温泉」
  • 7月27日(火)「実は偉大だったトシちゃん」
  • 7月26日(月)「TSL就航順延」
  • 7月25日)「入之波温泉」
  • 7月24日)「歌舞伎鑑賞」
  • 7月23日(金)「温泉に纏わる話」
  • 7月22日(木)「野球界の問題」
  • 7月21日(水)「電池交換」
  • 7月20日(火)「名前に纏わる話」
  • 7月19日)「国宝姫路城」
  • 7月18日)「旅館大橋」
  • 7月17日)「天橋立」
  • 7月16日(金)「チャーター便」
  • 7月15日(木)「「青年」の定義」
  • 7月14日(水)「休日返上通告」
  • 7月13日(火)「体調不良」
  • 7月12日(月)「一足早く祇園祭」
  • 7月11日)「年金を破綻させない方法」
  • 7月10日)「鳴門の渦潮」
  • 7月9日(金)「ストライキも必要かも知れないが」
  • 7月8日(木)「今更ながら東京湾景」
  • 7月7日(水)「うえぺけ号点検」
  • 7月6日(火)「ジミー大西画伯」
  • 7月5日(月)「角刈り」
  • 7月4日)「ライブドア社長」
  • 7月3日)「食いだおれ温泉」
  • 7月2日(金)「進歩するカーナビ」
  • 7月1日(木)「選挙に行こう?」


  • 今月の日記
    7月31日)「富山共同自家発電株式会社」
    横山ダム堰堤内ファンタジーホール入口朝より避暑と称し、本日も涼しいところに出かけることとした。台風が未だ西日本には居座っているらしいが東に出かけたのでそのようなものとは無縁である。本日の目的地は高地の温泉であり、夏に涼しいから温泉で暖まるという贅沢な時間を過ごそうと計画を立てた次第。御嶽山の北西に濁河温泉という温泉があり、標高1800メートルという別世界は夏に行くにはもってこいであり、こちらを目指してみた。富山共同自家発電株式会社・見座葛山発電所しかしながら行く手を阻む誘惑が多く、横山ダムの堰堤内でコンサートが開かれていたり、徳山から根尾までの県道が通行止めだったり、ラステン洞戸の釜飯ができあがるのに20分以上掛かったり、郡上八幡インターの一時停止で本当に一時停止させられたり、ひるがの高原SAのアイスクリームがうまかったり、温泉は山奥にあることも手伝ってか冷静に計算すれば温泉に到着するのは5時過ぎであり、4時までしかやっていない温泉にどうやって入れるのだろうかと思い悩み、人には言えない速度で走ろうにも限度があるので他の温泉に行くこととした。ということで予定を新穂高温泉に変更し、巨大な露天風呂が売りである佳留萱山荘に出向くこととした。途中蒲田川にある「富山共同自家発電株式会社」の見座葛山発電所などを見物したりして無事に到着。自家発電という淫靡な響きの言葉に意味不明な想像をしたりもするがそれはこの際どうでもいいことで、ここでめでたく自遊人3つ目のスタンプをゲットし、風呂上がりにまったりとくつろぎ平湯大滝などを見物して安房峠を越えて松本へ。そこからは農道を気持ちよく走り、道の駅小谷で本日は没することとなった。やはり昨日の夜に出発しておかないと進める距離が短くなるものだなあと思った次第。戻る↑
    7月30日(金)「横から邪魔する台風」
    自然現象というのはあるルールに基づいている。西から昇ったお日様が東に沈んだり、犬が西向きゃ尾は下だったりする。台風もご多分に漏れずで、西から蜷局を巻いてやってきて、海の上でちんたらちんたら進み、期待させるだけさせておいていざというときに萎え萎えになりなんのために雨戸を閉めたのだろうかと小一時間問いつめたくなるものである。そんな台風のマナーであるが、前振りとして台風の北東側は雨と風の洗礼を受け、通過したらその後は静かなものであるというのは一般的に広く知れ渡っていることであろう。しかしながら、今回の台風はいささかお行儀悪く、台風をやり過ごしたあとで雨風が強くなり、新幹線の架線に近所の屋根が引っかかったりするのである。シャボン玉が飛ぶとき以外に屋根が飛ぶことなど無いと思っていたが、割と簡単に屋根も飛ぶし、飛んだ屋根は必ず新幹線の架線に引っかかるというのも味わい深いものである。今回の台風も「台風の接近に伴いさっさと帰宅しろやゴルァ」という放送も掛からないため有効に利用されずに消えてしまった感がある。戻る↑
    7月29日(木)「日記の傾向と対策」
    最近の日記の書き方は、凡そ日記らしくないものとなりつつある。全然関係ないことから書き始め、ごくわずかにつながりのあることに話の内容をシフトさせ、最終的に社会批判をするという天声人語のような文章の組み立てが目に付く。このような文章を書くには唯我独尊の思想が必要であるのは言うまでもないことであるが、それ以上に必要なのは無駄な知識を大量にストックしてそのネタで話を繋ぎ、最後にはその知識を持っていることを自慢することができるという厚かましさである。日々新聞で展開する政治批判を見て胸くそが悪い思いをしているのであるが、書いてあることが尤もだが腹が立つのは「書いてる内容が尤もなこと」と「批判するだけでなく、改善策やそれができなくても建設的な意見をよこせ」と思ってしまうからだと思われる。このように個人的な話から初めて他人の批判をする文章は割と簡単にかける。しかしながら読んでいてもつまらないだろうし、何よりも書いている本人が「こんなつまらん文章を書いて大滝秀治に「つまらん!」と言われたらどうしよう?」ともっとつまらないことを考えていたりするから質が悪い。そう考えると、新聞のコラムを書いている人はあんなにつまらんことを書いているくせに最後まで読者を読ませるというのだから見事な文章展開をしているのだろうなあと思ったりもする。戻る↑
    7月28日(水)「白骨温泉」
