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本日は東京へと出張である。先週も眺めたであろう、そして土曜日にも眺めるであろう景色を時速270kmで鑑賞し、柿の葉寿司を食らいつつ時間を過ごす。本日は快晴という事で右富士も眺める事が出来、きっと良い事があるだろうと期待する。右富士とは関西から関東へ新幹線で出向くときに、右側の車窓から富士山を眺める事ができるという不思議な体験の事を指す。そんな事はあり得ないと思う向きの方もいらっしゃるであろうが、静岡の手前の日本坂トンネルを抜けて安倍川を渡るまでのごくごく短い区間だけこの現象が起こるのである。ちなみにのぞみで右富士を見ると、「ああ、あと1時間で東京か」と思う事になる。ちなみにこだまで「あと1時間」をお知らせしてくれるのは三島駅の「銀河鉄道999」である。用事を済ませ、汐留の鉄道記念館に出向き、明治維新の功労者の漢ぶりに感動する。しかしながら、鉄道記念館に来ていたのはおっさんばっかりであり、これを男のロマンのいうかバカというかオタクというかは意見が分かれるまでもなく「私には理解できない」と彼女や嫁さんにいわれる事は想像に難くない。その後兄と待ち合わせをして有楽町界隈に飲みに出かける。シングルモルトウイスキーを出すという味わい深い店でしこたま酒を飲み、良い気分で酔っぱらって帰宅。戻る↑
昨晩はホテルに戻りそのままバタンキュウとなってしまう。二日酔いにはならないが、いくらでも眠れる状態で朝を迎え、車を走らせつつ朝食の場所を物色する。海老名SAで吉野家の牛丼が朝飯という結構なシチュエーションを堪能し、由比で富士山を眺めたりしてまったりと過ごす。本日はさすがにまっすぐ帰るのもなんなので、灯台のチケットを消費するべく、行った事はあるが、その当時はチケットをもっていなかったという御前崎灯台を目指す。いまだに灯台が観光名所として脚光を浴びているというシチュエーションを堪能した事はないが、今回もご多分に漏れず寂れ加減がいい味を出していた。観光名所である事は認めるが、所詮は最果ての地であるという微妙な矛盾がこの状況を作り出すのであろう。おまけに本日は「都合により参観できません」とにべも無く門が閉ざされており、再来を誓う事となる。灯台の隣には江戸時代の明かり小屋が復元されており、新旧の灯台が並んで構えているというのは楽しいものがある。そのあと浜松の友人と待ち合わせて、鰻茶漬けを堪能する。鰻茶漬けには細かいルールがあるようで、一杯目は昆布茶をかけずにそのままで、二杯目はよく混ぜて昆布茶をかけ、ネギと一緒に食べるというものであるが、さすがに本場だけあって脂ののりが違う鰻を堪能する。その後はやる気無く高速を乗り継いで帰宅の途につく。帰宅して砂の器を鑑賞するが、中居君の眉間に皺を寄せるだけのつまらない演技に少し辟易しながらも、原田芳雄の演技に少し感動して本日は終了。戻る↑
銀行から金を借りる以外に資金を調達する事が可能となる、というのが株式を上場するメリットのひとつである。そのようにして資金を調達したのであるから、株主様には利益を還元するべく配当金を払ったり、株主優待をつけたりするものである。外資系の某冷菓産業は株主優待として自社製品の引換券を出しており、配当金も出している。しかし、今年は設立して31周年という節目にあたり、記念配当を1株あたり31円追加してくれる太っ腹ぶりを発揮している。31周年が節目にあたるというのは些か不思議なきらいがあるが、この会社だけはこの年を節目とする事に誰も異論を挟まないであろう事は想像に難くない。この「きりが良い数字」というのはコンピュータに精通している奴らが「256」をきりが良い数字と感じるのとは別である。都合今年の配当総額は1株あたり56円になるわけであり、単位株である1000株を取得していれば結構な配当を頂く事ができるわけで、それでいくらアイスを買う事ができるのだろうかという事を想像するだけでも楽しいものがある。戻る↑
