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朝から今週末に雁坂峠を越えようという話になり、夕方大阪に集まって作戦会議ということになる。作戦会議を提唱されたので万障繰り合わせて定時ダッシュを決め込んだのだが、友人が突如残業でこれなくなり、もう一人の友人はそれを聞いて他の飲みの誘いに乗っかったということで大阪に着いたところで何をするあてもない。仕方がないのでGAREのモンベルでザックとストックを購入し、ヨドバシで買うはずもないけど敵情視察と称してドコモの505isなんかを弄って遊ぶ。その後仕方がないので梅田の飲み屋にカンでえいやっと入ってみれば、そこは酒が必要以上に豊富な有難い飲み屋で、最初はビールで口を潤し、適当なつまみを頼みつつうますぎる焼酎や幻の泡盛泡波何ぞをいただきえらく満足して帰宅。週の初めからこんなんでは先が思いやられる気もしないではないが、気にしないことにする。戻る↑
夜も明けやらぬうちに車を動かし、明け方に白浜に到着する。日本の海岸から水着のおねえちゃんが消えて久しいのだが、ここ白浜の白良浜にはおねえちゃんが健在であり、日本もだまだ捨てたものでは無いという激しい勘違いをしながら新旧の南紀白浜空港を見物し、牟婁の湯で朝からまったりと温泉に入る。風呂上がり早々から車をかっ飛ばし11時頃には泉佐野で友人と別れその後は帰宅。帰宅して間もないまま恩師の家に招かれていたので出かける。友人と待ち合わせ、社会人らしく手みやげの一つでも買って教授宅に到着し、久しぶりに後輩と会う。社会に出て時の流れを劇的に早く感じるようになったけれど、どうもそれは新しい環境にいるからではなく大学がまったりしていたことを実感させるものであった。最近物覚えが悪くなってきたのでたぶん忘れるであろう野郎の後輩と、物覚えが悪くなっても忘れないであろうかわいい後輩と面通しを済ませ、そのあとはビール飲んで肉食ってというバーベキューでまったりと過ごす。夜は社会人らしくそこそこに引き上げ帰宅。妙に充実した週末を過ごしたものである。戻る↑
会社の近所にJRの駅ができることが本決まりになったらしい。会社のすぐ横にJRが走っているというのに、最寄り駅までは軽く2キロほどあるというのだから理不尽だと感じるのであるが、そんなことを言い出したら沿線住民はみんな理不尽に感じているのであろうから、本質的にはその理不尽さを感じるのはわがままである。しかしながら併走する阪急よりも山側を走っているJRが、山の手に阪急が開発した住宅地の客をごっそり奪い取ろうとしているという構図が見て取れるのは不思議なものである。仕事で古い資料がいることになったので別棟にある資料保管庫に行って探し物をすること2時間、ようやく必要な資料を確認できたのであるが、資料保管庫で探し物をすることって妙に性に合っているらしく、割と楽しく探し物に勤しむ。その間デスクワークをしなくて良かったからだという意見は聞かないことにしよう。戻る↑
田沢湖を出立し、いざ小岩井農場を目指す。小岩井農場についての予備知識としては「小」「岩」「井」からはじまる3人が出資して農場を作ったということしかなく、まあ、その辺の牧場に毛が生えたくらいのものだと思っていたのであるが、えらい間違いであることを思い知らされる。必要以上に金と権力を持っている三人(小野義真、岩崎弥之助、井上勝)が悪い相談をして作った農場であるからとにかく広いのである。いくら岩手山の火山灰まみれになっている土地とは言え、900万坪はでかいの一言に尽きる。しかも現在の農場の雰囲気はすべてあとから手を加えてできた人工のものだというから、その恐るべき手間は人件費の安かった昔の日本でなければ不可能であったというネガティブな意見もあろうものだが、それに要した人力は明治神宮を更にスケールアップさせたようなものであり、明治時代の起業家の気骨と西洋に追いつき追い越せという凄まじいモチベーションを感じさせるものがある。メルヘンとファンタジーの世界に生きようとした宮沢賢治をして「奇蹟」と言わしめたその情景は今もなお健在である。現在の「まきば園」というアミューズメント溢れるしけたテーマパークに入場料を払うのではなく、創業以来利用されている牛舎や資料館を見ることの方が遙かに感動を呼び起こすことは間違いない。牛舎なぞは100年前に建てただけで、特に技巧があるわけでもないが今となっては国の登録有形文化財というのであるから継続は力なりである。小岩井農場を堪能したあとは盛岡で兄を下ろし、花巻まで走ってレンタカーを返し、大相撲の千秋楽を待合室で見て飛行機に乗って帰宅。大阪に戻ると体感温度が10度ばかり上がったようで、モノレールでは随分と暑苦しい思いをする。戻る↑