    白骨温泉野天風呂中里介山が「大菩薩峠」でこの温泉を「白骨温泉」と書いて以来、この名が定着したという温泉であるが、標高1400mに鎮座するこの温泉は夏の避暑としては最適な場所であり、すでに三回も出向いているというかなりお気に入りの温泉であったりする。入浴剤を入れたことについて利用者が「裏切られた」というのは確かにそうだと言えるのかも知れないが、濁ってなければ白骨温泉じゃないという気まぐれな客に対応するためにやむを得ずやったことで、「悪質だ」「偽装だ」「営業停止だ」という発言は極めて的はずれである。ありとあらゆるレトリックを用いてこき下ろすことに余念がないマスコミは、「草津ハップを使っているということは温泉の成分に変化があったということなので、これを届けていないと言うことは温泉法違反に該当する」と声高に叫んだりもするが、平気で数十年前の温泉成分表を掲げていて今となってはその成分が変わっている温泉が腐るほどあることを考えれば現実的な指摘ではない。温泉の成分や効能がそのままで見た目だけを変更するというのは、言ってみれば露天風呂を改造して少し広くしてみましたとか、家族湯を増やしてみましたという程度のことではないかと思ったりもする。ただ、その入浴剤を使うことによって問題がないかについては、草津ハップの製造業者が「うちの入浴剤は他の温泉成分とブレンドしたらどないなるかについては試したことがないのでわかりまへんなあ。なんぞえらいことが起こったとしてもうちとしては責任が取れまへん。」と言っていることをもっと理解しておくべきではなかったのかと思ったりもする。なかには、「温泉は湧出時は無色透明にして酸化することによって白濁したのだから、濁っている湯は古い湯だからそれを有り難がる客は馬鹿だ。」という身も蓋もない発言をした人もいるが、世の中の人はそこまで判っていないと思うので、その指摘はレベルが高すぎる気がしないでもない。戻る↑
    7月27日(火)「実は偉大だったトシちゃん」
    実は本当にビッグだったトシちゃんアテネオリンピックというスポーツイベントを控え、オフィシャルスポンサーである日本企業はこの時期限定のCMを流すことに余念がない。世界で3本の指が入る自動車会社にまで成長したトヨタ自動車もオフィシャルスポンサーであり、「君こそスターだ」などという一昔前のスター誕生を彷彿とさせるタイトルの曲をBGMに流したCMを放送している。サザンオールスターズが歌うこの歌は、今週のオリコンで1位を獲得するということであり、これによりサザンオールスターズはベスト10入りした曲が通算で39曲となり、めでたく日本記録を達成したということらしい。39曲もトップ10入りすることはなかなかできそうにもないことで、息の長い芸能活動をしていることが伺われる。現在のサザンオールスターズの勢いを見ればこの曲数も当然の帰結であろうと思われ驚くに値しない。驚くべきことはこれまでのタイトルホルダー、即ち38曲がベスト10入りしたというアーティストである。そのアーティストとは誰を隠そう田原俊彦である。トシちゃんはアイドルとして割と息長く活動していたし、その後はドラマに出て主題歌を歌ったりしていたからこんな記録を打ち立てられたのだろう。さすがは「俺はビッグ」と宣っただけのことはあるなあと思い返してみる。トシちゃんといえば「にんじん娘」とか「哀愁でいと」とか「ごめんよ涙」ぐらいしか知らないのにねえ。ちなみに3位がTHE ALFEEの37曲、4位がSMAPとZARDの35曲となっているらしい。確かにみんな息が長いなあ。戻る↑
    7月26日(月)「TSL就航順延」
    テクノスーパーライナー(TSL)という海上を時速80kmもの速さで疾走する不思議な船がある。水中翼船並みの速さを誇るが規模は普通の船と同等でありこの船の開発は島国日本にとっては福音となることが予想されている。しかしながら現時点でこのTSLが就航しているのは島原−熊本間および清水−下田間のフェリーのみである。ちなみにどっちにも乗ったことがあるという話はどうでもいい話なのでほっておこう。この船は、スピードの代償に乗り心地は宜しくなく、高速で移動するため航海中のデッキへの立ち入りは激しく禁止されている。これら2航路はさほどの距離でもないため、乗り心地の悪い船室で我慢すれば何とかなる代物であったが、現在竹芝桟橋から丸1日かけて父島にたどり着く「おがさわら丸」の後釜としてこのTSLが就航する運びとなっている。これは由々しき事態だという話を小笠原から昨日帰ってきたという友人としながらビールを飲み、東京湾景を見ながら夜は暮れてゆく。ちなみに本日の会合でお盆休みの計画が固まってしまったのは良くある話で気にしないこととする。また、このTSLの就航が予定より遅れたのでおがさわら丸はもうしばらくは現役であるように思われるがいつまでそうだか判ったものじゃないのさっさと乗りに行かなければならないと思ったりもするけどいつ行けるんやろ。戻る↑
    7月25日)「入之波温泉」
    入之波温泉茹だるような暑さをやり過ごすべく朝から計画を立てる。暑いときは涼しいところに行くという判りやすいコンセプトで本日の目的地を大台ヶ原と決め、いざ出向くことにする。出先で味わい深い温泉を選ばないわけにはいかないわけであり、自遊人のパスポートをぱらぱらとめくってみたところ、「入之波温泉」というところが選ばれてしまった。入之波温泉は炭酸泉であり、温度がぬるめであるが源泉100%かけ流しの素晴らしい温泉で、日頃の疲れが癒されてしまう。隣でおくつろぎになられていたお兄さん方の背中に描かれた絵は洗っても落ちないという特殊な技法が用いられているようであったが、馥郁たる温泉を前にしては殺伐とした気配は消え失せ、いい温泉ですなあという会話が自然と出てくる。そんな温泉をあとに、今の季節の旬である柿の葉寿司なぞを頬張りつつ車を大台ヶ原へと進める。途中壮大なループ橋などを体験し、元大台ヶ原ドライブウェーの県道をくねくねくねくねひた走って無事到着。大台ヶ原は実ははじめてきた場所であり、下界とは別世界の涼しさを体験する。雨のメッカとして名高い大台ヶ原であるが、本日は晴れており、熱帯雨林のジャングルではなく夏の高原という感じであった。ビジターセンターで、「お前らが来るようになってから大台ヶ原の自然は無くなってきたんじゃゴルァ」という説教を垂れている展示物を鑑賞し、涼しいを通り越して肌寒い中茶店でストーブにあたるという究極の避暑を体験して山を下りる。その後は久しぶりに走ってみるかと元行者還林道(現一般国道309号)経由で帰宅。富田林で来週のPL花火大会の規制の標識がすでに出没しているのを見てしまい、日本中にその名を轟かせている大イベントのスケールのでかさを少し感じてしまった。戻る↑
    7月24日)「歌舞伎鑑賞」