夜中に家を発ち、美作の道の駅で目が覚める。朝風呂に行くべしと湯郷温泉に向かい、近代的なあまりありがたみの少ない温泉でまったりと朝を迎える。本日は岡山のドイツの森クローネンベルクでオフ会があり、エクストレイルのオーナーが集まるという事で参加してみた。朝10時に集合であったが、いろいろと話をして自己紹介の後に車を一列に並べて記念撮影をしたり、各自の車自慢などを披露して気がついたら12時である。趣味の話をしていると時間があっという間に過ぎていくものである。しかしながら車種が同じ筈なのに、なんだか微妙にみんな違うというのが素晴らしい感じで、各オーナーの意気込みが感じ取れたのであるが、うえぺけ号は至ってノーマルでいじっていないというのが逆に特殊だったりした。
昼飯後に別れて本日の次なる目的地である片上鉄道の廃線跡に向かう。片上鉄道は保存会がいまだに気動車を月に一度動かせているため、廃線跡の「兵(つはもの)どもが夢の跡」という雰囲気ではなく、本当に列車がやってきそうな感じがしていたりするものがあった。デッキのある客車、ニス塗りの座席、全てが懐かしくノスタルジーを感じさせるが、そんな味わい深い列車に小さい頃に乗った記憶はないからこの懐かしさは作られたものなのであろう。横にある鉱山資料館には目もくれず柵原駅跡へ向かう。味わい深さを通り越して絶句した状態の終着駅は藤田組(現在の同和鉱業)のかつての栄光を思い起こさせるものであったが、一昔前まで本当にここに鉄道があったとはどうも信じられないほどの荒れようである。その後仮眠を取りつつ帰宅する。帰宅して中居君が音楽家という冷静に考えればおかしい役どころである「砂の器」を見る。赤井英和扮する東北弁もとい出雲弁の筈が興奮すると関西弁丸出しというおかしな老人はきっと今後の捜査を混乱させるであろうと想像するだけで楽しいものがある。原作は15年以上前に読んでいたのであるが、いまだに筋は覚えていたりする。戻る↑
土曜出勤なので朝はいつもの時間に目が覚める。本日はセンター試験ということだが、センター試験と言えば雪を連想してしまうのではなぜかよくわからない。僕が試験を受けた年は雪が降っていなかったから、何か妙な刷り込みが為されているのだろう。思えばセンター試験から干支が一回りした事になる。随分と昔のような気がするなあ。帰宅時に本屋に立ち寄ると、「週刊タイタニック」という不思議な雑誌が創刊されていた。創刊号限定で激安というおなじみの手法を用いているが、シリーズを全部買いそろえないとタイタニック号の模型が完成しないという絶妙な作戦を展開しているのが素晴らしい。しかし、このような大がかりな計画を立てるにあたり、やはりメジャーな船を選んだのであろうが、処女航海で海の藻屑と消えた船をもってくるのはイメージ戦略的にはまずいような気がした次第。タイタニックという言葉から連想するのは、船の舳先で「タイタニックごっこ」に興じるバカップルとか、セリーヌ・ディオンといえば「My heart will go on」と「To love you more」しか知らない人とかあまり良いイメージがない。創刊号は船の骨格だけということで次週も買わなければみすぼらしいままである。でも来週からは値段が5倍近くに跳ね上がるのである。この手の一発屋雑誌稼業も些かマンネリ化が進んでいたが、自分で一つの作品を作り上げるため、買い手が作るのに飽きない限りは雑誌が売れていくというのは実に巧みな戦略である。買い手がどれだけ飽きっぽいかという事についてどれだけしっかりとマーケティングリサーチをやっているかが実は重要だったりする。ちなみに屁タレで根性無しなので、これには手を出していない。戻る↑
