2004年6月

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    今月の日記タイトル一覧(クリックするとその日の日記へ飛びます)

  • 6月30日(水)「夏なのか梅雨なのか」
  • 6月29日(火)「フェラーリとジャガーの競売」
  • 6月28日(月)「健康のために」
  • 6月27日)「門司港レトロ」
  • 6月26日)「湯田温泉」
  • 6月25日(金)「大阪は水の都」
  • 6月24日(木)「講習会」
  • 6月23日(水)「スターバックスコーヒー」
  • 6月22日(火)「宿の確保」
  • 6月21日(月)「台風襲来」
  • 6月20日)「厳島神社と錦帯橋」
  • 6月19日)「帝釈峡」
  • 6月18日(金)「めがねっこの需要と供給」
  • 6月17日(木)「右翼の街宣活動」
  • 6月16日(水)「球団の身売り防止対策」
  • 6月15日(火)「新紙幣」
  • 6月14日(月)「熱い戦い」
  • 6月13日)「ペヘレイ」
  • 6月12日)「那珂湊」
  • 6月11日(金)「記載面保護シール」
  • 6月10日(木)「四年目に突入」
  • 6月9日(水)「不正改造」
  • 6月8日(火)「余計な一言」
  • 6月7日(月)「タブクリアの二の舞」
  • 6月6日)「御前崎市役所御前崎支部」
  • 6月5日)「静岡市の険しい道」
  • 6月4日(金)「ダブルクリック」
  • 6月3日(木)「切符購入」
  • 6月2日(水)「講談社情勢分析」
  • 6月1日(火)「メゴチのフィッシュ&チップス」


  • 今月の日記
    6月30日(水)「夏なのか梅雨なのか」
    地球温暖化が叫ばれて久しい昨今である。いついかなるコンピュータを駆使して計算をしたのかは定かでないが、このまま温暖化が続くと日本にはマラリアが蔓延るようになるという。昨今の降れば土砂降りという天候は熱帯雨林気候を彷彿とさせる物があるし、夏の夕立はスコールというにふさわしいなどと熱帯地方に行ったことがないのにしたり顔で話をしていたりする。そんな天候不順ぶりは本日も遺憾なく発揮され、静岡県内での豪雨は新幹線を停止させ、中央本線経由で東京から名古屋に行くという馬鹿げたことをしでかした人もいたりする。冬になると信州に出向く際に北陸道と中央道のいずれかは雪が降っていないのでどちらかで確実に辿り着くことができるという事を鑑みれば、中央リニア線という夢のような金食い路線も一考の価値はある。しかし、リニアモータカーは新幹線に輪をかけて天候の変化に弱そうなので、どでかい台風が来た日には新幹線もろとも普通になるという可能性が高く、そういう利用価値は高くないような気がする。戻る↑
    6月29日(火)「フェラーリとジャガーの競売」
    FerraliJaguar税金は納めなければならない。公務員を捕まえて「税金泥棒」というやっかみは、その気持ちを理解できない訳ではないが、必要な物であろう。自分が稼いだ金からピンハネされることを潔しとしない人もいるが、自分の稼いだ金を国家が認めているわけであり、そのための約手と考えるわけには行かないものだろうか。しかしながら税金を納めない人も多く、それ故物納を強要される人もいたりする。本日は兵庫県が強制収容したフェラーリを、大阪府が強制収容したジャガーを競売にかけているという楽しいニュースが飛び込んだ。なかなか大胆なことをする物であり、これまで「物納してもどうせ競売にかけるわけないよ」と高をくくっていた人を焦らせるには効果が十分であり、実際この成り行きが気になるところである。しかしながら税務署というのは実直だなあと思わされたのは、ナンバープレートにモザイクをかけて判らなくしているのに、車体番号はきっちりと公表しているということである。車体番号でその車の生い立ちや経歴が判るため、競売時にはその情報は公開せねばならないということは十分判るのだが、一般人が買った日には車体番号から「を、これって競売で買ったの?」と思われてしまうという思わぬ副産物を生み出したような気がしないでもない。 戻る↑
    6月28日(月)「健康のために」
    サプリメントという不思議な物体がこの世に存在し始めてから随分と経つ。正式名称は栄養補助食品と呼ぶべきであろうものだが、現在の日本人は栄養失調で困っている人などほとんどおらず、栄養の補助など必要なのだろうかと不思議に感じる人もいることだろう。これらのサプリメントの用途は、摂取したエネルギー源をエネルギーに効率よく変換する、もしくはとりあえず不要なエネルギー源は体内に蓄積するなどの作業を行うときに用いられるものであり、それ自体がエネルギーを生み出す物ではない。それゆえであろうか、「五大栄養素」にこれらサプリメントの成分は含まれており、「ビタミン、ミネラル、デンプン、脂肪、タンパク質」のうち「ビタミン、ミネラル」がそれに該当する。そのような性質を持つのであれば、なぜ一日摂取量が決まっているのだろうかという不思議な疑問が湧くのであるが、これは至って簡単で体内からは常にこれらの物質は様々な経路から排泄されており、日々供給を行わなければならないのである。さて、このサプリメントを日々「健康のために服用している」という人もいるし、「やはり同じサプリメントでも工業的に合成した物と天然物から抽出した物とでは物性が違う」と凡そ理解できないことを言う人もいる。