    会社の厚生会で本日は歌舞伎を観ることと相成った。会社の厚生会では「普段は立ち寄ることのないもの」というコンセプトでどのイベントに参加するかを考えており、昨年一昨年は宝塚歌劇鑑賞であったのはすでに書いていることである。今年は宝塚歌劇創立90周年なので「多分チケットが取れないでしょう」という凡そ意味不明なょゎょゎな理由で最初からその選択肢が潰されてしまった次第。11代市川海老蔵襲名披露緞帳%お旦は伊藤園さて、そんな歌舞伎であるが、生まれて初めて観るとあってそれなりに期待していってみた。本日は市川新之助改め11代目市川海老蔵襲名披露とあって思わぬ拾いものをしたように思われる。ついつい物珍しさも手伝ってか、腰に下げたデジカメで松竹座の写真を撮りまくり、余り区別が付いていなかったということもあってか演目中も写真を撮っていたところ、ホール係のおねえさんがこちらに迫ってきて、2つ隣の席でけつまずきながらも、「お客様、撮影はおやめください」と死んでも喇叭を離さなかった木口小平の如くのものすごい形相であった。木口小平が死んでも喇叭を離さなかったのは死後硬直の所為ではないかという意見もあるがそれはこの際どうでもいいことで、鬼気迫るお姉さんにデジカメを没収された後も観劇は続いたが、幕の間に別のお姉さんに「ちょっとツラ貸しな(一部意訳)」と呼びだされ、デジカメに写っていた写真を消去するように凄まれる始末。「他の写真も撮ってるんですけど」とひとまず言い返してみると「確認しました」という身も蓋もない返事が返ってきたので大人しく劇中の写真だけを消すことにした。木口小平のようなお姉さんと「ツラ貸しな」と凄んだお姉さんの監視の元で、「この画像は駄目です」「この画像は問題ないです」という判定をお姉様方に一任された状態であくせくと画像を消し、消し終わったらデジカメを返してくれるのかと思ったら「お芝居が終わるまでお預かり致します」という鉄壁の布陣を敷かれてしまう。そんな趣深い歌舞伎であったが、ちょっと痒いところに手が届きすぎているきらいのある音声案内を受けながら楽しく観劇し、春日八郎の「お富さん」の原作なんかを観て帰宅。日本の古典芸能を満喫できたいい一日であった。戻る↑
    7月23日(金)「温泉に纏わる話」
    週末ともなれば日本中をぶらつくということを行っている人間にとって、温泉というものにはほぼ毎週はいる。温泉をどう考えるかについて熱く語る人がいるのだが、温泉の良さを味わうのだから体を洗うことをなんてとんでもないという意見があったりする。体を洗うためにシャワーが設えてなければならないなんていう日常を持ち込むんじゃねえ、と言いたげである。日本の現状からいえば、湧きだした温泉に成分が含まれているか、あるいは成分が無くとも暖かければよいなどというザルのような温泉法という絶妙な法律をクリアできる温泉は数多あり、そのほとんどが湧出量の少なさをカバーするべく循環式となっている。必要以上にでかい浴槽を作っているのが原因という意見もあるがそれは置いておくとしよう。また、ふるさと創生資金とやらで馬鹿みたいにどこの自治体も掘ったので、温泉が増えすぎたということもあるがそれはまたどうでもいい話である。そして循環式のお湯は軒並み塩素消毒されるものである。我々が塩素の匂いということで思い浮かべるプールの匂いは塩素とアンモニアが反応してできた物質の匂いであり、アンモニアの調達先を問わないのがマナーというものである。そんな循環式の温泉を温泉と呼んでいいのかと熱く語っている人がいるのだが、旅先で風呂替わりにはいるのであれば、それでも良いと思ってしまうのが現実では無かろうか。味わい深い温泉と近代的循環式温泉はそれなりに棲み分けがなされていればいいわけであり、時に臨んで、あるいは目的に応じて使い分けることが肝要であると思われる。戻る↑
    7月22日(木)「野球界の問題」
    MSNのジャーナルでマーティー・キーナートがネタに困ったときに繰り返し使っていたネタが今現実のものになろうとしている。べつに毎度毎度のオリンピックに日本の各テレビ局がイメージソングを設定したり、スポーツとは全く関係がない中居君をキャスターに据えることが問題だと言いたいわけではない。これまで好き勝手やってきたのは現状のシステムを維持することが前提であり、まあ言わしとけそのうちくたばるだろうからと思っていたのだが、システムそのものを変えようとしているときに自分の利益しか考えないと言うのは余りにも問題がありすぎる。このわけの判らんクソジジイは、自分のチームが人気球団で自分のところは必ず潤うと信じて疑わないらしい。現在テレビ局がゴールデンタイムにナイター中継をやってどれだけ数字が取れているのかということを考えるだけでもその凋落ぶりは明らかであり、何かしら手を打たなければチームを減らすことは単にジリ貧を招くだけである。セリーグの他の球団が2リーグ制で行こうという話し合いを持ったという時点で「うちをのけ者にするとはいい根性しとるやんけえ」とばかりに「そんじゃ俺はパリーグに行く」と言い出すあたりを傲りと言わずして何というのか。このままこのクソジジイのいうままに1リーグ制になると、早晩日本のプロ野球は崩壊するであろう。あとで思い返してみたら、このときがターニングポイントであると思われる気がしてしようがない。しかしながら張本人のこのクソジジイは、日本のプロ野球が崩壊した時はすでにこの世にいなさそうなので、自分の間違いに気が付くことはなさそうである。憎まれっ子世に憚るというから、もしかしたらそのときまだ生きているのかも知れないが。戻る↑
    7月21日(水)「電池交換」
    旅行中に腕時計の進みがおかしいことに気が付き、いよいよデソチピソチかと思っていたのだが、今朝になってあっけなくご臨終を迎えられた。この時計とのつき合いは長く、高校に入ったときに買ってもらった記憶があるから下手をすると人生の半分近くはこの時計と共に歩んでいることになる。そんな思い入れのある時計なのであるが、文字盤のガラスはサファイヤガラス、金属部分はチタン、おまけに10気圧防水と必要以上に堅牢で、それ故草津の湯につけようとサウナに持ち込もうと全くもってびくともしないのである。サウナはきっと宜しくないだろうけどこの際どうでもいいことにしておくとして、本日時計屋に電池の交換に出向いた次第。しかしながら10気圧防水が徒となり、一旦裏ぶたを開いて電池交換したあと閉めたとしても、きっちり閉まったかどうかはメーカにチェックを依頼しなければならないんだそうでそれ故3週間ほどかかると言うことである。以前、といっても7年ほど前に電池交換したときもそんなことを言われたのでそれを知ってはいたが、3週間とは今のご時世悠長だねえと思いたくもなろうものである。時計屋のおねえちゃんとの語らいで、「電池の寿命は長くて2年ですねえ」という話になり、一体僕の時計の電池はなぜこんなに長生きするのだろうかと真剣に考えてしまう。アラームも鳴らなければ光るわけでもない、シンプルに長針と短針と秒針を動かすことにしかエネルギーを使わないからだといわれればそれまでだが。ということで当分は腕時計無しの生活を送ることとなった。車や携帯を修理に出していると、その間は代わりのものを宛われるが、腕時計に限ってはそういうことはないらしい。7年ほど間に電池交換したときはどうやって凌いだのか不思議で仕方がなかったりする。戻る↑