友人宅でまったりと目を覚ます。卯辰山をぶち抜くトンネルから小松バイパスを乗り継ぎ、スターバックスのドライブスルーなんかを試しつつ加賀温泉の駅前に到着する。以前山代温泉に出向いたときにウン十年ぶりの豪雪とやらに出くわし、この駅に戻ったときに3時間前に出ているはずの特急が立ち往生しており、仕方がないので買い物でもするかと立ち寄ったアルプラザがあったのでそこにまたもや立ち寄ってみる。土産をここで調達し、いざ本日は山中温泉を目指す。町役場の駐車場に車を止めていざ温泉へ。山中温泉の菊の湯は、今の男湯の建物に女湯もあったのだが、手狭になったので別棟を造りそちらを女湯とした経緯があり、男湯の天井には年代物の扇風機や彫刻が施されており、昔の建物ゆえの味わい深さを醸し出す素晴らしい建物であった。風呂上がりに飯でも食うかと町をぶらつき目についた釜飯を売り物にしている店にはいるが、観光地にありがちな客を客とも思わないわけではなく、店のキャパシティと店員の数が全くバランスが取れていないため、5分以上経っても案内されたテーブルに店員が来ないので店を出て大人しく福井から高速に乗って敦賀まで走る。
敦賀から本日はどうやって帰ろうかと考えたがそういえば「淀川の源」とかいう石碑が余呉高原スキー場の横にあるという話を思い出し、そちらに出向く事とする。味わい深い柳ヶ瀬トンネルを抜け、国道365号を北上する。後ろから石川ナンバーの車がついてきており、どうやら地図を見てこの道が福井へ抜ける事ができると思ったらしい。余呉高原スキー場までは通行できるが、それ以降は冬季閉鎖というこの道の現時点でのどん詰まりに目的の石碑はあり、ここから大阪湾までは約170kmですよという無駄な知識をここでも習得する。ちなみに国土交通省が発表している淀川の長さは76kmなので、ここが源流であるわけがない事は言うまでもない。不幸にもこんなマイナーな目的でここに来た僕の後をついてきたばかりに後ろの車は引き返す事を余儀なくされたようで、助手席と運転席の間で諍いがはじまっていたが知った事ではない。そのあとは気力が萎えていたという事もあって木之本から高速に乗り、京滋バイパス経由で帰宅。今月は雪道強化月間であり、その目的は十分に果たせたであろうと満足する。戻る↑
1日何回入ろうとも600円だから日本一安い温泉らしいが、昨日は無料の温泉をはしごしたのでそれほど有難いとは思えない。糸魚川で朝飯を食いつつ本日の作戦会議を開くが涙をのんで糸魚川から高速をぶっ飛ばさない限り本日の目的地には明るいうちにたどり着けそうもない事が判り、路面が雪まみれの高速道路を走る。トンネルが26続くというトンネル多発地帯である事を幸いに、雪の心配が無い超ストレートな道路は快適で、ナビ様の時計の針を大幅に巻き戻して小矢部に到着。小矢部から県境を越えて津幡にはいると河合という集落に「禁酒の碑」なる物があるというので早速訊ねる。その石碑は禁酒して浮いた酒代で学校を造ろうという飲んべえ達の熱い戦いを誓ったものであるが、村を挙げて酒を飲まないというのは当時の税収のある割合を酒税で賄っていた事を考えれば、お金は浮くけれど税収の不足に苦しむ事はなかったのかという気もする。しかしながらツッコミを入れるべきところは、酒をやめるだけで学校が建つというのはてめえらどんなに飲兵衛なんだというところである。
押水でうえぺけ号はめでたく10000キロ走破を成し遂げ、自分的にはようやく慣らし運転が終わったところだなあと勝手に考える。その後七尾へ向かい、港の食材市場でうまい寒鰤を食べて能登島へ。能登島は対岸の流れが悪そうな国道をパスするという崇高な目的のために素通りを済ませ、横田から能登有料道に突入する。穴水までは有料道路だが、整備の行き届いた道路はその後も続く。そんなこんなで本日の第1目的地である能登空港に到着する。能登空港は1日わずか4便しか飛行機が発着しない空港であり、搭乗率が70%を割り込めば飛行機会社が情け容赦なく減便を強いるという事だけあって、到着ゲートの外では和服を着た若旦那と女将と思しき二人組が、到着した観光客にパンフレットやサービスクーポンを配る事に余念がない。しかも乗り合いタクシーで金沢まで2000円で行きますと書かれていたりして、なんだか原価割れしそうな勢いである。
