2004年5月

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    今月の日記タイトル一覧(クリックするとその日の日記へ飛びます)

  • 5月31日(月)「普段やらない旅の準備」
  • 5月30日)「ボーダフォン東海の謎」
  • 5月29日)「ワールドビアフェスティバル」
  • 5月28日(金)「結婚報告会」
  • 5月27日(木)「彩華ラーメン」
  • 5月26日(水)「日本怪死人列伝」
  • 5月25日(火)「ガソリンの値上げ」
  • 5月24日(月)「久々にモー娘。の話でも」
  • 5月23日)「一眼レフデジカメへの道」
  • 5月22日)「伊能忠敬の日本地図」
  • 5月21日(金)「日本航空システム」
  • 5月20日(木)「発掘作業」
  • 5月19日(水)「村上龍と立花隆」
  • 5月18日(火)「今更ながらの生物兵器」
  • 5月17日(月)「華奴」
  • 5月16日)「敷居の高い静岡市」
  • 5月15日)「テクノスーパーライナー」
  • 5月14日(金)「送迎会みたいな何か」
  • 5月13日(木)「支持率の低下に伴う次の一手」
  • 5月12日(水)「自動車税」
  • 5月11日(火)「岡本太郎」
  • 5月10日(月)「Winny」
  • 5月9日)「雑用に追われる日々」
  • 5月8日)「土曜出勤」
  • 5月7日(金)「国民年金」
  • 5月6日(木)「さっさ」
  • 5月5日)「体を休める一日」
  • 5月4日)「無事帰宅?」
  • 5月3日)「温泉三昧」
  • 5月2日)「天草爆走」
  • 5月1日)「焼酎の買い付け」


  • 今月の日記
    5月31日(月)「普段やらない旅の準備」
    普段から週末になると出かけている僕の生活を敷衍して「よく金が続くなあ」と余計な心配をする人がいる。宿代がかからなくて、高速道路もそれほど使わないのだから、別にこれくらいの頻度で出かけたところで生活に困るわけではない。世間一般の人があそこまで旅行に金を掛けることをある意味奇特なことだと思っている僕にとっては、旅で宿を取るというのが大変厄介なことだと思っていたりする。拠ん所なき事情で山口に家族旅行に出向くこととなったので、いい温泉宿を探すべくネットで検索してみる。格闘すること1時間で結構なお宿を確保できたのであるが、これをもし毎週やれといわれたら仕事じゃなかったら勘弁してくださいというところ。戻る↑
    5月30日)「ボーダフォン東海の謎」
    本日は来月からの怒濤の週末に備えて骨休めと洒落込む。事実はそんなに華麗なものではなく、明日までにやらなければならない仕事を風呂敷残業してしまい、今日中にやってしまわなければならないという困った状況が待ったなしで迫っていたりする。しかし現実逃避は必要であり、買い物に出かけたり、携帯電話の料金をカード払いに変更したりといろいろと雑用をこなすことに余念がない。ようやく最近になって契約したエリア以外のボーダフォンショップで機種変更に応じてくれるようになったので、ボーダフォンやる気あるじゃんと勝手に高く持ち上げていたのだが、実際は機種変だけがエリアを跨いで可能になっただけであり、料金の支払い口座の変更はやはりそこに出向くかお問い合わせをしないといけないらしい。ということで近所のボーダフォンショップに出向き、そこでお客様センターに電話するという限りなく間違ったことをしていたりする。ようやく帰宅したが、日記を書いたりして日が暮れてしまい仕事に着手したのは夜になってからであった。おかげで仕事が全くはかどらず、やっつけ仕事っぽく無理矢理終わらせて本日は終了。戻る↑
    5月29日)「ワールドビアフェスティバル」
    EOS kiss Digital本日は朝から吹田にあるアサヒビールの工場に出向き、「ワールドビアフェスティバル」などと言う催し物(要するに工場見学)に出向く。予約をしたところ「九時半の回しか空きがございません」と言われたので起き抜けにビールを流し込むという一日ぐずぐずダメダメとなるプランが謀らずしも構築されてしまった。工場見学は限りなくお座なりで、その後の30分一本勝負に情熱を注ぎ、良い気分になってふらふらと淡路に向かう。城東貨物線の赤川鉄橋を徒歩で渡り、やってくる貨物列車を撮影する友人を尻目に河原で昼寝を決め込み、こんがりと日焼けをしていざ大阪へ。先週末より疼いていた物欲を昇天させるべくキヤノンとニコンのショールームに出向く。実際触ってみて、また説明を聞いたりして買うべきものを決定し、ヨドバシ梅田で六月一日は写真の日であるという不思議なキャンペーンで少し安くなっていたので迷わずにキヤノンのEOS kiss Digitalを購入する。購入する決め手となったのは決してキヤノンのショールームのおねえちゃんがタイプであったわけではないことだけは付け加えておく。帰宅して使い方のDVDを見たりしてしばらくは勉強の日々となりそうな勢い。戻る↑
    5月28日(金)「結婚報告会」
    本日は同期の結婚報告会という名目で同期会が行われ、仕事が忙しいということもあってか開始時間は七時半に設定されていた。実際その時間に間に合うように会場に出向けば、出席したメンバーは13名と同期会の規模は年々縮小の傾向にある。こればかりは致し方ないというところであろうが、腹蔵無く話ができる貴重な機会である。本日の主賓である同期に「次は君だしね」といわれたのであるが、同期の年寄りグループでは唯一の独身である僕にそのような期待をされても困る。まだまだやりたいことがたくさんあったりするのだから、そこまで細かく詮索はしないでもらいたいし、先行きがどのようになるかなんて誰にもわからんのだから。戻る↑
    5月27日(木)「彩華ラーメン」
    本日は仕事に身が入らなかったので、適当に時間となったのでさっさと帰宅する。折しも北海道の友人が京都に出向いており、なぜか非名阪を走りたいということで香芝SAに集合する。まずは腹ごしらえをと言うことで彩華ラーメンの屋台に出向こうとしたのだが、「移転しました」と看板があり、その先は行けども行けども移転先が見つからない。しかたがないので彩華の別の店で久々にあのラーメンを堪能し、そのあとは不思議な国道である25号を福住まで走ってその後は友人を奈良と千里丘に落として帰宅。戻る↑