これらの人に共通して言えることは、昼下がりにみのもんたがお嬢様方を啓蒙する生活情報番組や、日曜の夜に放映されるあるある大辞典などをこまめにチェックされているということである。健康のためならば死んでもよい((c)桂文珍)という妄想に取り憑かれた人たちをあざ笑うのは簡単である。しかしながら、日々健康で過ごすことは肉体的のみならず、精神的なバランスも要求されるため、後者の効用を考えれば許容できる物である。不必要な摂取を行っていることによる前者へのダメージはないのかという危惧もあるが、人間とはまことによくできた物で、体内に必要以上にある物はエネルギー源を除きさっさと排泄されるためこれまた問題ない。一番問題なのは、全くそんな物に興味もないし必要性を感じない人に向かって「体にいいから飲め」と強要したり、それを断ると非国民のように貶したり、「俺がこんなに一生懸命お前のことを思っているのにお前はそんなに邪険に扱うのか?」と言いたげな面持ちで迫ってくることである。そういう強要はお互いの精神的健康の観点からも喜ばしくないので放置プレイを望みたいところである。戻る↑
    6月27日)「門司港レトロ」
    SLやまぐち号帽子の貸し出し朝宿で張さんと親分の「喝」を観ながら飯を済ませ、本日の目的地へと移動する。車を返すべく新山口に向かうが踏切が塞がっており、もくもくと煙を吐き出す蒸気機関車がのろのろと移動していたりする。駅に到着して在来線の乗り場に足を踏み入れてみるとSLやまぐち号がスタンバイしていた。大都市圏で同様の列車を運行するとなれば機関車にまとわりつくマニアの引き剥がしに懸命となろう駅員が、おおらかな田舎ゆえに駅員用の帽子を貸し出して快く記念撮影に応じている。釜焚きの現場に立ち入らせてもらったり、必要以上にでかい警笛を鳴らしたりパフォーマンスにも余念が無く、汽笛と共に貴婦人は津和野へと旅立っていった。対抗するわけではないが最先端の技術を用いた交通機関である新幹線で一路下関を目指す。しかしやってきた編成はいまだに塗り替えをやっていない0系という大変レアな編成であり、10年ほど前にこの列車を職場としていたことを思い出しつつ新幹線はそれなりの速度で下関へ。下関からは関門人道トンネルを目指し、海底トンネルを徒歩で九州に抜けるという三回目の体験をして門司港へ。門司港では味わい深い洋食を食したり、古い建物を眺めたり、鉄道記念館に入ったりして前回寒風吹きすさぶ時のリベンジを果たす。門司港からは鉄道で博多に到着し、アクセスの素晴らしすぎる福岡空港でビールを飲みつつ飛行機の発着を見物する。飛行機の発着をかぶりつきで観るという特等席は工事のため利用できなかったが、離島便のある空港ならではの大小様々な機材の発着は観ていて楽しいものであった。帰りの飛行機はCAの真向かいという特等席をキープし、機内が天候不順のため揺れることも手伝ってか向かい合わせになったCAと話をしたりしてもとより揺れる飛行機が好きだったのにますます好きになってしまったりもする。その後は帰宅して爆睡。大変有意義な旅行であった。戻る↑
    6月26日)「湯田温泉」
    本日は家族旅行を決行することとなり、朝から近所のJRの駅までうだうだと歩く。時速300kmで爆走する500系のぞみに乗車して二時間、新山口駅に到着する。車内では様々な人間模様を垣間見るが、席がグリーン車であったため人間模様は必要以上に濃い割にはサイレンカーとならないのが幸いであった。レンタカー屋で車を借り、一路秋吉台を目指す。秋吉台はこれまで近寄ることのない観光地であったが、霧のかかったその雄大な景色に感動し、遥か昔からの自然の営みの成果物に悠久なるときの流れを思う。吉田松陰@牢獄土産物屋からエンドレスで流れる自称ここでしか食べることができない夏みかんソフトクリームの宣伝や、茶そばの焼きそばともいうべき瓦そばなどの未知との遭遇を済ませ、車を一路萩へと向かわせる。しかしながら萩島には目もくれず、毛利家の菩提寺となっている東光寺でその壮大な歴代藩主の墓地を観光したり、吉田松陰歴史記念館などというパラダイススポットを堪能する。パラダイスにはろう人形が多数飾られており、吉田松陰の激動の人生をコマ送りで後世の我々に紹介し、各ブースには扇風機が設置されていた。しかしながら省エネが叫ばれる昨今のため本日は稼働していなかったりすることも含めてパラダイスの要素はたっぷりであり、山口県出身の総理大臣七名のろう人形が出口で出迎えているというシュールな設定ぶりにきっと天国の吉田松陰先生も慶ばれているだろうと勝手な想像をする。その後車を湯田温泉に走らせ、本日のお宿に到着する。山口市のメインストリートから一本入ったところにある宿は大正時代に立てられた誰かの別荘を利用した物であり、出迎えてはくれたものの意思疎通が大変難しいお庭番のじじいがきっとオーナーであろうという勝手な想像を抱く。お宿の源泉かけ流しの湯を満喫し、結構な懐石料理をいただきつつゴールデンウイークに九州で買い付けた「不二才」で満足する。戻る↑
    6月25日(金)「大阪は水の都」
