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税金は納めなければならない。公務員を捕まえて「税金泥棒」というやっかみは、その気持ちを理解できない訳ではないが、必要な物であろう。自分が稼いだ金からピンハネされることを潔しとしない人もいるが、自分の稼いだ金を国家が認めているわけであり、そのための約手と考えるわけには行かないものだろうか。しかしながら税金を納めない人も多く、それ故物納を強要される人もいたりする。本日は兵庫県が強制収容したフェラーリを、大阪府が強制収容したジャガーを競売にかけているという楽しいニュースが飛び込んだ。なかなか大胆なことをする物であり、これまで「物納してもどうせ競売にかけるわけないよ」と高をくくっていた人を焦らせるには効果が十分であり、実際この成り行きが気になるところである。しかしながら税務署というのは実直だなあと思わされたのは、ナンバープレートにモザイクをかけて判らなくしているのに、車体番号はきっちりと公表しているということである。車体番号でその車の生い立ちや経歴が判るため、競売時にはその情報は公開せねばならないということは十分判るのだが、一般人が買った日には車体番号から「を、これって競売で買ったの?」と思われてしまうという思わぬ副産物を生み出したような気がしないでもない。
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朝宿で張さんと親分の「喝」を観ながら飯を済ませ、本日の目的地へと移動する。車を返すべく新山口に向かうが踏切が塞がっており、もくもくと煙を吐き出す蒸気機関車がのろのろと移動していたりする。駅に到着して在来線の乗り場に足を踏み入れてみるとSLやまぐち号がスタンバイしていた。大都市圏で同様の列車を運行するとなれば機関車にまとわりつくマニアの引き剥がしに懸命となろう駅員が、おおらかな田舎ゆえに駅員用の帽子を貸し出して快く記念撮影に応じている。釜焚きの現場に立ち入らせてもらったり、必要以上にでかい警笛を鳴らしたりパフォーマンスにも余念が無く、汽笛と共に貴婦人は津和野へと旅立っていった。対抗するわけではないが最先端の技術を用いた交通機関である新幹線で一路下関を目指す。しかしやってきた編成はいまだに塗り替えをやっていない0系という大変レアな編成であり、10年ほど前にこの列車を職場としていたことを思い出しつつ新幹線はそれなりの速度で下関へ。下関からは関門人道トンネルを目指し、海底トンネルを徒歩で九州に抜けるという三回目の体験をして門司港へ。門司港では味わい深い洋食を食したり、古い建物を眺めたり、鉄道記念館に入ったりして前回寒風吹きすさぶ時のリベンジを果たす。門司港からは鉄道で博多に到着し、アクセスの素晴らしすぎる福岡空港でビールを飲みつつ飛行機の発着を見物する。飛行機の発着をかぶりつきで観るという特等席は工事のため利用できなかったが、離島便のある空港ならではの大小様々な機材の発着は観ていて楽しいものであった。帰りの飛行機はCAの真向かいという特等席をキープし、機内が天候不順のため揺れることも手伝ってか向かい合わせになったCAと話をしたりしてもとより揺れる飛行機が好きだったのにますます好きになってしまったりもする。その後は帰宅して爆睡。大変有意義な旅行であった。戻る↑
土産物屋からエンドレスで流れる自称ここでしか食べることができない夏みかんソフトクリームの宣伝や、茶そばの焼きそばともいうべき瓦そばなどの未知との遭遇を済ませ、車を一路萩へと向かわせる。しかしながら萩島には目もくれず、毛利家の菩提寺となっている東光寺でその壮大な歴代藩主の墓地を観光したり、吉田松陰歴史記念館などというパラダイススポットを堪能する。パラダイスにはろう人形が多数飾られており、吉田松陰の激動の人生をコマ送りで後世の我々に紹介し、各ブースには扇風機が設置されていた。しかしながら省エネが叫ばれる昨今のため本日は稼働していなかったりすることも含めてパラダイスの要素はたっぷりであり、山口県出身の総理大臣七名のろう人形が出口で出迎えているというシュールな設定ぶりにきっと天国の吉田松陰先生も慶ばれているだろうと勝手な想像をする。その後車を湯田温泉に走らせ、本日のお宿に到着する。山口市のメインストリートから一本入ったところにある宿は大正時代に立てられた誰かの別荘を利用した物であり、出迎えてはくれたものの意思疎通が大変難しいお庭番のじじいがきっとオーナーであろうという勝手な想像を抱く。お宿の源泉かけ流しの湯を満喫し、結構な懐石料理をいただきつつゴールデンウイークに九州で買い付けた「不二才」で満足する。戻る↑