    5月26日(水)「日本怪死人列伝」
    安部譲二の「日本怪死人列伝」という本を最近読んでいる。そんな理由でヤツが死ぬわけないと思い、個人的に親しくしていたということもあってか自分の持てる知識から真相はこうではないかと作者が大胆に推察するこの本は、読んでいてなかなかに面白い。マスコミへや日本の不思議なシステムを批判している通り一辺倒のつまらないものであれば読む気も起こらないのであるが、時折とぼけた話や、やにわには信じられない大胆な仮説もあって良い読み物に仕上げられている。これらの仮説が正しいとは言い切れないまでも、これまでマスコミが流した話が本当であるとは思えないものもあり、そういう解釈も成り立つなあと思えるものもある。小説家に要求される事実と虚構の境目を曖昧にし、虚構を事実であるかのように描く筆力は、己の特殊な経験を下にして巧みであり、社会に警鐘を馴らしつつもエンターテイメント溢れるいい作品であるといえよう。一晩で読んでしまったので、次何を読もうかと悩んでいたりする今日この頃である。戻る↑
    5月25日(火)「ガソリンの値上げ」
    週末ともなれば日本全国を車で駆けめぐることを趣味としている人間にとって、ガソリンの値上げというのはかなりショッキングな事件である。このところじりじりじりじりガソリンの値段は上昇しており、税込み価格表示を法律で定められたときにこっそり便乗値上げをしたり、表示価格は税込み価格じゃなかったりしてもうけを出していたりするという細かい業者もあり、給油に関してはかなり値段をシビアに見るようになってきたきらいがある今日この頃である。元売り各社がリットルあたり四円近い値上げをしたことで小売価格が上昇するのは必至であり、現時点では税込み価格で110円以上になることが予想される。となるとこれから先のガソリンをどこで調達するかということであるが、現時点ではまだ高速道路のガソリンは一律107円に定められているので、高速道路のSAでせっせと給油するのが簡単にしてかなり強力な節約になるものと考えられる。長野県内では高速道路で給油するというのは鉄則であったが、これが全国的に適用できるということである。今後この値上げを受けて高速道路でのガソリンの値上げが行われると使えなくなる法則であるが、値上げをまだしていないうちに入れておくことをお勧めする。ちなみにうちの近所では106円ぐらいで、セルフになると104円という微妙な値段帯である。日本中を旅行して地域ごとにガソリンの値段がまちまちであることにかなり詳しくなってしまい、余計な心配をしているという結論になりそうであるが。戻る↑
    5月24日(月)「久々にモー娘。の話でも」
    LOVEマシーンのジャケットこのところ全く触れることがなかったモー娘。の話であるが、最近マンネリ化が進んでおり、特に楽しい話題もなく取り上げる程のものではないということであって飽きたわけではない。本日取り上げたのは他でもなくメンバーがまたもやリストラされるからである。これでオリジナルメンバーがいなくなるという事態になるのだが、オリジナルメンバーであることにどれほどの価値があるのか不明であり、時代の要請と共にメンバーは替わるべきである。世の中で勘違いしている人が多いので申し上げておくと、モーニング娘。というのはあくまでも「ハロープロジェクト」の中の一ユニットに過ぎず、引退だの卒業だのリストラだのと言う話はプロジェクト内の人事異動に過ぎないのである。モー娘。というユニットに参加できるメンバーが一軍であってれ以外はどうとかこうとか言う人もいるが、そういう代物でもない。ちなみに世間では「ラブマの法則」というまことしやかな話も流布しており、石黒市井中澤後藤保田安倍飯田の順にラブマシーンのジャケット写真右上から順に辞めているからどうとかこうとかという話もある。しかしながら安倍と飯田の間に辻加護が辞めているということを見ないふりして言い張る勝手な法則なので信憑性のほどは薄いというかこじつけも良いところである。本日は年柄もなく熱く語ってしまったが、他に書くネタがないと言うか拉致家族の帰国についてコメントしたくなかったのでこのネタにしておいたと言うのが正解。戻る↑
    5月23日)「一眼レフデジカメへの道」
    一眼レフデジカメのカタログいろいろVelbon社のウルトラルックスアイ・エフ昼までうだうだと過ごし、昼から沸き上がる物欲を抑えるべくヨドバシ梅田に出向く。最近自前のデジカメで取れる画像に少し不満が出てきており、更なるグレードアップした画像を撮影できるデジカメが欲しくなったのである。現在のデジカメの不満を解消できるものは画素数やズーム機能だけではもはや満たされない状況にまで達しており、これはもう一眼レフデジカメに手を出さざるを得ない状況である。ということで本日は市場調査ということで出向いた次第。出向いていろいろと物色をしていたのであるが、本日は情報収集に留め、購入は来週以降にしようと踏ん張ってみる。その代わりと言ってはなんだが、一眼レフデジカメでも使用でき、持ち運びに便利な三脚を購入して本日の物欲をとりあえず押さえつけてみる。しかしながら、多分この物欲は収まりがつかないので近日中に購入の運びとなるようである。そんでもって最近つき合いの悪い友人宅に押しかけ、久々に顔を合わせて帰宅。大阪市内に車で行くのは随分と久しぶりであったが、やはり公共交通の発達している都市間はよほどの大荷物を担がない限りは電車の方が良いなあと思った次第。戻る↑母が子供を産むのではなく、子供を産んで母になるということをかなり実感したりする。
    5月22日)「伊能忠敬の日本地図」