    本日も出張で講習会に参加である。講習会の楽しみは普段田舎で仕事をしているため、昼飯はこれしか食べるものがないという状況に追いやられているが、大都会では食いたいものがよりどりみどりであるということである。講習会で他の会社から来ているおねえちゃんと飯を食いつつ無駄話に花を咲かせ、暇だったのでその辺を散歩してみる。渡辺橋の袂にあるこのビルからは大阪八百八橋の一部ではあるがかなり多くの橋を観ることが出来、水運がもたらした富を今に伝える。帰宅したところ兄が戻ってきており、本日は新たに焼酎「五郎」を開封し、2年半ぶりにその素朴な味わいを噛みしめる。明日からの旅行に備え、さっさと寝ることにする。戻る↑
    6月24日(木)「講習会」
    職種から想像される仕事の内容と日々のデスクワークは相容れないものがあると友人から指摘されて早二年が経つが、今となってはこの不思議な環境にも慣れ、これが仕事なのだというそれなりの境地に達している。本日はそんな業務で使用するソフトウェアの講習会に出かけることとなった。毎日毎日天気予報の区分でいうところの「山沿い」に働きに行っているため、大都会のコンクリートジャングルを歩くことにはいささかの違和感を感じたりする。ソフトウェア会社は外資系であり、しかもビルの十二階などというエントロピーが異様に低く、いかにもそれらしい雰囲気を醸し出している会場で講習会は執り行われる。講習内容は判りやすくてよかったし、ジュースが飲み放題という有難い環境はこのソフトの使い勝手を向上させることにはつながらないものの評価を高めるには十分であり、巧みな情操操作がなされているような気がするが、これもまた戦略であろう。良寛ではないが、戦略が巧みで回避できそうにない場合は、その戦略に乗せられるのが身の施し方として最適解であろうと都合よく解釈することとした。帰り道ヨドバシ梅田でCD何ぞを久しぶりに買い、最近の音楽の移ろいに付いていけなくなっている自分に愕然としたりする平和な一日であった。戻る↑
    6月23日(水)「スターバックスコーヒー」
    生まれて初めてスターバックスに入ったのは、まだ貿易センタービルが無事だった頃のニューヨークで八年ほど前だった記憶がある。そのときの印象は、いかにもアメリカっぽい場末なコーヒーショップで、その割には結構コーヒーがうまいというものであった。日本に輸入されてきたこの店舗は若者の注目を集め、かなりバブリーな株価を付けつつブームが過ぎ去ると一気に低下した。おそらく底値であろうという時にこの株を購入したところ、ようやく地道に仕事をするというか日本に根付いてきたようで、スターバックスはようやく利益を出すに至ったということである。まあ、すでに日本に500店舗もあるということなので、根付いたというよりかは馴染んだと言う方が正確なのかも知れないが。そういえば、なんばのスターバックスは新生銀行のロビーに店を出しているのか、それとも店の軒先に新生銀行がATMを置かせてもらっているのか釈然としないのだが、それはまあどうでもいいことなんだろう。そういう店の形態もあるんですということなんだろう。そんな事を考えつつ報告書を見ながら同封されているドリンク券を見てほくそ笑み、これで十年で元が取れるなあという気がしたりする。ちなみに、ANAの半券を溜めて飲んだ時を除き、店で頼むのはいつもラテトールである。来年はもうちょっと頑張って配当を出してもらいたいものである。戻る↑
    6月22日(火)「宿の確保」
    週末は車中泊という固定概念に囚われているわけではないが、出かける頻度から考察するに毎回宿を取っていたのでは金銭的に厳しい。そういうわけで宿も取らずにいたのであるが、来月の三連休はつくばから友人が来て一緒に旅行ということとなった。友人の奥さんのリクエストで天橋立は外せないということであり、歓んで頂けるプランニングに頭を悩ませる。一般人との乖離をどういうときに一番強く感じるかといえば、一日の移動距離が全然違うことや活動時間の長さどんな細い道でも車が通れれば気にしないという姿勢など、車をころがすことに纏わるありとあらゆるものに対する尺度が異なるときである。ということで普段の行動距離を三割減らし、山道はパスするということにしてプランを練ることとした。幸いにして「自遊人」洗脳活動が奏功しており、趣のある温泉に出向くことについては激しく同意を得られているため立ち寄り場所の選定は楽である。そんなこんなで場所は決まったのだが、後は宿だけである。やはり三連休ということだけあって満室となっている宿も多く、こればかりはしばし問題となりそうである。戻る↑
    6月21日(月)「台風襲来」
    未明に親に叩き起こされる。その理由が「雨戸を閉めるから手伝え」という極めて泥縄な話だったりするので、いい加減還暦過ぎたんだからもっと用意周到になっても良いのではないだろうかと思ったりする。そう思うものの、今更そういう風に変化を遂げることはあり得ないので手伝うことにする。我が家はあちこちに軋みが生じており、雨戸は一人では閉めることができないという状況なので、手伝う必要があることを否定するつもりはない。だがしかし、と書いていくと無限ループなのでこの辺でやめとこう。二度寝をして朝目覚めると、風も雨も結構強く感じられる。今日は会社は昼までかなあと勝手に予想して会社に出向くが、雨風がますます強くなっていくにもかかわらず「昼までに帰れやゴルァ」という有難い放送は流れず、今か今かと思っているうちに終業のベルが鳴ったりするのは何だかなあという感じがする。本日はそんなこんなで全然仕事ができていなかったりするが、台風なのでしかがないかという訳の判らない根拠に従いさっさと帰宅する。帰宅するときは雨も風も止んでおり、台風が激しく荒れ狂っているときは会社の中にずっといたことになり何か損をした気がしたのだが気にしても仕方なかろう。戻る↑