    7月20日(火)「名前に纏わる話」
    最近つき合いが悪い友人と昼飯を食べていたら、奥様が出産間近と言うことらしい。とりあえず超音波診断で男の子だということはわかっている様子。子供の名前を決めているのかという話になり、「なりゆき」という名前をお勧めしたところ、「計画出産です」ということなので敢え無く却下されてしまう。名前とは難しいもので「わきのかおり」という人が本当にいたと言う話をすかんちのローリーが確かタモリ倶楽部で話していたことを思い出す。そういえば僕の名前も当初は別の名前であったはずで、もしその名前を名付けられたら多分今とは違う人生が展開されていたことだろう。冷静に考えれば名前とは重要この上ないのに親の独断と偏見で簡単にきめていいのかと思ったりするが、まあそんなものだろう。どうでもいいことは熱心に議論されるが大事なことは独断と偏見であっという間に決まってしまうものである。ということは、逆に考えると親類縁者が集まって名付け大会を挙行したところでその子供は大した人間にはならないといえるのか。戻る↑
    7月19日)「国宝姫路城」
    砂湯朝宿を出て、早速湯原温泉の露天風呂である砂湯に向かう。砂湯はすでに3回ほど来ており、心地よい露天風呂を満喫する。休みの日であり、無料であることも手伝ってか、湯船は地元の子供の格好の遊び場となっており、都会のひねくれたガキとは違う何かを感じ取ったりした。露天風呂でまったりしたあと、奥津温泉に向かう予定であったが、目当てにしていた温泉場が本日は閉まっているとのことなので急遽予定を変更して神庭の滝へと向かう。この滝のスケール(落差)は西日本では3本の指が入る代物であり、写真を撮りまくりであった。姫路城滝へのアプローチの途中に無料休憩所があり、そこには日本の滝100選に選ばれた日本各地の滝の観光案内ポスターが集められ、次はここできっといい写真を撮ってやるぜなどという訳の判らない妄想に取り憑かれているあたりに何か危機感を覚えたのだが、それは明日への活力につながるのだろうという極めて前向きな判断をして気にしないこととした。滝への道を進むと猿がおり、観光客に程よくなれているため襲いかかることもなく、それでいて餌だけはしっかり狙っていそうな感じであったのが今ひとつ気にくわなかったが、絶好の被写体となってくれたので文句は言わないこととする。その後は久世から高速をひた走り途中で飯を食って山崎から姫路を目指し、いざ国宝姫路城を目指す。安土桃山時代の最高傑作という呼び名が高い城であるが、実際は江戸初期にほぼ現在の形となったものであり、天守閣に辿り着くのが困難を窮める素晴らしい要塞である。数多くある門を通り抜ければ、必ず天守閣が拝めるというか天守閣から常に見張られているという恐るべき配置の妙は言うまでもなく、漆喰の壁の美しさなどどれを取っても当代随一の名城であった。その後友人を姫路駅まで送り届けて帰宅。うまいもの、温泉、旨い酒に囲まれた幸せな3日間であった。この場ですでに次の旅行のプランが話し合われているところにエンドレスである何かを感じずにはいられなくなったりするがまあいいか。戻る↑
    7月18日)「旅館大橋」
    旅館大橋心地よく目が覚め、旅館の朝飯を食べつつ本日の計画を練る。いつも出かけるときは予定をきっちり埋めるわけではなく、だいたい半分ぐらいは決めておき、あとは時間が余ったりするときに思いつきで行き当たりばったりの行動を取ることが多いのだが、今回は「温泉三昧」というコンセプトで旅行をしており、そちらをメインに計画を練ることとしていた。しかしながら昨日の酒の席で「コウノトリ但馬空港にはYS-11が展示されている」という話になり、それを聞いた友人が見に行きたいということになったので、朝一からそちらに出向く。YS-11の名前の由来は諸説あるようで、実際に営業マンとして世界中でこの名機を売り回った人物が今月の「私の履歴書」で展開しているくだりとは異なる説明がなされていたのが趣深い。この航空機が製造されたのは高々50年前のことなのに諸説入り乱れというのは随分と不思議なことではあるが、「こういう意味も兼ねてYS-11という名前にしたんです。」というのがいろいろあるからではないかと思ったりもする。そんなコウノトリ但馬空港を後にし、当初は岩井温泉に向かう予定であったが、「今日は入れません」という断られ方をしたので湯村温泉に向かう。温泉町役場に車をとめて薬師湯でまったりとし、腹が減ったのでここはひとつ但馬牛でも食ってやるかという話になってうまい肉との邂逅という至福の時間を過ごす。その後は海岸沿いを走って鳥取に出向き、海岸で飛び込みに興じる地元の子供達をEOS kiss Digitalで撮影する。連写モードが使えるとこんなに楽しく写真が撮れるのかというのが大きな収穫。そのあと三朝温泉に向かうが、野郎ばかりの時は何の遠慮もなく向かうであろう河原の湯を今回は素通りし、旅館大橋の風呂を堪能する。実はこの温泉が記念すべき自遊人パスポート第1湯目となり、ただで入っているのに風呂上がりにクーラーの効いたロビーでくつろいで冷たい水まで貰い、素晴らしい温泉に感動を覚える。そのあとは車を湯原温泉に向け、夕方には無事到着。宿の風呂を満喫し、昨日の続きで宴会を開始する。戻る↑
    7月17日)「天橋立」