そんな能登空港を後にして本日の目的地禄剛崎を目指す。かつて能登半島に立ち寄ったときに、国道を忠実に走るという事をしたためにこのスポットに立ち寄った事はこれまでなく、この北陸の先端は一度は訪れてやると必要以上にテンションを高めて向かう。途中道路は情け容赦なく凍っており、雪道初心者にとってはかなりの苦行となるが、日暮れ前にようやく到着し、いざ灯台へと向かう。灯台で写真を撮ろうとしたらいきなり電池切れというお約束をしでかし、駐車場まで上ってきた道を下る。禄剛崎を中心として円を描くと北海道と本州、四国と九州がちょうど収まるからここが日本の中心だというかなり無理な理論を展開している石碑なんかを見学して撤収。金沢の友人に連絡し、まあ2時間もあれば余裕でつくよと電話した後で珠洲市内で何気なく行き先表示を見たら「金沢150km」とあり愕然とする。多少気分が萎えたのは事実だが、そんな事にはめげないで凍っている来た道をひた走る。約束通りにはさすがに着かなかったが、それなりの時間で到着し本日は金沢で没する。戻る↑

洞戸から美濃加茂へ抜け、美濃加茂からそのまま国道41号を使えばいいものを土岐経由で中央道を中津川まで利用して下呂に向かう。理由は至って簡単で、中津川から下呂までの国道257号を利用した事がなかったからである(国道256号との重複区間を除く)。下呂に到着して、立ち寄り湯の情報でも集めるかと下呂駅の観光案内所に向かうと、本日はクアハウスが無料で利用できるという事でそちらに向かう。そのあと下呂牛乳を探すが見つからず、銘菓「下呂の香り」を買って下呂をあとにする。当初は安房峠を越えて東に進む予定であったが、安房峠は年末に行ったので野麦峠を越えようと計画し県道経由で高根村に抜けるが、野麦峠は冬季通行止めという不埒な事が明らかとなり、三原じゅん子や中井貴恵は冬場歩いて越えておったのに、その根性のなさはなんやねんと訳の判らない事を思いつつ大人しく更に南の地蔵峠を越えて木曽福島に到達する。途中奈良井の道の駅で休憩するが、道の駅の真ん中に橋が架かっており、この橋を渡らない事には向こう岸にあるトイレに行けないという冬場では結構厳しいと思われるところで休憩する。橋には雪が積もっており、この太鼓橋を渡るのは大変厳しい物があった。そのせいか、こちら側の駐車場には「車でトイレに行きたいならこの先にある別の道の駅を使えやゴルァ」という貼り紙がされていたのが印象的であった。
そんなこんなで思ったより時間がかかったので塩尻から高速に乗り信州中野までかっ飛ばす。今の季節にここまで来るやつの目的はほぼ100%スキー&スノボであるが、それに構わず国道を走る。野沢温泉に到着し、大湯でまったりと熱い浴槽に浸かり今晩飲む酒と野沢菜漬けを買い、おやきを頬張りながら更に車を上越へと進める。野沢温泉は車を停めるところがなく、スキーバスの発着場に泊めていこうとしたら駐車場を管理するおっさんに「どこいくんや?」といわれ「トイレです」とごまかして車を動かし、仕方なく郵便局の駐車場に止めて風呂に入った次第。昔ながらの温泉街は、車での立ち入りが難しいところが多く、駐車場の確保は今後の問題なのであろう。上越からは世界でも5本の指が入ると言われている豪雪地帯頸城山系に突入し、その凄まじい雪道で滑りまくりながらもうえぺけ号は奇跡的に無傷で松代経由で柏崎に到着する。当初は更に東を目指すつもりであったが、雪道で気分がかなり萎えてしまったので、車を西へと進め、12時寸前に柿崎のスーパーで宴会物資を調達し、柿崎の駅で車を停めて寝ようとしたが風がめちゃくちゃ強く、光がほとんどない真夜中だというのに波しぶきが白いのがはっきり見えるぐらいであり、米山では風速21mという凄まじい状態であったため、海岸沿いにある道の駅や鉄道の駅は諦めるとなると結局能生まで行く事となり、到着して爆睡する。しかしながらスーパーの閉店間際の半額の刺身を買うというのはこの形態の旅行ならではの物であり、これが病みつきになっている一因である事は否定しないつもりである。戻る↑