    伊能大図に群がる人々このところ週末の外出が続いたので、今週は大人しくしていることにした。ということで、神戸で伊能忠敬の日本地図展を開催していたので出向いてみた。尾崎豊の17才の地図とは違い、伊能忠敬の53才の地図は含蓄に溢れ、当時の技術を結集して作った傑作ぶりを遺憾なく発揮していた。それ以前の地図を見て思ったことは、人は誰でも自分のいるところを大きく描き、人の住んでなさそうなところは適当に小さく描いてしまうものだということである。できるだけバランス良くと思っていてもその辺がついつい出てしまうのであろう。それと新たな発見としては、あれだけ北方からの来襲に備えるために北海道の地図を気合い入れて作ったのに、知床半島だけはついぞまともに調査されることなく明治時代を迎えたのだなあという事がある。知床半島の奥地はまるでロンダルギアの如く霞が掛かっており、正確な海岸線は明治時代になるまで明らかにされなかったというのは味わい深いものがある。大きな地図を心ゆくまで見るためにはやはり床に広げるのが一番であり、見学者はやはり自分の地元は昔どうであったかについて思いを馳せるようで、なぜか夢中になって四つんばいになって地図を眺めていたりする。館内は写真撮影禁止ということらしいが、この写真はあくまで展示品を気合い入れて見学している客を撮影したものであって、展示品を写しているわけではない。この大図に僕の住むところの部分が書けていたのは大変残念である。ちなみにこの伊能大図の精密複写版を207枚セットで865万円で売るという商魂の逞しさには頭の下がる思いがしたりもする。そのあとなんばへ楽しく飲みに行き、良い気分になって帰宅。久しぶりにこういう週末を過ごしてみた、という感じである。戻る↑
    5月21日(金)「日本航空システム」
    先日配達記録つきで全日空から「株主様どうぞ半額で弊社の旅客機にご搭乗願えないでしょうかへへー」という株主優待券が届いたのであるが、本日普通郵便で「重要」とだけ書かれた封書が日本航空システムより届いた。中身は「株主様どうぞ・・・」であったのだが、片や配達記録付き、こなたお座なりに「重要」では株主に対する姿勢の違いが伺えるものである。日本航空システムは糸山英太郎氏にも同じ扱いをするのだろうかと小一時間問いつめたくもなるが、彼の場合は封書が優待券でパンパンになりそうなのでそういう扱いは物理上できないであろうと勝手に妄想してみる。本日訳ありで郵便局に出向いて払込証を使った払い込みを行ったのだが、窓口が閉まっていたので出直しかと思ったらATMでできるということで初体験となる。確かにATMにスキャニング機能さえつければそれは可能であるということは想像できるのだが、できればOCR機能を更に充実して手書き文字を認識してくれれば良かったのにねえと更なる改善を贅沢にもしてみる。戻る↑
    5月20日(木)「発掘作業」
    土曜日の夜に千葉の友人と飲んだときに焼酎を送るという話をしていたのだが、梱包は本日となってしまった。忙しくてほったらかしにしていたわけではない。理由はいとも簡単で、自宅の机には書類とか本とかが山積みにされており、その中に友人からの「結婚しました&引っ越しました」のお知らせが埋まっており、それを見つけない限りは住所が不明なのである。その発掘作業を行うのが億劫であり、というかいつ見つかるか定かでない状況であったため、放置プレイをしていたというのが事実である。本日は台風が近づいているという口実を利用してさっさと帰宅し、いざこの発掘事業に乗り出した次第。まあ、あっという間に見つかったのであるが、爽健美茶のペットボトルが10本近くも出てきたのは驚きである。そういえば会社でも車を運転してるときも第一選択として飲むのが爽健美茶なんだなあと思い起こしてみる。中島美嘉のコンサートに行きたいわけではないのであしからず。戻る↑
    5月19日(水)「村上龍と立花隆」
    知識の蒐集そのものに喜びを感じるようになれば、それは自己満足へとネコまっしぐらである。収集した知識を有機的に体系化し、幅広く考察できるように自分で再編してこそ新たな知恵を生み出すことができるというものである。時折誤った意見を述べるが、それに反駁するだけの技量を持ち合わせている人がいないため一人勝ちの様相を呈している三割バッター立花隆に憧れているのか対抗しようとしているのかはたまたそれとは違う自分なりの意見を出してやるぜなのかそれとも知識の集積が全くないから立花隆という存在を知らないのか、村上龍が最近なんだかよくわからないけれど知識をひけらかす方向で世の中に自分の存在をアピールしてきている。啓蒙という手法は知識を持てるものが良く使う手段なのであるが、底の浅い知識を寄せ集めているだけの「あの金で何が買えたか」とか「13歳のハローワーク」ではその知識の集積が不十分であることをさらけ出しているだけであるといわざるを得ない。知識を有機的に体系化できる人の前では知識を集めただけの人は斯くも無力であるということを知る一番良い例としては、二宮清純がいくらがんばっても玉木正之や山際淳司に遠く及ばないという事があげられる。本日は無駄な知識を集めることに汲々としている自分を顧みて書いたのであって、村上龍や二宮清純が駄目だと言ってるわけではないので誤解のないように。嫌いだけどね。戻る↑
    5月18日(火)「今更ながらの生物兵器」
    思い起こせばアメリカがイラクへの派兵を決めたのは、「イラクは極悪非道で生物兵器を隠し持っている」ということであったはずであり、査察に入ってねちねち絞り上げた結果「見つからないけど俺としては限りなく怪しいと思った」という結論に基づくものだったと記憶している。イラクを暫定統治している現状でも未だ生物兵器は見つかっておらず、当初の目的は何だったのかと疑問を感じずにはいられないかったりするが、先日怪しい爆弾が爆発したということでようやく大義名分ができたような気がする。爆弾にごく微量のサリンが含まれていたようで、米兵の負傷は軽いということであり、きっとペンタゴンで東京の地下鉄サリン事件のデータを下にシミュレーションし、「検出できるけれど被害は窮めて少なくて済むようなサリンの量」を割り出した結果が反映されたものと思われる。きっと爆弾の破片に「Made in U.S.A.」と刻印されており、「これはイラクが自分たちは持っていないというふりをするために偽造したものであり、そもそもアメリカ製の製品なんて危なっかしくて使えるわけがないじゃないですか。それとも日本の大分県の宇佐市で作ったんじゃないですか?」とでもコメントしそうな今更ながらのしょぼい一発が見つかり何だかなあという感じ。戻る↑
    5月17日(月)「華奴」