    天橋立3連休ともなればどこかに出かけずにはなるまい、という考えが当然と思うようになって何年経つのだろう。しかしながらそんな感傷に耽ることなど無く、今週は友人と温泉三昧である。まずは天橋立を目指し、名物の浅蜊で腹ごなしに勤しむ。人心地付いたあとは自転車をレンタルし、日本三景の一つである天橋立を疾走する。天橋立は海水浴場という一面も持っており、観光地にいきなり水着のおねえちゃんが現れるという嬉しい事態もあったが、目の保養もそこそこに傘松公園へと急ぐ。股のぞきを堪能し、炎天下で食べる黒豆金時アイスに感動していざ次の目的地を目指す。出石そば時間が予想以上に余ったので経ヶ岬灯台を目指し、伊根の船屋を眺めたり、浦島神社といういささかパラダイスめいた神社に出向いたりする。そのあと出石でそばを食らい、本日の宿泊地城崎に到着。城崎の宿に泊まれば外湯が無料になるため、いつも立ち寄りでは「他の外湯に比べて高い」という理由でいまだに入ったことがなかった駅前の「さとの湯」に入り、確かにゴージャスだけど値段をそこまでぼったくる必要があるのかとぶつくさ言いながら屋上の露天風呂で港に打ち上げられる花火を眺めていい気分になる。風呂上がりに地ビールのサーバで一杯引っかけ、そのあと最近改装した柳湯に入る。宿に戻り、芋焼酎を飲みつつ夜は更けていった。戻る↑
    7月16日(金)「チャーター便」
    JALはクラスJの特典マイルを必要以上に配りますという作戦に出ているが、いくら座り心地の良い席に座ろうとも隣のおっさんと殺伐とした肘掛け争奪戦を繰り広げたり(肘掛け争奪戦ということは起こりえないというツッコミは無し)、隣の席の人が異様な臭気を発していたりした日には金を返せと言いたくなろうものだ。それよりも隣に矢田亜希子が座っているのなら、できれば狭い席の方が「クラスJ」と呼べるのでは無かろうかと宣伝ポスターを見て思ったりもする。さて、そんなわけで飛行機にはそれなりに乗っているが、いまだに一度も「チャーター便」という誂えの便には乗ったことがない。誂えられる理由としては「団体臨時便」というのが一番妥当であるが、北朝鮮からインドネシア経由で日本に一家がやってくるためというのもありである。定期航路があると思われるがそれを利用しないのは国家の様々な思惑もあるし、警備上万全を期すことが凡そ難しいと言うことなのではないかと考えたりもする。日本政府がチャーター便の調達に掛かるとなればお声が掛かるのはANAとJALの2社であり、飛行機をゴールデンタイムにガンガン映せるというまたとない宣伝の機会であるためどちらも気合いを入れているのは疑いようがない。しかしながら入札で全ては決まるわけであり、平壌(FNJ)-ジャカルタ(CGK)はJALが舐めた金額を入れており、それに対して小賢しくANAが5万円で落札した。これに危機を強めたJALはジャカルタ(CGK)-羽田(HND)をなりふり構わず1円で落札したということである。1円は言うに及ばず、5万円でも大赤字であり宣伝効果無しにはその金額は出せないのだなあと思ったりする。戻る↑
    7月15日(木)「「青年」の定義」
    一昔前に女優が結婚する相手は「俳優」「プロデューサー」「青年実業家」と相場が決まっていた。俳優は職場恋愛であり、プロデューサーは「君の人生もプロデュースしたい」という意味不明な台詞にくらくらしたものであると想像することは簡単である。しかしながら「青年実業家」は意味不明である。出会うきっかけがあるとか無いとかどうやって出会うのかという問題の以前に、その凡そ意味不明な職業名に興味を持たずにはいられない。まず、「青年」という言葉の響きであるが、NHKでの「青年の主張」の「青年」は概ね20代前半を指していると思われる。しかしながら「青年実業家」の「青年」は概ね30代を指し、「青年商工会議所」の「青年」は40代を指すことが多い。日本語というものは絶対的なものではなく相対的なものであり、「青年」という言葉が指し示す年齢層は斯くも幅が大きい。相撲の世界では30代で「年寄株」を持っている人もいるし、政治の世界では60代で「ニューリーダー」と呼ばれるのはどうしてということを漫談で牧伸二はネタにしていたが、これは多分相対的に年寄りだとか若いとかということを言ってるからに過ぎないと思われる。そのような凡そ意味不明な青年実業家は近年なりを潜め、変わって女優のお相手として近年クローズアップされているものにIT関連企業社長(年若い目)というのがある。青年実業家とIT関連企業社長の共通点は、「ちょっと薹が立った女優であり、金が無くがむしゃらに働いていたときには目映いばかりの存在であり一発やる事など叶わぬ夢だと思っていたが、金を手にすることにより出会うことが適ったのでゲットできた今となってはウハウハだけど近いうちに鼻について別れることが既定路線であると会見に来た記者は信じて疑わないという微妙な存在」という身も蓋もないことになるのだろうか。一応青年の枠には入ってるみたいなので考えてみたりする。考えても仕方ないけどね。戻る↑
    7月14日(水)「休日返上通告」
    会社に入ってからというもの、毎年夏は必要以上に忙しい。おかげで夏バテをしている暇もなく結構なことだと思わないことにはやってられない。今年もご多分に漏れずで、本日課長から「8月は土日出勤してもらうかもしらんから宜しく」と通告された。一昨年はこけることが判っていたプロジェクトで忙しく理不尽な思いを、昨年はもしかしたらうまくいくかも知れないプロジェクトで忙しい思いを、そして今年は多分うまくいくだろうプロジェクトなので期限がパンクチュアルであり必要以上に忙しい思いをすることになるらしい。年々仕事の成功確率が上がっていることは喜ばしいことかも知れないが、仕事がうまくいきそうになるほど仕事が忙しくなるのでその辺はどうにかしてもらいたいものである。ということで、最近更新が遅れがちの日記であるが、来月は更に遅れることが予想されますと今から宣言しておくことにしよう。戻る↑
    7月13日(火)「体調不良」
    朝から会議で議事録を担当であったため、普段であれば気楽にやり過ごす会議を必要以上に真剣に聞き入る。僕が議事録担当となったときに限って会議は必要以上に紛糾しているように感じられるのだが、それは普段真剣に会議に挑んでないからだろうといわれればそれまでだが、二日酔いの頭に理解不能なやりとりは殊の外堪える。昼過ぎにはようやく持ち越し効果も消え、昼からはなぜか確定拠出年金の説明会などというイベントが催され、先日来の睡眠不足解消に大きく寄与してくれたりする。某生保系シンクタンクから来た人が前で一生懸命しゃべっているらしいが、睡眠不足の解消に忙しく、はたまた財政に関して門外漢であるため説明は頭に入らない。会社としても説明義務を果たすべく執り行っているこの説明会は通過儀礼であり、説明のために用いているPowerpointは使い回しの感が拭いきれない。説明会の最中に終わったら会議に出てくれと言われ、本日はほぼ一日仕事をすることなく終わってしまった感がある。たまにはこういうのも良いかなと思いつつ、自宅でヱビスのハーフ&ハーフを飲みながら録画した東京湾景を観る。手足が長くて乳のでかい芦屋小雁こと佐藤江梨子は今後どういう役どころを演じるのだろうかと考えつつ、ソニンたんよりも韓国人ぽい大鶴義丹の母親の圧力に感動する。戻る↑