帰宅したところ、某ニュース番組で「高速道路建設が将来民間の会社に委ねられるけれど、道路の曲率半径は最低でも500mにしなさいと国が規制をかけたんでは民間はそんな道路を造れそうもないところでは造らないですよ。」と評論家らしきおっさんが机上の空論をまくし立てていた。何度も言ってるようであるが、「高速道路が要らない」と叫ぶ事は格好がいいし、現在の財政を鑑みれば心地よいシュプレヒコールである。政治はもっと先の事を考えてやっているのですよと言うが、そんな先が読めるほど僕は読みの深い人間ではない。しかし、「そんな厳しい規制がかかった道路を造るわけがない」と言うが、民間に任せてある部分の曲率半径が小さい道路ができてしまったらどうなるかを脳味噌の中で考えてみればいい。現在の道路が「渋滞する箇所が決まっている事」「墓場の近所でやたらと事故が起こる事」「盆と正月とGWに道路が混み合うが、それは高速道路と国道だけの事」という問題を抱えている事にどれだけの人が気づいているのであろうか。渋滞する箇所はそれまで順調に流れていたのに、そこでは減速せざるを得ないところである。それはオービスが設置されているという場合もあるが、そのほとんどは曲率半径が小さく、減速を余儀なくされているところなのである。そのことを判っているからこそそんな規格があるわけで、造るときにかかる費用しか考えていないからそんなバカな事が平気で言えるのである。道路はつくったあと、どれだけの期間車が利用するのかを考えて貰いたいものだ。ちなみに墓場の近所で事故が多発というのは自縛霊のせいではなくて、道路用地は地元民が手放しやすい墓地の近所から手に入りやすいため、墓の近所をつなぐ折れ線が道路の計画になり、そのせいで墓場の近所はカーブが多く、事故が起こりやすいという事である。しかもそんな高速道路を使わなければ、普通の人は遠くに車で出かける事ができないのである。そのため国民的休日には高速道路は劇的な渋滞を引き起こすのである。「高速道路はもういらない」という論議は「原発は要らない」と同じぐらい身勝手な気がするのだが。戻る↑
アメリカで狂牛病の肉牛が発見され、輸入禁止措置が執られていたりする中で、やはり権力者のパフォーマンスは洋の東西を問わずワンパターンである。とりあえず安全である事を示すために、公衆の面前で食べるという判りやすい事を実施する。アメリカからの輸入がストップすれば、吉野家の牛丼のストックが2ヶ月でなくなるというまことしやかな話が流れ、駆け込み需要で風評被害が相殺されているという不思議な現象も起こっているようである。吉野家も対応策に追われ、カレー丼に手を出すとか、24時間いつでも食べられるけど「朝定食」とか、「牛丼一筋」の謳い文句にはついに訣別の日が迫ってきたようである。しかしながら本日は血の滲む企業努力をあざ笑うかのような「実はカナダで肉骨粉を食べていたときに感染したのでアメリカは悪くねえんだよ」という発表が為されてしまった。今後の対応が気になるところである。まあ、夜中に牛丼を掻き込むという生活をしなくなったのでどうでもいいけどね。吉野家と言えば殺伐としたUの字テーブルで刺すか刺されるかの雰囲気を味わい、大盛りネギだく玉なんかを頼むのが通だというネタがあるが、それが復活するのかなあ。戻る↑