    6月20日)「厳島神社と錦帯橋」
    厳島神社朝より厳島神社の参拝に出向く。観光地には団体客とガイドが付き物であり、ガイドの百戦錬磨のトークを適当に拝聴し、世界遺産を観光する。迫り来る台風対策で足場がロープで結わえられているなど幾多の風水害の経験値が対策にも現れているその世界遺産は、800年前からずっとそこにあったかのようにどっしりと構えており、年期の為せる業が朱色のアバンギャルドぶりを的確に抑制し、そのオリジナルとしての魅力を遺憾なく引きだしているものがあった。そんな宮島を後にしてフェリーで本土に戻り、宮島口駅でもみじ饅頭とあなご飯を買って本日の次なる目的地錦帯橋に出向く。この3月に掛け替えが終わったばかりの橋は、本日の異様ともとれる陽気の所為で檜の匂いを大気に蒸散させており、歩いていると素晴らしい香りが立ちこめる。橋の維持には多大な費用がかかるため、ご協力をお願いするという看板を見たような気がするが気にしないこととし、高知のはりまや橋とは訳が違うぜセニョールという感じで橋の素晴らしさに感動する。その後は大人しく帰宅の途につき、夕刻に到着。いつもながら帰宅時間はばっちりであり、そのまま眠りこける。人心地ついて目が覚め、宮島口で買ったあなご飯を食べつつ撮影した写真の取り込みなどを行い、まだまだ腕がないことを痛感させられる。日々是精進だなあと思いを新たにし、来週からもまた出かけようというモチベーションを高めるそんな日曜日の夜であった。戻る↑
    6月19日)「帝釈峡」
    そうめん滝@帝釈峡本日は朝より家族旅行などという馴れないことをする羽目に陥る。普段であれば一時間半ほどで到達する滝野社へはサイン会が開催されていることも手伝ってか二時間ほど要する。高速道路でもこの上なく地球に優しい走りを展開し、クーラーをかけていたにもかかわらず前代未聞の低燃費を達成してしまったりもする。昨今のなまじ街中で入れるよりも安い高速道路での給油は有難いものがあり、ワンテンポ遅れて最高値が固定されているという統制の功罪を垣間見た気がする。そんなこんなで帝釈峡に到着し、自然の雄大な流れの中でマイナスイオンの吸収に是努め、川のせせらぎや目に麗しい新緑を満喫する。帝釈峡の目玉スポットである雄橋は写真撮影が困難であり、広角レンズの必要が叫ばれる代物であった。そのあと広島へと車を進め、宮島口からはフェリーで宮島へと渡る。宮島に到着したのは夕刻であり、この時刻になれば厳島神社の境内へ車で進入することが可能となるため、海岸沿いの神社を車窓に車を本日の宿へと進める。本日の宿は天皇陛下がご宿泊されたことが自慢という老舗であり、裏の紅葉谷という瀬戸内海国立公園を我が庭のように利用しているのが印象深い宿である。宿で飯を食っていたら仲居さんが「最近(十年前)私関東よりこちらにやって参りました」という話を始め、かなりいい加減な飯の給仕をしてくれたりするところにギャップを感じたりするのはお約束っぽい。飯を済ませたところ、厳島神社がライトアップしていると言うことなので出向き、素晴らしい被写体を前に撮影に余念がない。しかしながら、折しも満潮に差し掛かるため、会場を遊覧船が電気を付けてうろうろしており、鳥居の下を潜ったりするので陸の見物者がその船を邪魔に思っていたりするのは自己中心の精神の為せる業である。そんなこんなで夜の厳島神社を満喫し、宿に戻って熟睡する。戻る↑
    6月18日(金)「めがねっこの需要と供給」
    世間では好きな女性のタイプに「めがねっこ」を挙げるという特殊な人がいる。めがねっことは、眼鏡を掛けている女性のことを一般的には指すのだが、熱い思いを滾らせる人にとってはカテゴリーの細分化は必須である。それ故、こだわりの見えるマニアックなめがねっこが己の嗜好となるものであり、その深遠さに更なる世間との乖離を感じさせるものがある。しかしながらめがねっこ市場に目を向けてみれば、世間では「使い捨てコンタクトレンズ」などという角膜を傷つけるだけの粗悪な代物が出回っているにもかかわらずコンタクトレンズに変更する人が後を絶たない。僕の身の回りでも眼鏡からコンタクトレンズに変更した人は枚挙に暇がないが、コンタクトレンズから眼鏡に変更した人の例はない。本日なぜこんなにめがねっこのことを言い出したのかと冷静に考えれば、学生時代バイト先の塾で教え子だった生徒の写真が、どうやら今年の春に現役で大学受かったらしく、新聞の夏期講習の宣伝として掲載されていたのである。教えていた頃は眼鏡を掛けた女の子であったが、どうもコンタクトに変更したようでイメージが変わったなあと経る時を無視した感想を持ったのが原因だったりする。眼鏡を掛けたらもっと良いのになあという勝手な妄想が入っているところにめがねっこ好きの兆候が見えているような気がしないでもないが、それは今のところきっぱりと違うと言っておきたいのだが言い切る自信もなかったりする。戻る↑
    6月17日(木)「右翼の街宣活動」