    7月12日(月)「一足早く祇園祭」
    祭りのように何の余韻も与えない選挙も無事終わり、ふたを開けてみれば与党の獲得議席も野党の獲得議席も全くと言っていいほど変化していない。変わったのは民主党が共産党の議席を奪っただけである。2大政党制への移行をどう考えるかというのは複雑であるが、都市部にのみ支持層があるという脆弱な野党しかなかったこれまでとは違い、地方にもそれなりに支持層ができたというのはこれまでになかったことである。さて、そんな話はおいといて、本日は祇園祭の宵々々々々山ということで、鉾立もほぼ終わりお囃子の稽古が始まる頃である。人でもそれほどではないので実はまったりと山鉾を見るには狙い時であり出かけてみることとした。夕方になり涼しくなり、見物人も少ないため鉾は見たい放題であり、かぶりつきで堪能し縁起物の粽を買って飲みに出かける。eau de vieで久しぶりにうまい酒と飯を堪能し帰宅。月曜日からの飲み過ぎだという意見もあるが気にしないこととする。戻る↑
    7月11日)「年金を破綻させない方法」
    本日は国政選挙である。近年の投票率の低下は政治への不信と無関心が原因とされているが、それは全くもって当たっていない。国は国民に対し明確な将来のビジョンを提示せず、このような制度を作ることによって具体的にこのような国を作っていくという指針も示さないため、国が国民に政治に無関心であるように仕向けているからに過ぎない。日本で普通選挙が施行されるまでは、「てめえら愚民どもは黙って搾取されてればいいんだよ、そんでもって我が大日本帝国は世界に冠たる国家になるんだよ」という明確なビジョンがあった。日本国憲法の前文にある「国際社会において名誉ある地位を占めたいとおもふ」というのはその名残なのかも知れないが、今の日本にそのようなビジョンを示すことができる政治を行っているとは思えない。国民は長期的展望に立つことなどできず、日々あくせくと明日のご飯の心配をするのが精一杯であり、そのような慎ましやかな生活をおびやかす年金の改正や消費税の値上げに誰も賛成しようとしない。過去を振り返り右肩上がりの生活を望んでいるが、今の現状を考えるとそれはできそうもないことである。だからといって、「将来ものすごく悪くなるから、今のうちからだんだんと悪くなることに慣れておきましょうね?」ということを言われても納得できるわけがない。現状維持を訴える政党もあるが、それこそ問題を先送りしているだけであり、世界に冠たる土建国家日本は公共事業無しではやっていけないのである。社会を取り巻く閉塞感を打破する方法として戦争以外に持ち合わせている手段がないため、アメリカはいそいそとイラクの侵攻に躍起になっているのである。日本が今後年金を破綻させないためには、今の国民につまらぬ負担を強いることよりも日本への移民を受け入れることが肝要である。これで人口は減ることもなかろうし、必要以上に高騰している人件費も抑えることができるであろう。また、必要以上に草の根レベルでの国際化は進むだろうし、真剣に治安維持に努めなければならないので、ぬるま湯の島国根性も改善されるのではないかと思ったりもする。多分学校の外国語教育もそれなりに熱が入ることだろう。戻る↑
    7月10日)「鳴門の渦潮」
    鳴門の渦潮「鳴門の渦潮が見たい」と親に言い出され、急遽プランを練ることとなったのが昨日の夜である。渦を見るためには干潮か満潮の前後1時間程度が宜しかろうなどという無駄な知識を繰り出しつつ、時間を逆算し、道路の混雑する時間帯を避けてなおかついつもとは違う経路で途中は景色のいいところをという複雑怪奇な計画を練った結果、なぜか出発が午前7時半ということになった。本日は雨が降っており、生憎観光日和とは行かないであろうと過度な期待をせずにいざ鳴門へ。計算は的確になされたようで、予定通りに鳴門に到着。しかもこちらに来てみれば天気は快晴とあって、素晴らしすぎる的確なプランの組み方を自画自賛したりする。立ち寄った記念館では鳴門の渦のできるメカニズムについて詳しく説明がなされていたが、関西人の要望に応えるものであろうか「海の底に栓があってそれを抜いたから」という大胆な仮説が打ち立てられ、わざわざ潜って探索し「海底に栓はありません」というベタな報告までしてくれるかゆいところに手が届く展示に少し感動する。潮流の速さが原因であるということから、渦潮の正体はカルマン渦であろうことは想像が付いていたが、カルマン渦ゆえにどこで渦が発生するとか、いつも同じところで蜷局を巻いているわけではないとかという自然の気まぐれのため、「渦が見れなくても怒らないでね」という予防線がはられているように無意識に感じ取れるものがあったりする。世界最大級の道路鉄道併用橋である大鳴門橋の鉄道計画地に作られた「渦の道」は行政お得意の計画頓挫に伴う空きスペース有効活用方法であるが、渦を間近に見ることができるのはここしかないということからその辺はチャラにしてやってもいいのではないかと無責任に思ったりもする。その後車を坂出に走らせる。途中さぬき津田SAでセルフさぬきうどんを親に体験させ、そのあとは「おか泉」でうまいうどんを堪能する。四国からの脱出にこれまた橋を使うのは芸がないことであるし、朝から運転しっぱなしなのでいささか眠いためフェリーを利用して宇野に上陸する。そっからはいつもの如く快適な経路で帰宅。戻る↑
    7月9日(金)「ストライキも必要かも知れないが」