大昔に機内販売のカレンダーを買って以来、カタログが季節ごとにきちんと届けられている。機内販売のカタログで取り扱っているものは少しひねりが利いていて「ほほう」と思わせるが、値段を見てさようなら〜、となってしまうものが多い。しかもそれと同じ性能を兼ね備えているものをネット上で探せばその半額以下で手にはいるというわけであり、欲望は掻き立てるが利益につながらないところが何ともはやである。家電量販店で説明を聞いて触って性能を確かめたあとで通販で買う電化製品とか、系列ディーラーで散々試乗してその辺の車屋で買う車と同じスタンスである。そんな事にきっと気がついたのであろう、全日空はついに「うちでしか絶対手に入れられないものをご用意いたしました」と言わんばかりに凄まじいものを出してきた。まずはYS-11のタービンブレードである。確かに早々手に入るものではない。しかも元手はかからない。さらにはマニア垂涎の的である。値段が28000円と比較対象がないので高いか易いか判らないと言うのが更に味わい深い。更にもっと凄いのがビジネスクラスシートである。Cクラスのチケットを買う訳ではない。座席そのものが売り物なのである。注釈には「2階以上の建物で、クレーン作業・ロープ上げ作業が必要となる場合、別途お見積もりをいたします。」とあるからかなり本気である。お値段も35万円とこれまた高いのか易いのかさっぱり判らない。誰が買うんだろうかと冷静に考えるが、きっとマニアとかその手の風俗店では需要があるんだろうなあと思ってしまう。ちなみに重さは69kgもあるらしい。戻る↑
いよいよ今年の仕事もはじまった。朝から向こう3ヶ月の予定を上司と話し合うという面接があり、これから3ヶ月こんなにも仕事をしなければならないというノルマを課されてしまう。おまけに今年の抱負を話すという事態にまで陥り、思いつくままに「仕事をきっちりやり切ります。中途半端な事はしないようにします。」と思いつきで話したところ、「うえだ、お前去年もそれ言うてたぞ」という鋭いツッコミが上司から入る。多分去年も思いつきでそんな事を言っていたのだろう。我ながら自分を進歩のない奴だと思ってしまう。仕事中にも、業種が業種なだけあって、某分離分析機器メーカーからDMが届く。コンセプトは「我が社の製品と野鳥は斯くも共通点があるんですよ凄いでしょう」らしい。外資系にありがちなイメージ戦略である。我が社の分離カラムはレッサーフラミンゴが超越アルカリ条件下で長生きするかのように過酷な条件でも長持ちするとか、パフィンが陸海空制覇をしているかのようにオールラウンドで用いる事ができるとか、ハヤブサがおぞましい速度で空を切り、獲物を遙か彼方から見つけるかのようにスピードと鋭い分解能を持つとか、コウテイペンギンが大量に脂肪を蓄えられるかのように大量に分離物を保持できるとか言いたい放題の事を言っている。まあ、せいぜいほざいていたらいいわと思っていたが資料請求すると10名様にGPSアンテナをプレゼントというキャンペーンをやっていたりするのでついつい資料請求をしてしまった次第。GPSアンテナは身の回りで最近ブームであり、ログを取るためだけに出かけるという不思議な事をしている友人が数名いる。当分は買うつもりはない。あくまで当分である。当分の間は要らないなあと言って気がついたら買っていた事が跡を絶たないが、今回もそうなるのかも知れないができるだけ頑張ってみよう。頑張って我慢できた暁には自分へのご褒美でそれを買う事にしようってそれじゃ駄目じゃん。戻る↑
朝起きると妙に体がだるく喉が痛い。正月の生活リズムがどうも体には優しくなかったらしい。そんなこんなで本日は自宅で大人しく過ごす。昼過ぎにとある国会議員の事務所から封書が届く。そんな面識もない人から何事かと思うが、面識はないもののつながりはあると言う厄介な存在であった。どうも同窓会名簿を頼りに党員になりませんかと言ってきた些か迷惑な先輩であるらしい。まあ、大台に乗った事だし参議院にでも出馬してくれという要請であれば受けて立つ予定ではあったがという与太話はさておくとしても、そんなしょぼい事のために大量のクロネコメールが発送されたとあればこれも政治活動なのか無駄金なのかという素朴な疑問が沸き上がる。