    会社で昼下がりの気怠い雰囲気が漂う中、心地よく眠りに落ちようとする我々をあざ笑うかのように遠方より不思議な音楽をがなり立てるいかつい車両がやってきた。会社の隣が役場ということもあってか、選挙の時期になると必要以上に選挙カーが我々に清き一票を求めてくるが、会社にいる人の大半はその候補者に投票する権利を有しない別選挙区の住民であり、ミスマッチの感が拭えない。そんな選挙が近いこともあってか、はたまたその選挙に「疑惑の総合商社」の名付け親が立候補すると言うこともあってか知らないが、この選挙区は大人しく無為無策で年金をどれだけきっちり払っているかのみが議員の資格と相関を持つかのような勘違いを引き起こしている選挙では数少ない話題提供をしている選挙区である。とりあえずその街宣車はこっちが黙々と仕事をしているのにもかかわらず「お前らは税金の無駄遣いだ」とか言いたい放題のことをがなり立て(あくまでも隣の役場の建物に向かってである)、こっちのうたた寝を妨げてしまったからますますもって機嫌が悪い。目立つことを否定しないが、世間に迎合しなくとも好かれる努力は必要であると思う今日この頃。戻る↑
    6月16日(水)「球団の身売り防止対策」
    近鉄がオリックスに吸収合併されるという話になり、やれ1リーグ制だ、やれもう1チームなくなるだのと騒がしい限りである。近鉄が身売りをする事になったのは、「俺は野球が嫌いなんじゃゴルァ」という訳ではなく、金はあるけど毎年毎年そんなに損失補填はできないという窮めて現実的な理由であるから根が深い。要するに金の問題さえ解決すればこれまで通りでいられるわけだが、こればかりはどうしようもない。そこで画期的なアイデアを思いついたので書いてみることにした。日本で金が有り余って困っている人は数少ないけれども必ず存在する。そこで大胆にも武富士の創始者である武井保雄一族にオーナーになってもらうのはどうであろうかと考えてみた。彼の一族は武富士の株を少なくとも3000万株以上所有している(四季報)。武富士の配当が1株あたり100円であることを考慮すれば、税金を10%納めたところで27億円以上である。これが毎年毎年入るのであるから、40億とも言われる近鉄の年間赤字はほぼ補填できるであろう。10億ばかし足りないという意見があろうものだが、消費者金融で培ったシビアな経営のノウハウを駆使すれば、それくらいの差額は一瞬で何とでもなるのだろう。そしてさらには、集客のために「武富士ダンサーズ」を登場させるのである。試合の前と後に「シンクロナイズド・ラブ」の音楽と共にダンサーが出てくれば、オヤヂどもの目尻は下がりっぱなしで集客力アップは間違いないであろう。そして更に重要なのは、野球チームは「武富士ダンサーズ付属球団」であり、野球の試合は「ダンサーズ」のハーフタイムショーとして行われるというところにある。要するにダンサーズのドサ回りのハーフタイムショーとして野球も楽しめるという設定である。これであれば盤石で経営も上向きになるであろう。しかし世の中の移ろいの激しさから、ダンサーズが飽きられたときはどうすればいいかということについても考えておかねばなるまい。そのときは、ダンサーに「おっぱいぽろり」をやってもらうとか、舞台裏を明かして新入メンバーオーディションをしたりすれば大丈夫であろう。そうするとダンサーズはチームとしてではなく、個人としてのキャラが立った集合体になるため固定ファンが付きやすくなるという利点もあったりする。こんな素晴らしいプランにも一つだけ問題があって、野球連盟としては野球というスポーツを国民に広く広め親しんでもらうという大義があるのにそれを全く満たしていないということである。これについては、球界の盟主たる某球団がそんな姿勢を全然取っていないことから不問に付されることは想像に難くない。戻る↑
    6月15日(火)「新紙幣」
    新しい紙幣がこの11月にもお目見えするらしい。今の紙幣に変わったのは20年前であり、細かいマイナーチェンジをしたりして今に至っている。途中サミット記念で2000円札が出回ったりしたが、紙幣が変わった当初の「安っぽい」というイメージは今となってはもはや無く、懐かしい聖徳太子のお札を見ると「古くさいなあ」と思ってしまうから不思議である。そういえば、昔は山ほどあったけど最近は下火である刑事ドラマの再放送を小学生の頃見ていて、「このドラマは古い」と身代金が聖徳太子か福沢諭吉かで判断をしていたことが思い出される。もうしばらく経てば、現行紙幣が旧紙幣となり懐かしくなるのであろう。しかしながら困ったことに、身代金の紙幣を見て新しいドラマか古いドラマかを判定することが今回の新紙幣発行ではできないのである。誠に残念である、ってなにを基準に話をしているんだか。戻る↑
    6月14日(月)「熱い戦い」
    梅雨入りしたというのに全然雨が降らず、早くも夏になったような錯覚すら覚える今日この頃である。会社には労働組合が2つあり、一つは僕の加入してるへろへろ御用労働組合で、ボーナスの時にどれだけ100円玉を積むことができるかなどという枝葉末節の詰めの時しか活動していない。もう一つは昔からある工場にある組合で、ここの委員長がコテコテの労働組合を指揮しており、その熱き情熱をしてわざわざうちの部署にまでビラ撒きに来るからある意味有り難迷惑である。ボーナスや定期昇給の時期になると、「これでは組合員は生活できない!」とか「利益を内部留保しすぎだ!」と必ず言う。うちの部署には派遣社員さんもいるのだが、同じように門のところでビラをもらっても、「私たちには関係がないことなので速攻で捨てます」という正しい対処法をしており、それは正社員である僕も同じ対応を取っていたりする。ところが今年は異変が起こっている。まもなくボーナスの時期であるが、御用組合も「納得がいかない」と会社の回答に異議を唱えだしたのである。毎年異議を唱えるポーズは取るが、今年はどうも本気らしい。この暑さで熱暴走しているような気がするのだが、無事話はまとまるのかしらん。戻る↑