    プロ野球の選手会がオーナー達の傍若無人(「ぼうじゃくむじん」と入力したら「ぼうじゃくぶじん」の誤読ですというメッセージが:ATOKですなあ)な立ち振る舞いに憤りを覚え、「いざとなったらストライキするんじゃゴルァ」と言ってみたところ、「勝手にストライキでも何でもやったらええんじゃゴルァ」という返事だったらしい。ストライキは労働者の権利であるといいたいのは判るが、それは世間的にコンセンサスが得られるシチュエーションで初めて有効となる手だてであって、結構な額をもらっている選手が正面切ってやることではない。航空会社にはパイロットだけで構成する労働組合があるが、その組合が賃上げを言い出したりすると叩かれるのに似ているような気がする。選手は己の知名度を活かして、「わしらで新しいリーグを作ったるんじゃ」ぐらいの気概を見せてもらう方が良いと思うのだが。ちなみにストライキで試合が行われなくなることにより、ファンが減ってしまうことは10年前の大リーグですでに経験済みであり、アメリカよりもファン層が薄い日本では尚のことその後の野球離れが危惧されようものである。ただし、この度のオリンピックではプロ野球選手を派遣するのだから、その間のペナントレースはお休みすることにしてはどうだろうかと思ったりする。別にこれは阪神がちょうどその時期「死のロード」に出かけるため、その間お休みにしておけばいいんでないかというファンの勝手な申し出のつもりはない。ちなみに労働組合の話を本日出したのは、うちの会社の労働組合がボーナスの額で必要以上に熱くなり、本日もらえるはずのボーナスの支給が遅れたからでもない。戻る↑
    7月8日(木)「今更ながら東京湾景」
    世の韓国ブームを受けて、目敏く強かに生きようとフジテレビは月9にその手のドラマを出してきた。韓国に対していかなる感情を持っているのかはさておくとして、幸が薄そうで貧乳な女性に目がない人間にとって、仲間由紀恵の主演ドラマを外すわけにはいかない。反対側からレインボーブリッジを渡って品川に行くという設定はフジテレビのお膝元であるお台場がスタートというかなり安直な設定のように見えるがそれは穿ちすぎで、夜景の綺麗なところという設定を辿れば、東京湾で向かい側で橋が架かっているところはここを除けば木更津と川崎になってしまい、同じ海を見るにもほどがあるし、早々木更津に東京無線のタクシーは流していないものだ。録画した第1回目を本日ようやく観ての感想は、仲間由紀恵は昔からいる顔の女性なのだなあということと、石坂浩二は昔から老け顔なので、デフォルメした昔の写真(仲間由紀恵とのツーショット)に違和感がないということであった。とりあえず今後の注目点は、すでに相手にばれているにもかかわらず、仲間由紀恵が自分が韓国人であることをいつどのように切り出すかということと、哀川翔の時を経ていい味を出すようになってきた演技である。それにしても佐藤隆太はいつも人のいい後輩役ばかりで、将来小倉一郎の座を狙っているのではないかという勝手な想像をしたりもする。それにしても血は争えないという判りやすいコンセプトは近年の複雑怪奇なドラマに対するアンチテーゼなのか原点回帰なのか。戻る↑
    7月7日(水)「うえぺけ号点検」
    愛車うえぺけ号が納車されて早7ヶ月が過ぎた。これまでの走行距離は27000kmとぼつぼつ順調であり、当初の予想を上回ることもなければ下回ることもない結果である。現時点でうえぺけ号が踏破した都道府県は38都府県を数え、次の長期休みでその大部分が踏破される予定となっている。とまあ生活の一部となっている車であるが、ディーラーから定期点検のお知らせがやってきた。どっか調子の悪いとこがあれば直しますということらしい。一般的には6ヶ月点検というのは初めてエンジンオイルを交換するらしいが、それを真に受けていたのでは今頃うえぺけ号はノッキングを起こしまくりである。すでにオイルは5回、オイルエレメントも2回交換しているのでディーラーのおっさんも「よう走ってはりますなあ」という不思議な営業トークを繰り広げる他はない。とりあえず明日一日は入院ということである。平日に使うことがないので全然問題がないのであるが、毎日通勤で使う人にとって定期点検はどのようにしてやり過ごしているのか疑問の沸き上がるところである。休日にやるという至極当たり前の結論もあるけれど、休日車で出かけられないのはどうなんですかという素な質問をしたくもなる不思議な性分である。多分半年点検が済むと、左後ろの擦ったところなおしませんかという頼まれもしない見積もりが届くのだろうけど、当分の間は放置プレイしておくことにした。戻る↑
    7月6日(火)「ジミー大西画伯」
    こころの病というのは近年になるまで注目されることがなかった領域である。都市での生活は人と関わり合う許容範囲を超える何かが要求されるため、その対処法として人付き合いを薄くしてやり過ごす方法、キャパシティを高める方法、玉砕する方法が提唱されている。最初の2つはさておき、最後の方法は多くの人が望む物ではないが、その選択肢を選んでしまった人は少なからずおり、そんな人が社会生活をする上で薬物の助けが必要となるのはやむを得ないことである。しかしながら肉体的には何の支障もない(ように見える)のにそのようなことをするのは弛んでいるという意見を持っている人も多く、世の中とは難しいものである。世の中がアニマル浜口と浜口京子ばかりであれば何事も気合いで乗り越えることができるだろうし、そのようなことを実践している人はもとよりキャパシティが高い人なのでなかなか普通の人の悩み事を理解できないものである。しかしながら、こころの病に対して最も強い人はそういう気合いに満ちた人ではなくて、そのような病の存在を知らない人ではないかと思ったりもする。そんな中、某製薬会社は「Heart カレンダーコンテスト」を実施し、うつ病など“こころの病”を抱えた人たちが描いた絵画を募集するという。優秀賞作品を同社が作成する「Heart カレンダー」に掲載するらしいのだが、特別審査員として画家のジミー大西氏が参加している時点で本当にそんな絵画を選び抜くことができるのだろうかと素朴な疑問が沸き上がって仕方ない。戻る↑
    7月5日(月)「角刈り」
    このところ暑い日が続いており、梅雨などという代物はどこかに追いやられた感がある。そういえばこのところ2ヶ月ばかり散髪をしていなかったのですっきりさせてみるかという積極的な理由ではなく、涼しい髪型にしたいといういたって消極的な理由で本日は定時ダッシュして散髪屋に出向く。いつもなら「1ヶ月ぐらい延びた分を適当に切ってください」という判ったような判らないようなそれでいてそれなりにまとめてくれる注文を出しているのだが、本日は「暑いんで角刈りにしてください」という注文を出してみた。散髪屋の親父は「え、そんな思い切ってばっさりいかせてもろてよろしいんでっか?」という感じであったが、角刈りというのは散髪屋の腕を見る上では程よいバロメータであり、それ故いつもより必要以上に丁寧に仕上げてくれたような気がする。整髪代はいつものと同じなのでなんだか得をしたような気がするがそれはいつも大して仕事をさせていないのにふんだくられているだけなのかも。とりあえずここまで短くしたのは中学時代以来である。戻る↑