    華奴九州土産、というかボリュームからいえば「買い付け」をしてきた焼酎を晩酌時に消費する日々が続く。手始めにと飲み始めたのが大崎の焼酎「華奴(はなやっこ)」で、地元志布志で買い求めたものだが、地元の芋と湧き水で仕上げた逸品で、芋のふくよかな香りの引き立つ素晴らしい一本であった。こんな焼酎を毎日飲める鹿児島県民をうらやましく思う一方で、大量生産された香りも風味もないエチルアルコールを摂取するためだけに作られた焼酎みたいな何かを飲むために梅やレモンを入れる奴らが「焼酎なんてこんなもんだよ、けっ、そんなつまんねえ酒飲んでる鹿児島人って情けねえよなあ」と間違った認識を持たれているのも事実であろう。それにしても、最近地元の酒屋でも「本格焼酎」と銘打ってそれなりの焼酎を出すようになってきたのだが、なんだか随分と値が張っている。地元に行けば1升瓶で2000円という価格であるため、そのギャップを考えるとそこで買って飲むという気力が沸かないというのも事実である。通信販売で「あの幻の焼酎森以蔵を飲みませんか?」という謳い文句の下で、小瓶に小分けした森以蔵を100ml1000円で売っているという極悪非道な業者もいるのは事実で、値段が高ければそれだけうまいということを勝手に思いこんでいる人が多いということなんだろうなあというありきたりの結論に落ち着いたりもする。戻る↑
    5月16日)「敷居の高い静岡市」
    朝千葉を発ち、首都高速経由で中央道に辿り着く。路面が濡れていたことも手伝ってか、C1合流地点近辺で車が刺さっており、そのせいで後続の我々はいい面の皮である。おまけに派手にスピンして真横になって停まったため、その鉄くずは1車線以上を塞いでしまい、大型車はギリギリの隙間をのろのろ運転するため通過速度の遅さが更に甚だしくなる。そんなこんなで渋滞を抜け、調布基地や競馬場やビール工場を横目に通過する「中央フィーウェイ」を走り河口湖に到着する。見神の滝@早川町河口湖からは上九一色村経由で身延に入り、いざ安倍峠を越えて静岡市の奥地梅ヶ島温泉に挑もうとしたが、この暖冬であったくせに本日いまだに冬季通行止めであり、昨日のフェリーもそうだがやる気のなさに愕然とする。気を取り直して井川湖に抜ける林道に向かうが、ここも冬季閉鎖というやる気のなさであり、いけるとこまで行くかと車を進め雨畑集落の廃校跡の温泉にまったり浸かり、見神の滝を見て引き返す。注意書き@日本平PA雨畑集落には日本軽金属のダムがあり、土砂の堆積率が相当なレベルまで達しているためそろそろ限界じゃないですかということが感じ取れるのだが、アルミの精錬にはやはりバカみたいに電気を食うのだなあということをひしひしと感じさせるものがあった。水力発電所を電力会社以外で持っている会社としてはたぶん日本軽金属とJR東日本ぐらいではないかと思っているのだが真相のほどは不明。その後は大人しく52号を南下し清水から高速に乗って帰宅する。日本平PAで休憩したときに、トイレの「忘れ物に気をつけろ」という掲示にポルトガル語が併記されていたりすることなど、今週末は静岡の奥深さを感じるものとなってしまった。戻る↑
    5月15日)「テクノスーパーライナー」
    三保の松原に下りたった羽衣を纏った天女?炎のエースストライカー養成ギブス壬生野あたりで友人がくたばったので酔いも醒めたことだということで運転を代わる。名阪国道は相変わらず殺伐としており、一般国道としては些かハイスペックであるが、トラックが犇めき合って凄まじい速さで走ることには不向きな線形をしているため、無料という魔力がここまで人を駆り立てるのかとある種の感動を覚えてしまう。清水次郎長の船宿「末広」跡その後はいつもの如く豊明まで高速、そこから1号をべたに走って静岡の有料4バイパスを夜間無料時間帯のうちに通過し船の出航2時間半前に清水港へ到着。切符の発売は7時半からという案内を受け、探索に出かける。港に整備されているフットライトはサッカーボールが形取られ、清水市、もとい静岡市の少年はこれを日々蹴り倒すことにより足首を鍛えているのかと妄想に励んだりする。清水といえば清水の次郎長とか清水港線とか三保の松原とか味わい深いものが思い出される。実際清水次郎長の船宿「末広」跡地の石碑や、清水港線の巴川口駅跡、そして巴川に架かるはごろも橋のたもとには天女のモニュメントまで飾られており、清水は味わい深い街であった。国鉄清水港線巴川口駅跡港に戻り切符を買いに行ったら、窓口のやる気が全くないおねちゃんが「表に掲げている札が下田行きになったら買いに来てください」と自分がその札を掲げるくせに他人事なしゃべりをするのでかなり腹が立ってしまう。そうこうしているうちに時間がなくなってきたので飯を食いに近くのココスに向かい、「すぐにできるやつ」を注文したのに待てど暮らせど持ってこない。静岡県民のやる気のなさに苛つきながらも港に戻り切符を買うが、フェリーでは凡そ考えられない値段体系に驚いてしまう。清水下田が8500円というのはフェリーとしてはちょっと高いかな?という感じなのだが、その内訳が「車5000円、人3500円」というのはかなり凄まじいまでの設定である。テクノスーパーライナー「希望」何度か窓口でゴル活した甲斐があってか、なぜかいい席をキープしてくれたので上機嫌になるが、昨晩からの疲れも相まって速攻で横になり爆睡してしまう。テクノスーパーライナーは時速80キロを出すという鳴り物入りでデビューしたが、その揺れは凄まじく、またその速さゆえにデッキに出ることはまかりならないということもあって、乗り心地はお世辞にも良いとは言えない。おがさわら丸がテクノスーパーライナーに取って代わるということであるが、16時間もこの揺れに船の中で耐えるのは限りなく拷問に近いため、乗客のQOLを凄まじく低下させるのではないかと勝手な想像をしてしまう。船内では、売れないため2900円→500円→300円という凄まじいまでのプライスダウンを達成した「LLサイズしかない記念Tシャツ」というマーケティングリサーチを怠りすぎのグッズを購入したりして下田に到着。下田からは適当に波打ち際を走り、熱川温泉で海を見ながら温泉に入ったり、激混みの湘南海岸で我慢大会に参加したりして久里浜へ。久里浜からは東京湾フェリーで浜金谷に渡り、富津岬経由で千葉へ。飲みに行った店の女将さんは5時間ぶっ通しで運転して京都まで行ったという不思議な武勇伝を披露してくれたりする。千葉在住の友人と飲んでいたのだが、後から奥さんも駆けつけてひとしきり飲み、九州に思いを馳せるような話になったのでそれとなく唆してみたりする。ホテルに戻りそのまま爆睡する。戻る↑