    6月13日)「ペヘレイ」
    ペヘレイの天ぷら。美味気持ちよく朝を迎え、友人宅で昨日の那珂湊で仕入れた食材で朝飯が始まる。飯を食い終わり、まったりした後に本日は川魚のうまい店に出かけるかということになる。霞ヶ浦の畔にあるうまい川魚の店は、店の生け簀でナマズなんかを飼っており、期待させるものがある。本日はダチョウをつまみにコイとナマズとペヘレイを洗いと唐揚げとフライで満喫し、ナマズの思わぬ旨さに感激する。それにしてもアルゼンチンという地球の裏側よりやってきたペヘレイはその味わい深さは表現できないほどであり、これだけでアルゼンチン人を鈴木あみではないがアミーゴと呼びたくなるようなものであった。日本人はこのようにフラにしてペヘレイを食するが、アルゼンチン人はどのような料理をしてペヘレイを食べているのかが気になるところである。アルゼンチン人もペヘレイを「魚の王様」と呼んでいるのだから、きっとうまいと思って食べているのであろう。そのあと成田に出向き、黒い源泉があるというところでそちらに向かうが現在休業中ということで少し残念であった。気分を取り直し、「さくらの山」で着陸する飛行機を見物して成田空港へ。空港で友人と別れ機上の人となり、よく冷えたヱビスをゴキュゴキュッとやってフルフラットで一眠りし、目が覚めたら大阪について楽しい旅行はおしまいである。ちなみに3連休の予定が本日を以て埋まってしまったのはよくあることであるから気にしないでおこう。戻る↑
    6月12日)「那珂湊」
    ポケモンジェット岩牡蠣久しぶりに朝一番の飛行機での旅立ちとなる。テクノジャンボのプレミアムエコノミーでフルフラットの座席を堪能し、心はすっかりビジネスクラスで成田に降り立つ。機材がポケモンジャンボだったのはかなりおまけ臭い。成田で友人と待ち合わせ、いざ本日の目的地那珂湊に向かう。今の季節岩牡蠣が極めて美味であり、是非堪能されたしというお誘いを受けて出向いてみた次第。岩牡蠣といえば象潟でその旨さに感動し、冬の牡蠣もうまいものだが夏の岩牡蠣もこれまたうまいと自分の中ではランキングが比較的高かったりしていた。しかしながら、本日那珂湊の岩牡蠣を見て、そのでかさにいたく感動し、その味にも激しく感動し、ランキングはごぼう抜きとなった次第。海辺の料理屋で飯を食うと「一人前」の意味が時折意味不明となり、俺は相撲取りと思われているのだろうかという疑問を差し挟みたくなるほど量が多いのはもてなされている証拠だろうか。満腹状態で那珂湊の魚センターに出向き、浜値という言葉の意味を理解するには十分すぎる魚の安さと、ロットの単位が一桁多いという豪快さに感動する。そのあと袋田の滝に出向き、へぼへぼなりの芸術活動をして満足し、たまたま来た水郡線の列車撮影などのオプションもあって感動することしきりであった。そのあと三太の湯でまったりと温泉を満喫し、つくばの友人宅で持ち込んだ焼酎で宴会を始める。導入品として持ち込んだ芋焼酎「石の蔵から」は焼酎とは思えない軽い飲み口で、芋の甘味が活かされているがそれでいて臭くないという一品であり、「やばい酒だ」という最上級の賛辞をもらう。本日は良い気分で酔っぱらってそのまま眠りこける。戻る↑
    6月11日(金)「記載面保護シール」
    今年は6月29日が特異日であり、上場企業の多くがこの日に株主総会を実施する。数多くの会社も株主総会をこの日に執り行うという不思議な理由は、商法が改正される前に総会屋が幅を利かせていたため、同じ日にやれば総会屋も体は一つしかないからうちに来る確率は減るだろう、というかなり消極的な対処法に由来する。健全な株主にとっては株主総会に出席できないと言うことは即ちお菓子を一箱もらったり、暑いところご苦労様でしたということで冷たいアイスコーヒーをもらったりすることができないというわけであり、これは株主に対する酷い仕打ちである。それはさておき、世の中そんな暇な株主ばかりがいるわけではないので、株主総会の多くは委任状を出すことで議長様の御指図に従いますだとなったり、議決権行使書に「俺は納得いかんのじゃゴルァ」と書いたりすることで済ませることが多いのが現状である。最近はプライバシーの保護という不思議な名目で、この手の個人情報をはがきで送りつける際には記載面保護シールという不思議なものを貼付することがブームとなっている。このシールの目的は、雨に濡れて文面が読めなくなるということを防ぐところが第一義であり、シールを引っぺがしたら二度と付かないという訳ではない。思うところは正味な話、企業が「我々はこんなところにまで気を遣っているんですよ」というアピールをしたいだけではないかと思うのであるが、記載面保護シールは何種類かあるようであり、この季節、記載面保護シール業界は盛況であろうと勝手に妄想してみる。戻る↑
    6月10日(木)「四年目に突入」