    7月4日)「ライブドア社長」
    小野真弓タン大阪ドーム昨日友人より大阪ドームに近鉄×オリックス戦を見に行かないかと誘われ、このくそ暑い中ドームだからきっと大阪ガスのガスヒーポンでも効いてるだろうと想像し、普段は滅多に見ることのないパリーグの試合を見に出かけた。ビールの売り子や、グランドでバットやボールを運ぶおねえちゃんの品定めをやりつつ、やっぱりファウルボールをチェックしているスタンドの係員のおねえちゃんが一番可愛いなあという野球そっちのけで貴重な見解を得ていたところ、にわかにスタンドが騒がしくなった。ガキのまま大人になったとしか思えないくせに「近鉄を買う」とのたまったIT産業のデブ社長が試合観戦に来ていたらしい。そのデブ社長がライトスタンドの近鉄ファンの聖地に出向いて大騒ぎとなり、どう考えても偶然であろうが、まさにそのときに逆転打が飛び出し近鉄が勝ってしまった。試合の後も球場の外では「堀江コール」が沸き上がり、絶対に買うことができないという状況を見据えた上で「買います」と名乗りを上げればこれだけ反響が来ることは予想できるし、予想通り買えなかったところで悪いのは旧態依然とした他球団のオーナーであると思われるため巧みな宣伝だなあと思ったりもする。本日の最大の収穫は小野真弓タンのほっぺにも「BUFFELOES」と書かれていたということだろうか。そのあと友人宅に出向き、ひとしきり騒いで帰宅。週末をこんな風に過ごすのは久しぶりであった。戻る↑さて、本日はええもん見せてもろたという感じだが、今後の展開が気になるところ。
    7月3日)「食いだおれ温泉」
    本日は山崎のサントリーウイスキー工場に出向き、原酒テイスティングツアーに参加する予定であった。しかしながら予定時間になっても待ち人来たらずであり、帰宅してその旨を問いただしたところ「明日と思っていた」という至極真っ当な返事があった。確かに「この週末」という表現をしていたので勘違いを引き起こす要素は多分にあるのでこればかりは致し方ない。ということで思わず暇になってしまったので、久しぶりに未走国道を塗るという活動に出向くこととした。丹後の未走区間を走りつつ、久美浜温泉でまったりと源泉かけ流しの湯につかる。この温泉は確かに源泉かけ流しであるのだが、露天風呂にどでかい銅像があり、どうやらこの温泉をほったおっさんであるらしい。しかもそのおっさんが実は大阪の「食いだおれ」の創始者であるらしく、そんなおっさんに睨まれつつ落ち着かない温泉をまったりと堪能する。そのあとは南へと進路を取り、いつもの如く滝野社から帰宅する。しかしながら夜中快調に帰宅の途について驚いたことはその快調すぎることにあり、こんな調子で走っていたらいつかかなり痛い目に遭うのではないかと自戒の念を強くしたりする。戻る↑
    7月2日(金)「進歩するカーナビ」
    カーナビゲーションシステムは、GPS(Global Positioning Sysrem)が軍事目的だけでなく民間でも利用できるようになりようやく実用の目処が付いたという代物である。それ故いまだに日々進歩を遂げており、日々使い勝手のよい製品が生み出されている。カーナビの普及は進んでおり、うえぺけ号にもご多分に漏れずカーナビは搭載されている。カーナビは目的地までの道案内を目的としているのだという事はいうまでもないことであるが、実際は今走っている道で間違っていないかという確認や、ドライブの退屈なときに思わぬ名所を発見したりして会話を盛り上げることも重要な目的であると思われる。それゆえに今の状況を的確に表し、なおかつ大容量のメディアで供給されるカーナビが熱望されるのであろうと考えていたりする。この度、SONYが売り出したカーナビは「東京23区と大都市の5000カ所の交差点をカーナビ上に3Dで表示致します」なんていうのを売りにしている。このカーナビは道の確認や退屈しのぎには大変有効であるためよいことであると考えられるのだが、このコンセプトは明らかに間違いである。なぜならば、公共交通が十分に発達している大都市のど真ん中に車で向かうなどという馬鹿げたことを本来はするべきではないからである。よしんば都心に出向き、その光景がカーナビ上で再現されたとしても、それは激しい渋滞の最中にあり、「そんな綺麗な絵で表示してもらわんで判るっちゅうねん」とツッコミを入れてそうな気がする。戻る↑
    7月1日(木)「選挙に行こう?」
    選挙ポスター参議院議員選挙が近々執り行われるということで、各政党はこのときにしか流さない不思議なイメージCMを各メディアを通して垂れ流し、中身の伴っていないマニフェストも今となっては時代遅れであるかのようにどの政党もその怪しげな外来語を用いようともしない。その外来語はどうやら流行語であったようで、今回の焦点は年金と憲法改正にあるということである。年金を積立預金のような代物であると勘違いさせたことが今日の年金破綻を招いたのだという事実に目を瞑り、いまだに説得力を持たない説明を繰り返しているだけでこの収益が改善されることはない事ぐらいは誰にでも想像が付くことである。もし本当に年金が積立預金であれば、長生きすればするほど得をするなどと言う不思議なシステムが機能するわけがなく、年金が世代を超えた相互扶助でのシステムであることをなぜ認めないのかは不明である。さて、サッカーというのは若者に人気のあるスポーツであるため、サッカー選手が投票に行くことを訴えかけるCMはその効果の程が高いであろうと制作者側は甘い目算を立てているのであろうが、お茶を濁しているようにしか見えないのである。投票率を上げる方法は至って簡単で、投票しないと処罰をするのではなく、有効投票数ではなく有権者の過半数の得票を得なければ当選が認められない事にすればいいのである。初めに悪法となるであろうこの法律を定めてしまったらさあ大変である。どの候補者も他よりウチがいいですよというだけでなく、ウチに入れてくれたらこんなええ事がありますよということに余念が無くなるため少しは気合いが入ると思われるのだが。ちなみに白石美帆は余計であり、あんなCMを打つのは税金の無駄だという個人的意見はこの際どうでもいいことにしておこう。戻る↑