    5月14日(金)「送迎会みたいな何か」
    本日を以て課長が海外出張に出向くこととなった。おかげで2週間ばかりは天国であると周りのグループからは揶揄されるが、宿題はきっちり貰っているので有難いといったらありゃしない。そんなわけで本日は送迎会ということで焼き肉をグループ上げて食べに行くこととなった。グループの結束は堅い方が良いのであるが、今年はいった新人は焼き肉をデフォルトで3人前食べるというちょっぴり大食漢ぶりを発揮し、風呂場でポーズを取っていたら筋肉に血が回りすぎて頭の方がお留守になり貧血を起こして倒れたなどという武勇伝まで披露したりする。焼き肉屋のおねえちゃんは二極化が進み、そのメイクは覆面ですか特殊効果ですかそれとも舞台用ですかと小一時間問いつめたくなる人がいる一方で、何であなたは焼き肉屋などという殺伐としたバイト先を選ぶんですかとこれまた問いつめたくなる人もいたりする。そんなこんなで本日は終了。適度に酔っぱらっていたが、友人に迎えに来て貰い、酔いが醒めるまで運転を任せていざ東へと週末の旅行は始まった。まあ、うえぺけ号のバッテリーがあがっていて、出発に30分ばかし要したことは記憶に留めておこう。戻る↑
    5月13日(木)「支持率の低下に伴う次の一手」
    悪の秘密結社は川崎や横浜の造成地で正義の味方とぐんずほぐれつの取っ組み合いを毎週執り行い、悉く敗れてしまうという形式美に従っていた。悪の秘密結社は自分たちの悪巧みを遂行するべく秘密裏に事を運ぶのであるが、自分たちの存在を知らしめないと目的を達成してもそれは道半ばであることを知っているため、巧みに自分たちの悪事をばらし、恐怖を募らせて人間どもを支配することに余念がない。それが証拠に正義の味方がその悪巧みを看破したときには「よくぞ見破ったな」と敵なのにやたらと褒め称えていたりする。そんな勧善懲悪番組を刷り込まれた人間は、プロパガンダであろうと何であろうと「あいつらはこんな悪いことをしてるから懲らしめなければならない」と高らかに宣言してそれなりに勝利を収めるいちびりの支配者に高い評価を下しがちである。よくよく考えれば「悪いやつを退治する」ことに喧伝の必要はなく、必殺仕事人や隠密同心の如く何事もなかったように悪を退治しておくのが正義の味方が本来やるべきことではないかと思われる。自分たちの計画を赤裸々に公表し、それを衆人の監視の下で遂行するという「正義の味方」が執り行うパターンが悪の秘密結社の「自分たちの悪巧み」を知らしめることと似通っているところに何かしら思うところはあったりする。民主主義という人気投票の前には正義も悪も無いのかも知れない。戻る↑
    5月12日(水)「自動車税」
    税金の徴収額ほど「去年より減ってもらっては困るもの」は他にはあるまい。国民はあの手この手で節税に是努めているのに、徴税額を減らさないために巧みな工夫をしているというか「税金はこうします」と僕の断りもなく勝手に決めるからどうしようもない。しかしながら新たな税収を得るためにそれなりの努力はしているわけであり、そのプロセスはある意味戦略的である。発泡酒をビール並みの税率に変更したときに「国民はビールと思って飲んでいるのだからビール並みに課税するのは当然である。」という判りやすい議論を持ち出したのであったが、今回も地球に優しい車の税率を半分にしますよといったら、どこの自動車メーカーもその基準をクリアする車を作り出したために税収が減ることが予想されたため、「国民はこの地球に優しい車を普通の車として捉えているのだから普通の車として課税するのは当然である。」ということでこの有難い減税は今年限りとなってしまったのである。実はこの絡繰りを繙けば、日本の産業の技術革新の駆動力に税金が隠れており、国税庁の策略は日本の産業の技術を巧みに向上させているのではないかと思える向きもある。そんなわけでうえぺけ号の減税は今年限りというちょっと哀しいお知らせだったりする。戻る↑
    5月11日(火)「岡本太郎」
    こどもの樹(岡本太郎作)本日は朝早くから出張に出向く。このところ不思議な出張が続いており、今回もこれまた不思議な出張であった。会社の業務で使うことになるであろう統計処理法を学ぶべくセミナーに参加したわけである。出張の申請時に訪問先を記入する欄があるのだが、今回の出張先であるセミナーの会場は「こどもの城」ということで、必要以上に「どこにいくんや?」と職場で聞かれたりするのは少し迷惑である。「こども」が良くないからといって「おとなの城」という名前をつけられた日にはもっと別の妄想をされそうでかなり嫌なのであるが。そんな曰く付きの会場に出向き、セミナーは始まる。昼にはセミナー屋が準備した窮めて不味い弁当を食わされ、これも我慢のうちかと思いつつ隣の国連大学に出向いて展示されている資料を閲覧したり、エントランスで雑誌の写真撮影をしている無名だけど綺麗なおねえちゃんを見たりして過ごす。こどもの城の前には太陽の塔と同じ顔をした不思議な像があり、多分作者は「芸術は場数だ!」と宣言した鬼才岡本太郎であろうと推察するまでもなくそうだったりする。セミナーは勉強になり、なかなか得るものが多かったので満足のいくものであった。その後新橋に出向き日向地鶏のうまい店でモモ焼きや皮やせせりやボン尻を食べつつうまい焼酎に舌鼓を打つ。押さえていたのぞみの指定席は飲み屋を出た頃にちょうど目の前を通過しており、東京から自由席に座って大人しく帰宅。戻る↑
    5月10日(月)「Winny」