    日記を書き始めていよいよ四年目に突入した。継続は力なりというが、限りなく惰性であり、力は要していない。振り返れば年々日記の内容が増えてきて諄くなり、肥大化の一途を辿っていることが伺える。そのため、今月からは極力書く量を減らすようにしており、その姿勢が今月の日記のシンプルさに反映されているのである。決して書くのがめんどくさいからおざなりに書いているわけではないとだけは言っておくか。特に四年目に突入したからと言って何か感慨深いものがあるわけでもない。しかしながら記念なので何かコンテンツを増やしたいのだが、今更ネタを出してしまうと日々の更新がほぼパンクすることは必至であり、何か良い方法はないかと密かに思案しているところ。戻る↑
    6月9日(水)「不正改造」
    不正改造禁止ポスター不正な改造とは法律上禁止されている改造のことであり、自動車で必要以上に手を加えることを示しているようである。竹槍マフラーとか必要以上に音がでかくなる装置とかインチダウンとか、これは偏に自己表現であり、自意識過剰の為せる業である。これらは法律で禁止されているため、やるのは宜しくないと言う風に理解できる。翻って肉体の不正改造はどうであろうか?男性ホルモンを摂取することによる筋肉量の増大は瞬発力を要求されるスポーツの世界では行われており、いかに巧みにその痕跡を消すかについて日々イタチごっこという研鑽が積まれている。ばれれば全てを失うが故に当事者のひたむきさというか真剣さというか執念がこちらには伝わっており、これもまたある意味真剣勝負なのであろう。肉体の改造はもう一つあり、美容整形というものもこれまた該当する代物である。「不正改造を、やめてください。不正改造が、自己表現だとしたら、寂しすぎる。」というのはやはりこの不正改造にこそ当てはまる言葉ではないだろうか?この不正改造を正当化する人も多く、「自信を持たせるきっかけなんです」というふうに言う人もいるがどうも納得がいかないところ。戻る↑
    6月8日(火)「余計な一言」
    昨今の芸能人の結婚は、入籍と妊娠の順序を違えることが往々にしてあり、自意識過剰な組み合わせゆえに燃え上がるのが早いのであろうかという妄想をすることは吝かではない。本日もドラマの共演で知り合い、交際が順調に進んで結婚する運びとなったという至極目出度いカップルが報告され、モデルで無名であるがナイスバディである新婦に売れっ子の新郎がメロメロになったという判りやすい展開が繰り広げられているようであった。しかしながらその記事には一言「妊娠はしていない」という余計な代物が付け加えられており、世の中の期待を裏切る形で結婚したことに対する詫びを入れているような気がして仕方がない。「横綱の子供は成長が早いんです」などと言う意味不明な申開きを聞くのも良いが、わざわざこの一言を追加することで「本当はどうなのか判らないですねえ、事務所はそういってるんですよ」と言いたそうな気がしないでもない。それよりもこの余計な一言は、履歴書に「私はヅラではありません」と書くようなもので、限りなくプライベートなことであり、書く必要が全くないように思われる。戻る↑
    6月7日(月)「タブクリアの二の舞」
    C2タブクリアコカコーラが本日世界に先駆けて発売したという出色の製品である「C2」は、カロリーが1/2でありながら味はそのままという事をひたすら売りにしている。しかしながら、いち早くこの代物を摂取する機会を得たセレブ達が匿名で賞賛するというところに一抹の不安を感じていた。本当にうまいのであればわざわざ名前を秘する必要も無かろうにと意地悪っぽく思っていたのであるが、飲んでみて匿名で賞賛せざるを得なかったのではないかという結論に落ち着いてしまった。コカコーラ社は、これまで「コカコーラライト」とか「チェリーコーク」とか「タブクリア」で主要製品のダブルスタンダード化を試み、悉く撤退している。今回もその例に漏れることなく踏襲していたようであり、市場からは早々と消えるのであろうという思いを新たにする。きっと数年後には昔なつかしジュースなんていうサイトで紹介されているのであろう。消費者は気まぐれであり、商品のサイクルは激しく短いものである。何ら消費者を惹き付けるものが無い商品には未来がない。戻る↑
    6月6日)「御前崎市役所御前崎支部」
    岡部の道の駅で目が覚め、いざ御前埼灯台を目指す。御前埼灯台は前回も振られており、今回も望み薄ではあるものの、駄目元でトライする。しかしながら案の定本日は参観不能とあり、13カ所の灯台参観の道のりはやはり平坦ではない。御前崎町は浜岡町と合併して御前崎市となったが、自治体の規模から行けば浜岡に吸収された形態になるため、御前崎市の市役所は浜岡にあり、かつての御前崎町役場は「御前崎市御前崎支所」という凡そ不思議な名前になっていたのが素晴らしい。小さな自治体であるが、その方が名前が全国的に知られているため合併するときはそっちの名前を採用したもの、そちらの規模が小さいためかつての役場を支所とするパターンは今後増えることが予想され、こういうなんだか理不尽な名前のつけられ方をした出先機関は今後増えるのであろう。そのあと諦めて浜松に出向き、浜松の友人とお勧めのラーメン屋でラーメンを食べ、浜松からは大人しく高速に乗る。高速を三好で下り、有松で友人と会った後名古屋南から伊勢湾岸道を利用し壬生野からはいつものコースで帰宅。今回は挫折ばかりする旅行であった。戻る↑
    6月5日)「静岡市の険しい道」