生まれて初めてスターバックスに入ったのは、まだ貿易センタービルが無事だった頃のニューヨークで八年ほど前だった記憶がある。そのときの印象は、いかにもアメリカっぽい場末なコーヒーショップで、その割には結構コーヒーがうまいというものであった。日本に輸入されてきたこの店舗は若者の注目を集め、かなりバブリーな株価を付けつつブームが過ぎ去ると一気に低下した。おそらく底値であろうという時にこの株を購入したところ、ようやく地道に仕事をするというか日本に根付いてきたようで、スターバックスはようやく利益を出すに至ったということである。まあ、すでに日本に500店舗もあるということなので、根付いたというよりかは馴染んだと言う方が正確なのかも知れないが。そういえば、なんばのスターバックスは新生銀行のロビーに店を出しているのか、それとも店の軒先に新生銀行がATMを置かせてもらっているのか釈然としないのだが、それはまあどうでもいいことなんだろう。そういう店の形態もあるんですということなんだろう。そんな事を考えつつ報告書を見ながら同封されているドリンク券を見てほくそ笑み、これで十年で元が取れるなあという気がしたりする。ちなみに、ANAの半券を溜めて飲んだ時を除き、店で頼むのはいつもラテトールである。来年はもうちょっと頑張って配当を出してもらいたいものである。戻る↑
朝より厳島神社の参拝に出向く。観光地には団体客とガイドが付き物であり、ガイドの百戦錬磨のトークを適当に拝聴し、世界遺産を観光する。迫り来る台風対策で足場がロープで結わえられているなど幾多の風水害の経験値が対策にも現れているその世界遺産は、800年前からずっとそこにあったかのようにどっしりと構えており、年期の為せる業が朱色のアバンギャルドぶりを的確に抑制し、そのオリジナルとしての魅力を遺憾なく引きだしているものがあった。そんな宮島を後にしてフェリーで本土に戻り、宮島口駅でもみじ饅頭とあなご飯を買って本日の次なる目的地錦帯橋に出向く。この3月に掛け替えが終わったばかりの橋は、本日の異様ともとれる陽気の所為で檜の匂いを大気に蒸散させており、歩いていると素晴らしい香りが立ちこめる。橋の維持には多大な費用がかかるため、ご協力をお願いするという看板を見たような気がするが気にしないこととし、高知のはりまや橋とは訳が違うぜセニョールという感じで橋の素晴らしさに感動する。その後は大人しく帰宅の途につき、夕刻に到着。いつもながら帰宅時間はばっちりであり、そのまま眠りこける。人心地ついて目が覚め、宮島口で買ったあなご飯を食べつつ撮影した写真の取り込みなどを行い、まだまだ腕がないことを痛感させられる。日々是精進だなあと思いを新たにし、来週からもまた出かけようというモチベーションを高めるそんな日曜日の夜であった。戻る↑
本日は朝より家族旅行などという馴れないことをする羽目に陥る。普段であれば一時間半ほどで到達する滝野社へはサイン会が開催されていることも手伝ってか二時間ほど要する。高速道路でもこの上なく地球に優しい走りを展開し、クーラーをかけていたにもかかわらず前代未聞の低燃費を達成してしまったりもする。昨今のなまじ街中で入れるよりも安い高速道路での給油は有難いものがあり、ワンテンポ遅れて最高値が固定されているという統制の功罪を垣間見た気がする。そんなこんなで帝釈峡に到着し、自然の雄大な流れの中でマイナスイオンの吸収に是努め、川のせせらぎや目に麗しい新緑を満喫する。帝釈峡の目玉スポットである雄橋は写真撮影が困難であり、広角レンズの必要が叫ばれる代物であった。そのあと広島へと車を進め、宮島口からはフェリーで宮島へと渡る。宮島に到着したのは夕刻であり、この時刻になれば厳島神社の境内へ車で進入することが可能となるため、海岸沿いの神社を車窓に車を本日の宿へと進める。本日の宿は天皇陛下がご宿泊されたことが自慢という老舗であり、裏の紅葉谷という瀬戸内海国立公園を我が庭のように利用しているのが印象深い宿である。宿で飯を食っていたら仲居さんが「最近(十年前)私関東よりこちらにやって参りました」という話を始め、かなりいい加減な飯の給仕をしてくれたりするところにギャップを感じたりするのはお約束っぽい。飯を済ませたところ、厳島神社がライトアップしていると言うことなので出向き、素晴らしい被写体を前に撮影に余念がない。しかしながら、折しも満潮に差し掛かるため、会場を遊覧船が電気を付けてうろうろしており、鳥居の下を潜ったりするので陸の見物者がその船を邪魔に思っていたりするのは自己中心の精神の為せる業である。そんなこんなで夜の厳島神社を満喫し、宿に戻って熟睡する。戻る↑