    ブロードバンドの爆発的な普及の陰にWinMXがあるという話を、ビデオデッキの普及にアダルトビデオが、パソコンのCDドライブの普及にはアダルトCD-ROMが一役買ったということに準えている人がいる。人がモチベーションを高めるのは凡そ不純な動機によるものが多く、欲望が情熱にすり替わるのは世の倣いであることを否定するつもりもない。しかしながら、本日Winnyの開発者が逮捕されてしまい、世の中の事情というものが難しくなっているということが浮き彫りにされてしまった気がする。逮捕する理由としては「著作権の侵害を十分に予想した上で開発をしていた」からであり、Winnyが著作権侵害を幇助することを予期していたというところにある。多分、暴力団がヤミ金融で金儲けの算段をするためにExcelを使うことも予期できるだろうし、誘拐犯が脅迫状をWordで作成することも十分に予期できるのである。そしてインターネットの匿名性を利用した詐欺も予期することはいとも容易いことである。きっとExcelとWordの開発者、そしてインターネットのシステムを提唱した人たちは犯罪を予期できたはずだということで近いうちに逮捕されるであろう。与太話はさておき、Winnyを使うことは著作権の侵害に当たることを判っていてインストールしてるんですと警察が公式に表明したことの最大の問題は、同じ京都府警の警官が自宅のコンピュータにWinnyをインストールし、機密書類がネット上に漏洩してしまっていたところにあり、自網自縛というか自分たちの身内が著作権侵害を堂々とやっていたと認めているところにあるのではないかと思ったりもする。戻る↑
    5月9日)「雑用に追われる日々」
    休みが一日だけなのでどこにも出かけずに骨休めをしているというわけではなく、本日は家の用事で拘束を余儀なくされる。朝からやる気無く始めてみるものの、あまりはかどらず、来週以降の計画を立てるなどという現実逃避に走りがちである。しかしまあ、これをやってしまわないといけないわけであり、ぼちぼちやりながら時間が経ってゆく。それにしても来週はどこに出かけようかなと楽しく計画を練ってしまうのは困ったものである。仕事の片手間に溜まっていた日記なんかも書き上げ、本日めでたく1週間分ばかりアップできたので、実は一日家にいる理由ができたから良かったのかなと思ったりもする。戻る↑
    5月8日)「土曜出勤」
    祝日があれば土曜出勤というのがセットになっているうちの会社は、本日は通常出勤日である。たしかに本日で今週の勤務は3日目に過ぎないため、まだまだ週末とは思えないものがあるのは事実である。しかしながら、土曜日に仕事をしても休んでいる人が多く効率は今ひとつであり、定時なればそそくさと帰る人が多く、休みが1日しかないため生活のリズムも勢い崩れがちである。しかしながら仕事が終わらなかったので本日は随分と遅くまで残業してしまい、なんだか無性に損をしたような気がしたりする。戻る↑
    5月7日(金)「国民年金」
    納税は国民の義務である。なので税金をちょろまかすと罰を受けるのは理解できる。しかしながら国民年金を納めていないというだけでここまでバッシングを受けなければならないものかとある意味びっくりしていたりする。年金というのは会社勤めをしているときは給料から天引きされるため、会社が僕たちを騙して実際納めていないという極めて稀な場合を除いて未納となることはない。しかしながら、国会議員は一度は何かの職に就いた後でその職を辞してから付く職業であり、しかも前職を辞した後は極めて多忙にして、選挙というセレクションに落ちようものならば素浪人であるわけだから、国民年金納付なんていうものに頭が回るわけがないというのも事実であろう。今の風潮では未納でしたということで叩かれているが、これがエスカレートして「未納だったので後で納めたことがある」というだけで叩かれ出したらえらいことである。少なくとも党の代表や官房長官を辞める理由としては妥当ではない。年金未納がどうも一時の熱病のようになっている気がする。1年経てば、なんであのときそんなに騒いだの?と言われそうなそんな気がする。でもたぶん、次の参議院選挙では「私は年金をきちんと納めています」とか言うことが売り文句になるという本質的に間違った何かが選挙運動で繰り広げられそうでそれが情けないったらありゃしないという気がする。戻る↑
    5月6日(木)「さっさ」
    越後の縮緬問屋の用心棒を遠き先祖が務め、あさま山荘事件の指揮を取ったこのおっさんや、化学ぞうきんといえばはこの名前が代名詞のようになり、こんなシュールなCMまで流していたりする。「さっさ」という名前からはそのあたりを想像するのだが、そんな名前のワームがインターネット上に跳梁跋扈しており、休みに入る前から「休み明けはこのせいで仕事にならないだろうなあ」と思っていたとおり、やはり仕事にならなかった。別にうちの会社のファイヤーウォールがザルだというわけではない。曲がりなりに担当者だったりするので一台一台OSのパッチ当てと感染していないかのチェックをしなければいけないのである。そんなこんなで半日つぶれ、本日は碌に仕事が進まないまま手仕舞となった。帰宅して大量に買ってきた焼酎のうち、兄が在庫として持っていないものを選んでゆうパックで送付する。近所の郵便局は集配局であるためゆうゆう窓口は24時間営業であり、公社化してサービスがますます良くなったとかなり感動していたりする。親の車で郵便局まで出かけたのだが、久しぶりにAT車に乗って気が付いたことは、最初加速するとギヤを変えなくてもいいのに無意識にアクセルから足を外してしまうことであった。良いことなんだか。戻る↑
    5月5日)「体を休める一日」
    当初の予定通り帰宅したのだが、やはり当初の予定通りに体はくたびれていたようで、当初の予定通り二度寝をして惰眠を貪る。昼過ぎに当初の予定通り起きあがり、出かける前に録画したプロジェクトXを見る。ヤマハがピアノを作る話だったのだが、蟻組みを取り入れてというあたりに日本の職人の意地を見せているのかも知れないが、ピアノの調律師がピアノの作り方全般を諳んじているとは思えないわけであり、調律師の指導の元でピアノが改良されていくというのはどうも納得がいかなかったりする。本日は旅行中の日記を書く気にもなれず、何とか写真の整理だけを済ませて終了。何とか疲れは取れたみたいで明日からの社会復帰に何とか間に合いそうな感じ。戻る↑
    5月4日)「無事帰宅?」