国会議員になりたいという不思議な人たちはある一定の割合でいるようで、僕のhotmailには時折僕に認めて貰い、引き立てを期待しているように想像される人たちの熱いメールが届く。先日届いた人のメールは、加藤紘一事務所に投稿している内容をそのまま自民党本部と民主党の岡田幹事長と僕宛に送ってきたようで、「とりあえず俺は熱いので、どこでもいいから採用してちゃぶだい」という風に読みとれたが、メールの内容は「今の政治は駄目だ、でも致し方ない事は理解している」というもので、だからお前はどないしたいねんとツッコミを入れたくなる。文面が小池一夫先生ばりである理由は判らないが、それがいいと本人は思っているのだろう。しかし、政治に熱意を持っている人は、まずはメールアドレスを間違えない事あたりから始めるのがよろしいのではないかと思うのですが。しかも僕をその人を勘違いしているらしいですが、その人の公式ページからフォームで意見を書き込む事も可能なのになんでよりにもよってと言う気がする次第。たしかに2年前にこのメールアドレスを取ったときは「紛らわしいメールアドレスにするな!」という不思議なお叱りを受けた事もあるし、かつての公式ページにはmailto:が間違って僕宛に届くようになっていたという不思議な事もあったからねえ。戻る↑
本日も初詣に出かける。本日はゑびす神社と吉田神社、そして三千院門跡を訊ねる事とした。ゑびす神社はいつもながらの閑散とした雰囲気を想定していたが、「京の7福神めぐり」という企画があるようでバスで不慣れな土地を振り回されている観光客が結構来ており、境内はいつもよりかは賑やかであった。吉田神社は正月3が日のみ公開される大元宮に参り、ここにお参りすれば日本全国の神社をお参りした事になるというお手軽さぶりに少し感動する。更に車を北に進め、三千院門跡に足を進める。恋に疲れた女性はおらず、参拝者が全員大原さんでもない事は歌との間に齟齬を感じるものではあるが、妙に商売気のないところが気に入ってしまう。商売っ気がないというのは門前市のがめつさとの対比によるものだという話もあるが、それはどこの門前市もがめついから比較対象が原因ではないだろう。京都にいながら京都の寺院を知らない人が多いというのは「京都人の京都知らず」という名言に従うまでもなくあり得る話で、三千院は思ったよりも気持ちの良いところであった事は事実でまた訪れてみたいと思い起こした次第。本日は晩飯にセミアマな豆腐専門店で飯を食らって帰宅。いけてないというのは僕の趣味に合わないという意味であり、コンセプトはしっかりしているからターゲットとしている客層には十分応えているから問題はないんだけど。戻る↑
新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。本日は初詣に出かけるという極めてオーソドックスな一日を過ごす。なぜか本日は妙見山に向かい、味わい深いロープウェーとか吹きっ晒しのリフトなどの交通機関を利用して山頂にある本殿に辿り着く。妙見山は山号はあるが寺号がないという珍しい寺であり、妙見山の北にある眞如寺というお寺の飛び地境内となっており、正式には「無漏山眞如寺境外(けいがい)仏堂能勢妙見山」と呼ぶらしい。今年一年の無病息災を祈念して鐘を衝き、続いて清荒神へと向かう。清荒神へと向かう道は激しく渋滞しており、抜け道を探してみたところ行き止まりに出くわしたりとさんざんな思いをしてようやく到着。お参りを済ませ、参道にあるマッカーサーの使っていたコーンパイプなど洋の東西を問わず大変な珍品を取り扱うことで有名な古道具屋を冷やかしに出かけるが、その店の怪しいオヤジは今も現役で、「その絵は円山応挙。鉄斎もあるよ」という相変わらずの軽妙なインチキぶりを発揮していた。戻る↑