気持ちよく朝を迎え、友人宅で昨日の那珂湊で仕入れた食材で朝飯が始まる。飯を食い終わり、まったりした後に本日は川魚のうまい店に出かけるかということになる。霞ヶ浦の畔にあるうまい川魚の店は、店の生け簀でナマズなんかを飼っており、期待させるものがある。本日はダチョウをつまみにコイとナマズとペヘレイを洗いと唐揚げとフライで満喫し、ナマズの思わぬ旨さに感激する。それにしてもアルゼンチンという地球の裏側よりやってきたペヘレイはその味わい深さは表現できないほどであり、これだけでアルゼンチン人を鈴木あみではないがアミーゴと呼びたくなるようなものであった。日本人はこのようにフラにしてペヘレイを食するが、アルゼンチン人はどのような料理をしてペヘレイを食べているのかが気になるところである。アルゼンチン人もペヘレイを「魚の王様」と呼んでいるのだから、きっとうまいと思って食べているのであろう。そのあと成田に出向き、黒い源泉があるというところでそちらに向かうが現在休業中ということで少し残念であった。気分を取り直し、「さくらの山」で着陸する飛行機を見物して成田空港へ。空港で友人と別れ機上の人となり、よく冷えたヱビスをゴキュゴキュッとやってフルフラットで一眠りし、目が覚めたら大阪について楽しい旅行はおしまいである。ちなみに3連休の予定が本日を以て埋まってしまったのはよくあることであるから気にしないでおこう。戻る↑

久しぶりに朝一番の飛行機での旅立ちとなる。テクノジャンボのプレミアムエコノミーでフルフラットの座席を堪能し、心はすっかりビジネスクラスで成田に降り立つ。機材がポケモンジャンボだったのはかなりおまけ臭い。成田で友人と待ち合わせ、いざ本日の目的地那珂湊に向かう。今の季節岩牡蠣が極めて美味であり、是非堪能されたしというお誘いを受けて出向いてみた次第。岩牡蠣といえば象潟でその旨さに感動し、冬の牡蠣もうまいものだが夏の岩牡蠣もこれまたうまいと自分の中ではランキングが比較的高かったりしていた。しかしながら、本日那珂湊の岩牡蠣を見て、そのでかさにいたく感動し、その味にも激しく感動し、ランキングはごぼう抜きとなった次第。海辺の料理屋で飯を食うと「一人前」の意味が時折意味不明となり、俺は相撲取りと思われているのだろうかという疑問を差し挟みたくなるほど量が多いのはもてなされている証拠だろうか。満腹状態で那珂湊の魚センターに出向き、浜値という言葉の意味を理解するには十分すぎる魚の安さと、ロットの単位が一桁多いという豪快さに感動する。そのあと袋田の滝に出向き、へぼへぼなりの芸術活動をして満足し、たまたま来た水郡線の列車撮影などのオプションもあって感動することしきりであった。そのあと三太の湯でまったりと温泉を満喫し、つくばの友人宅で持ち込んだ焼酎で宴会を始める。導入品として持ち込んだ芋焼酎「石の蔵から」は焼酎とは思えない軽い飲み口で、芋の甘味が活かされているがそれでいて臭くないという一品であり、「やばい酒だ」という最上級の賛辞をもらう。本日は良い気分で酔っぱらってそのまま眠りこける。戻る↑
不正な改造とは法律上禁止されている改造のことであり、自動車で必要以上に手を加えることを示しているようである。竹槍マフラーとか必要以上に音がでかくなる装置とかインチダウンとか、これは偏に自己表現であり、自意識過剰の為せる業である。これらは法律で禁止されているため、やるのは宜しくないと言う風に理解できる。翻って肉体の不正改造はどうであろうか?男性ホルモンを摂取することによる筋肉量の増大は瞬発力を要求されるスポーツの世界では行われており、いかに巧みにその痕跡を消すかについて日々イタチごっこという研鑽が積まれている。ばれれば全てを失うが故に当事者のひたむきさというか真剣さというか執念がこちらには伝わっており、これもまたある意味真剣勝負なのであろう。肉体の改造はもう一つあり、美容整形というものもこれまた該当する代物である。「不正改造を、やめてください。不正改造が、自己表現だとしたら、寂しすぎる。」というのはやはりこの不正改造にこそ当てはまる言葉ではないだろうか?この不正改造を正当化する人も多く、「自信を持たせるきっかけなんです」というふうに言う人もいるがどうも納得がいかないところ。戻る↑

コカコーラが本日世界に先駆けて発売したという出色の製品である「C2」は、カロリーが1/2でありながら味はそのままという事をひたすら売りにしている。しかしながら、いち早くこの代物を摂取する機会を得たセレブ達が匿名で賞賛するというところに一抹の不安を感じていた。本当にうまいのであればわざわざ名前を秘する必要も無かろうにと意地悪っぽく思っていたのであるが、飲んでみて匿名で賞賛せざるを得なかったのではないかという結論に落ち着いてしまった。コカコーラ社は、これまで「コカコーラライト」とか「チェリーコーク」とか「タブクリア」で主要製品のダブルスタンダード化を試み、悉く撤退している。今回もその例に漏れることなく踏襲していたようであり、市場からは早々と消えるのであろうという思いを新たにする。きっと数年後には昔なつかしジュースなんていうサイトで紹介されているのであろう。消費者は気まぐれであり、商品のサイクルは激しく短いものである。何ら消費者を惹き付けるものが無い商品には未来がない。戻る↑