    長浜大橋(開閉橋)豪雨、濃霧、強風の中、目が覚める。天気予報が当たっているのはいいことかも知れないが、「GW後半は天気が崩れます」がここまで見事に当たるのは驚きである。そういうときだけ当たるなと言いたいわけではないが。そんな中ではあるが、松山に国道MLの友人がやってきており、昼前の飛行機で北海道に帰ってしまうということなので空港まで出向くことにする。途中長浜では肱川に架かる開閉橋を撮影し、町内の不思議な国道トレースは今や解消されていることを確認したりする。松山空港には無事到着し、友人と久しぶりに会う。遠く松山の地で京都と福岡と北海道の人間が会うということをおかしいと言い出せばきりがないが、そんなことは気にしないでおく。友人と別れ、本日は国道494号の黒森峠に出向く。そのあとは439号で大豊まで。途中吾北村の道の駅で「つがにうどん」を食し、放置プレイ状態になっている自分の掲示板に書き込みをしたりする。高知県の情報ハイウェイ構想の恩恵をこんな形でうけるとは思わなかったりする。大豊からは高速道で高松へと向かう。大豊から南国までは濃霧で通行止めであったようで、高知方面へ向かう車が大豊で強制的に下ろされるため、対向車線は激しく渋滞をしており、対向車線と相対的に快適であることがこれほどまでに楽しいものなのかと性格の悪さが露見する。高松からはフェリーで宇野に渡り、宇野からは30号で岡山へ、岡山からは2号バイパスと無料となったブルーラインで備前へ、備前からは山陽道で三木小野まで走り、そっからは175号、372号と走って亀岡からは京都縦貫道で帰宅。家の前にお隣さん宅に帰省している車が立ちはだかり、普段利用しない道から家に入ったところ、左後ろのバンパーとかなり派手目に擦ってしまい、かなり凹んでしまったりする締まりの悪い終わり方であった。くたくただったので、何も考えずにそのまま寝ることにする。なかなか盛りだくさんの旅行であった。思ったよりも温泉に入った数が少なかったのが以外であったが、平均すれば一日一湯以上なのでよしとしよう、ってだれに言ってんだか。戻る↑
    5月3日)「温泉三昧」
    杖立温泉元湯本日は温泉三昧と洒落込む。まずは杖立温泉を目指す。現地に行くまで知らなかったのであるが、杖立温泉は「日本一の鯉のぼりの里」を標榜しており、筑後川の支流杖立川にはものすごい数の鯉のぼりが掲げられており、ちょっと多すぎという気がしないでもない。そんな中、川縁にある元湯でまったりと湯に浸かり、そよ風に泳ぐ鯉のぼりを眺めつつ時を過ごす。杖立温泉を後にして、次は黒川温泉を目指す。筌ノ口第二温泉黒川温泉でどこがお勧めかなと考えたのであるが、やはりGWをもって廃業するアイレディース宮殿黒川温泉ホテルを差し置いて今行くべきところがどこにあろうかということでそのホテルを目指す。フロントのおばちゃんに聞いたところ、「今掃除中なんで昼過ぎには入れますよ」ということだったので先に他の温泉を回ることにする。大山から玖珠へ谷筋を越えたところにある筌ノ口温泉は二年前にも出向いたのであるが、第二温泉ができたということなので今回はそっちに行ってみた。設備が新しく、お湯は素晴らしい、値段も300円と言うから全くもって文句のつけようがない。さらにさらに、温泉の外にある自動販売機がサンガリアというのが素晴らしさに拍車を掛けているような気がするが、まあそれは僕だけだろう。筌ノ口で温泉を満喫し黒川温泉に戻る。さっきのおばちゃんはおらず、フロントにはおっちゃんがいたのであるが、おっちゃん曰く「外来入浴はお断りしています」とにべもない。アイレディース宮殿黒川温泉ホテル二時間程前に来たときは入れるって聞いたんじゃゴルァとフロントで一悶着し、何とか入れてもらえることに成功する。温泉の設えも湯も素晴らしいもので、ホテルだけに値段が500円というところは致し方ないが、風呂上がりの休憩室の充実ぶりからそれはむしろ当然であろうという気がする。ゆったりと湯に浸かる計画であったが、腰痛防止用のコルセットを巻いていたのを見つけたおっさんが「にいちゃん、腰痛か?ヘルニアか?」と言い出したのがきっかけで腰痛談義が浴槽の中で始まる。去年のGWも東北の温泉で見ず知らずのじいさんと腰痛談義をしたことが思い出される。長湯温泉天満湯入口ひとくさりその話をして温泉から上がり、次なる温泉地長湯を目指す。長湯には「ガニ湯」という有名な露天風呂があるが、狭い浴槽に押し合いへし合いはいるのは性に合わないので、天満湯を目指す。温泉の建物が自動扉という不似合いなものであったが、実は入湯料の100円を入れると扉が開くというハイテクを駆使したものであり、その面白さに感動する。お湯は天然の炭酸泉がかけ流しになっており、流れ込む天然のラムネを飲みつつ温めの湯にまったりと浸かる。花王のバブの七倍の炭酸ガスが解けているということで、その温浴効果は素晴らしいと書かれているものの、そんな科学的な合成品を基準にされちゃ迷惑という気がする程そのお湯は素晴らしい。その後車を四国に渡すべく算段をするが、当初予定していた佐賀関−三崎国道九四フェリーは満席と言うことで諦め、臼杵−八幡浜フェリーを利用する。別府−三崎フェリーや別府−八幡浜フェリーを利用できないかと別府に行き、やはり満席だったので臼杵に戻ろうとしたら高速道路が事故通行止めで無理矢理大分で下ろされ、出口ではETCが使えなくなっており、出口渋滞にはまる。そのせいで臼杵フェリーには間に合わなかったのだが、次の便が空いていたのでうまく滑り込んで無事四国に上陸。かなり疲労困憊だったので最寄りの道の駅伊方きらら館に辿り着き、爆睡。戻る↑
    5月2日)「天草爆走」
    JR三角線三角駅長崎に渡る富岡茂木フェリーが一日三本(高速艇は更に四本出ているが車乗せられない)しかないので、その第一便に間に合わせるべくさっさと目覚める。まずは三角まで行き、三角線の終着駅三角駅まで向かう。ここから雲仙までフェリーが出ており、これに乗ればさっさと長崎入りできるのであるが、天草の国道を塗るという大事な仕事があるため中途放棄はできない。車を引き返し、大矢野島のローソンでフェリーの切符をloppiでつまみ、さらに西へと車を走らせる。そのあと維和島になぜか車を走らせ、島の南端の上大戸ノ鼻で偶然にもうえぺけ号は22222km走破を達成してしまう。湯の里温泉@雲仙そんなことをやっているからだと言われればそれまでであるが、ナビ様に富岡港に到着する時間を伺ってみたところ、フェリー出航の一時間後というかなり絶望的なお告げを受ける。しかしまあ、下道なので時計の逆戻しは可能だから大丈夫だろうと高をくくっていたのであるが、ナビ様は真っ当に島の北側を通る国道324号で天草上島は突っ切ってこいやゴルァと示したのに、僕は「まだ塗っていない」という理由だけで南側の遠回りしている国道266号を選択したため、自分で自分に負荷を掛ける結果になってしまう。