    昨日寝たのが遅いこともあって、日がじりじりと差し込んで目が覚める。体はまだ眠いと訴えているのだが、暑くて眠れないため移動を開始する。第一の目的地である千頭駅に到着し、SL記念館などをぶらつく。大井川鉄道などという格好の題材を前に写真を撮らないのかという意見もあるが、その辺は至ってストイックに寸又峡温泉を目指す。寸又峡温泉の町営温泉につかり、ぬるぬるの源泉をこれでもかと堪能してみたものの、一緒に入っていたおっさんに源泉100%だった頃のぬるぬる感と比べたら情けないものやといわれ少し残念に思う。風呂から上がり、大間ダムや夢の吊り橋などを散策し、1時間程時間を潰す。川の水が碧いのはチンダル現象によるものですよというご丁寧なレクチャーをしてくれる看板などもあり、良い感じに運動を終えて温泉街に戻りとろろそばを食っていざ更なる奥地を目指す。長島ダムの激しい放水に感動し、目的地その1である井川雨畑林道を目指す。林道は崖崩れが激しく石がゴロゴロしており、いやが上にも辺境である感を強くするが、後少しで山梨県というところで道路が寸断されており、敢え無く挫折。仕方なく勘行峰林道を南下し口坂本からは県道経由で油島に抜け、一路梅ヶ島を目指す。しかしながら梅ヶ島林道はこれまた通行止めであり、油島までの30kmを空しく単振動する。本日はケチが付きまくりなので諦めて大崩海岸経由で焼津に行き、温泉に入って大人しく岡部の道の駅で没する。戻る↑
    6月4日(金)「ダブルクリック」
    デスクトップ上のアイコンをダブルクリックすることで特定のアプリケーションが起動する、というシステムを最初に提案したのはどう考えてもAppleである。しかしながらマイクロソフトはこの基本的な操作について特許を取得してしまい、今後一体何を企んでいるのやらという気になる。特許という概念は難しく、個人的には新奇性がないので取得は無理だし裁判所が錯誤してるんじゃないですかと思いたくもなる。本日は仕事もそこそこにさっさと帰宅し、準備万端整えていざ出発となる。いつものコースで東に進み、東海からは未走区間を走りつつ豊川に向かい、豊川からは362号で浜名湖の北側を抜けて天竜市の道の駅で没する。今週の目的はいろいろあるが、EOSkissDigitalの撮り始めというのが一番大きな目的である。戻る↑
    6月3日(木)「切符購入」
    兄よりJR西日本の株主優待券が届いた。どうもこれで旅行の切符を買えということらしい。切符の区間はいささか複雑で、京都を出てから博多まで買うのであるが、途中新山口と下関、門司に立ち寄りたいということなのでいかに割引が効いて値段が安く済む経路にするかという事で頭を悩ませる。JR西日本だけが4割引になるという細かい設定を要求してくる代物なので、在来線なら下関まで、新幹線に乗りっぱなしなら博多まで有効という不思議な二重区間を利用することもあってか窓口のおっちゃんとの激しい会話が続く。ICOCA定期を買いに来た人が後ろで迷惑そうにしているので小休止して再び細かい詰めを行う。結局、自宅(東海道線)新大阪(新幹線)新山口(新幹線)新下関(新幹線)博多という不思議な切符を購入し、乗車券は博多まで抑えることに無事成功。この合計金額を4割引してくれるというから結構な値引きとなったようである。しかしながら、必殺技に近い在来線で新下関から小倉まで行って、小倉から新幹線に復活するという技が本当に使えるかは不明である。駅員もはじめて割引券を見たということで机の引き出しからごそごそとパンフレットを取り出して来てそれを読んでああでもないこうでもないと話を始め、一般人と駅員という名前の素人のまるで要領を得ないやりとりは延々と続いた。そのパンフレットに「ニセモノに注意」という通達文書もセットであったのは素晴らしい限り。戻る↑
    6月2日(水)「講談社情勢分析」
    ミスマガジンといういささか出来レースっぽいイベントが毎年行われており、リビドー溢れる中高生を煽動するかの如く素人に毛の生えたおねえちゃんが水着で挑発するという季節が今年もやってきた。今週号ではついに5人に絞られるということで、前回の全員集合の時点で自分なりに5人選んでみたのだが、これが百発百中だったりするからおねえちゃんの好みは至ってノーマルであると言えるのかも知れない。実際は「世間ではこういうおねえちゃんを選ぶだろう」という思考回路の為せる業なので僕自身の好みがそれと一致していないことは十分予想できることである。しかしながら、今年のグランプリがすでに予想できたのでこの暑い季節も終わりを告げるようである。戻る↑
    6月1日(火)「メゴチのフィッシュ&チップス」
    本日より6月である。夏にかけて仕事がなぜか忙しくなるのがここ毎年の傾向であり、今年もご多分に漏れずといった感じである。しかしながら嵐の前の静けさのように最近は暇であり、定時になると気もそぞろに帰宅の途につく。本日は久しぶりに飯を食いに出かけようということになり、まずはジュンク堂でどの本を買うべきかについて必要以上に悩むという大変贅沢な時間の使いかたをして、久しぶりに満足する。おまけに自遊人という雑誌を購入してしまい、無料で入れる味わい深い温泉が大量に紹介されているので、ますますどっか行きたいという気分が盛り上がる。その後はト一で旨い魚を食らい、そろそろボトルが消滅しているかなと思いつつeau de vieに向かう。eau de vieでは本日のお勧めということでメゴチのフィッシュ&チップスなんかを食し、久々のラムトニックを立て続けにおかわりをしつつ、蘊蓄話を傾ける。久々に満足した気分になり帰宅。たまにはこういう気分転換しないと、という気がしたりする。戻る↑