快走路である324号とは異なり、266号は漁村集落あり峠あり遠回りという困難が待ち受けていたため、車を走らせても走らせても富岡港はなかなか近づかない。上天草市から本渡市に入ったあたりでさすがにやばいだろうとフェリー会社に「今本渡の市街地にいるんですが間に合いますかね」と電話したら「予約してないですよね。下手すると乗れないですよ」と脅され、富岡港に電話して予約状況を聞いてみる。どうも第一便だけは空きがあるけれどその後の便は満杯と言うことで、下手すると本日天草を出ることがままならないということに成りかねないということになりかなりピンチな状況であるが、何とか間に合わせて富岡から茂木へ。車をバックで入れるという今時珍しいフェリーであったが、明らかに減価償却が済んでいそうな船でありGWという事も手伝ってか一つ間違えれば難民船のような感じである。諫早潮受堤防茂木の港には長崎にいる国道MLの友人が迎えに来ており、最近できた出島道路を利用してトンネルを抜けたら長崎市街地のど真ん中というあり得ない展開を楽しむ。友人のお薦めの店でうまいチャンポンを食べ、車を島原へと進める。多比良には長洲から船で渡ってきた国道MLの友人がおり、そこで今晩久留米に集まるという話がまとまり踏んで渡ってきた友人は車を置いてきた長洲へ、長崎の友人は最寄りの島原鉄道の駅へ、僕は雲仙へと散会する。雲仙では湯の里温泉に入り、共同浴場の味わい深さを堪能する。100円という値段と表通りの必要以上の喧噪とは全く異なる静寂さに温泉の真髄を見た気がした。その後車を小浜に進め、諫早からは有明海沿いに車を進める。諫早の潮受堤防の見物にも行ったのだが、勝手にわいわい騒いでいる人が多いせいかゲートは必要以上に固く閉ざされており、普通なら絶対そんなことはしないであろうと思われる有刺鉄線まで張り巡らされている。そんな風景を撮影しつつ車を久留米へと進める。久留米では三日前にも食べた久留米ラーメンを食し、うだうだと話をしながら時間を過ごす。遠き地に出向いてもなぜかこういう場を持てることが国道MLのありがたさなんだろうなあと思いながら時間は過ぎてゆく。本日は道の駅原鶴で没する。戻る↑
    5月1日)「焼酎の買い付け」
    知覧武家屋敷平山邸朝起きて、まずは知覧へと車を進める。川辺のファミリーマートで朝飯を買い、いつもの如くディレクターズチェアを車から取り出し、駐車場で青空の下まったりと朝飯に興じる。このファミリーマートにいきなり芋焼酎「石の蔵から」が売られていたので早速購入してしまう。10円玉禁止説明が流れるハイテク装置飯を済ませて、いざ知覧の見学に出かける。知覧といえば特攻隊と武家屋敷であるが、武家屋敷の広がる一帯は車の進入が10時までであり、それまでに車を進め、武家屋敷をバックに写真なんかを撮ってみる。武家屋敷は伊賀の忍者屋敷宜しく巧みな絡繰りが施されており、100円入れると説明が流れる仕掛けになっているなどというハイテク機器が駆使されている。しかしながら「10円玉は詰まるので入れないでください」という表示もあり、武家屋敷の奥深さを感じ取る。特攻隊の資料館はほっておいて目に付いた酒屋にはいる。どうやらこの店はとんでもない掘り出し物であったらしく、まさか下甑島の外で手に入るわけがないと思っていた芋焼酎「五郎」が売られており、一も二もなく買ってしまう。その他にも目映いばかりの焼酎の逸品が並べられており、こんな素晴らしい店があるのかと感動の嵐に包まれつつ知覧を後にする。最果ての終着駅枕崎後になって考えれば「知覧に何しに行ってきたんですか?」と言われそうなものであるが、「焼酎買いに行ってきた」と断言できるぐらい満足度が高かったりする。その後車を枕崎に進める。枕崎はカツオの町であり、駅前には鯉のぼりならぬ鰹のぼりがはためきその存在をアピールしていたが、枕崎駅自体がうらびれた駅であり、駅前にはためく鰹のぼり待合室からホームの間に不思議な空間があり、鹿児島交通の駅に間借りしていた国鉄が、鹿児島交通が撤退した後貰い受けたけど整備を全くしていないまま今日に至るといういい感じの放置プレイぶりがこちらに伝わってきており、最果ての終着駅という雰囲気を遺憾なく発揮している。そんな枕崎を後にして、車は坊津へと進む。坊津は遣唐使船の発着港としてかつては栄えたが、今も遣唐使船は健在であり、一時間1400円コースというお手軽な中国への密航ができるシステムが構築されているようで、堂々とそんな看板が掲げられているのは町が主体となって手引きをやっているため恐いものなしという状況がそうさせているのだろう、とどうでもいいことを考えたりする。遣唐使船のご案内@坊津その後野間崎の風力発電所を見学し、バカなポーズを取って写真撮影に講じていた二人連れのライダーの写真を撮ってやったりして時間を過ごす。そんなことで無駄に時間を潰していたので予定よりもかなり遅れて加世田に到着する。加世田にはこれまた素晴らしい焼酎の店があり、店のおばちゃんに「息子が蔵巡りをするからうちの店ではこんなにもいい焼酎が手に入るんです」と一くさり自慢されたりする。ここでもめぼしい焼酎を購入し、気が付けばうえぺけ号の中は一升瓶が10本以上となってしまった。これではいかんと箱にうまく収納し、助手席は焼酎様の鎮座なされる場となってしまったのはお約束気味である。その後車を北へと進め、肥薩おれんじ鉄道の阿久根駅に立ち寄る。商圏は海をも渡る?阿久根には駅前から100mだけ国道が海に向かってあり、この国道を以前から塗り残していたのが心残りであったため、今回は無事塗ることができてほっとする。その後車を蔵之元港まで進め、最終のフェリーを40分程待って天草に渡る。天草に到着したときは日がとっぷりと暮れ、雨まで降り始める始末である。仕方がないので本日は天草で没するかと計画を練る。宴会グッズの調達に本渡にあるジャスコに向かったところ、「御所浦のお客様へ」という張り出しがあり、船便に間に合うように港までお買いあげの品物をお運びしますという。この手のショッピングセンターは車で来る客を対象としていただけではなく、船で買い物に来る客まで想定していたと言うことに空恐ろしいものを感じさせられたりする。その後は車を少し東に進め、道の駅有明で本日買った石の蔵を飲みつつ没する。戻る↑