朝起きると、八甲田山には雲がかかってはいるがぼちぼちな天気である。八甲田山はそう言う名前の山があるわけではなくその辺の山の総称であるから、正確には赤倉山というべきではあるが。本日は一路弘前を目指し、弘前からJRで鷹巣へ、鷹巣からは秋田内陸縦貫鉄道で角館を目指す。JRに乗っているときはさほど気にもならなかったのであるが、内陸線に乗るとそこはディープな秋田ワールドであり、隣のボックスで会話をしているばあちゃんの話はさっぱりわからない。角館で腹が減ったので飯を食いつつレンタカー屋に電話をしたら間違って町役場にかかったりしつつ車を確保する。角館の武家屋敷を見学し、昔の生活ぶりに思いを馳せ、庭の大木に子供が縛り付けられ折檻を受けていたことを妄想する。桧木内川沿いの桜並木を見ていざ田沢湖へ。田沢湖は昨日飛行機で上空から視察したときといささかも変化が無く、必要以上に青い水を満々と湛えてそこにあった。時間があったので車で1周してみようということになり、向こう岸にある金粉ショーをしているたつこという乙女の像を拝みに出かける。たつこ像は何か必然性があって作られたものではないようで、謂われを滔々と敷衍する立て看板を熟読してもその理由がつかめなかったのであるが、概ね観光資源というものはそう言うものであろうと納得し、本日の宿へと向かう。宿では板さんのこだわりの夕食を堪能し、オーソドックスな方が良いという味音痴な凡人的小市民的な意見を吐露しながらも衛生的な循環式温泉を堪能する。何かあんまり褒めていないなあ。とりあえず今日はここまで。戻る↑
梅雨の優れぬ天候の中、本日より避暑を兼ねて北東北へと旅立つ。米軍と共用しているという三沢空港は、長きに亘り青森県下唯一の民間機の離発着する空港であったのだが、青森市と浪岡町の境に青森空港が誕生してからは昔日の盛況ぶりを失い、味わい深すぎる地方空港のテイストを漂わせていた。手荷物を受け取る部屋に案内されている最寄り駅の鉄道会社は「JNR」などという現存しない会社線であるようで、青い森鉄道とかいわて銀河鉄道とか言う最近のトレンドに対応していないなどというものとはレベルが違いすぎることはおさえておくべき事ではあるし、出迎えるところにホタテの直販場がある事などはすばらしいの一言につきるが、特筆すべきは戦闘機の離発着の合間に民間機が離発着させてもらっているという現状であり、滑走路を普通の乗用車が縦横無尽に走り、飛行機が横切るときだけ道路に遮断機が下りるという様である。そんな味わい深い三沢で車を借り、三沢駅で兄を拾って一路奥入瀬を目指す。奥入瀬は昨日までの天気の悪さが奏功したのかいつもよりも水量が多く、自然の美しさに心を奪われることしきりであり、必要以上に自然の織りなす水芸に感動してしまう。奥入瀬を通り抜け十和田湖に達した我々を待ち受けたのは一面の濃霧であり、引き返して本日の宿泊地八甲田へと向かわせるには十分すぎる何かがあった。その後ホテルへ行くところで道を間違えたりしてホテルに到着するが、傘松峠を越え日本海側に抜けるといきなり晴れるという事にすら感動を覚え、ホテルで休む間もなく酸ヶ湯温泉を目指す。ホテル宿泊者は温泉利用が無料というおいしい特典の恩恵にあずかり、味わい深い温泉を満喫。その後ホテルに立ち戻り晩飯食ってしこたま飲んで寝る。戻る↑
本日は大変体調不良である。しかしながら本日休むと5連休となるため休むわけにも行かないと訳のわからないことを考えて頑張って出勤する。会社で仕事をこなしていくと体調が少しずつ戻ってくるのは不思議であるが、やはりしんどいことは変わりがないようで割と早々に仕事を引き上げて帰宅。帰宅してみたら随分と昔にアマゾンで予約をしていたDVDがようやく発送されたらしい。15000セット限定といわれれば予約に走るのも致し方ないものがあるのでこればかりは勘弁願いたい。そういえば「Tonight」はサラ・ブライトマンとホセ・カレーラスの熱唱を2001年11月17日に聴いたことがあるが、ナタリー・ウッドとリチャード・ベイマーの映画版を見るのは中学のとき以来である。たぶん改めて見直したら新たな発見がゴロゴロしているのであろう。届くのが楽しみである。戻る↑
坂本村の道の駅を出ると、いきなり通行止めに出くわす。堰堤上を走る道で向こう岸に渡り、右岸にある旧道が迂回路となっているので更に道を進むことは可能であるが、この部分だけは国道を走っていないので後日またここに来なければならないと言うことで、来る理由ができて喜んでしまう。ちなみに向こう岸に渡るときに利用した堰堤は9t以上の車は通れないので八代の入り口にあった大型車全面通行止めはそう言うことであったのかと納得する。途中崖から転がってきた大きめの石を踏んでしまい、右側前輪がパンクしてしまいスペアタイヤに交換するなどのアクシデントはあったが、人吉に無事到着する。人吉では「新温泉」という名の味わい深すぎる大正時代に作られた温泉に浸かり、市内の未走区間をすべて走っていざ小林を目指す。普通ならば加久藤経由で人吉ループとえびのループをくるくるくるくるするのであるが、よんどころない事情で大口経由とする。途中肥薩線の真幸駅に立ち寄り思わず芸術活動なぞをしてしまう。急勾配の中にある駅なので、駅は引き込み線の中にあり最果ての終着駅というムードが漂う。そのあと小林に到着し、今回のメインイベントである国道265号塗りつぶしに着手するが、西諸県郡須木村と児湯郡西米良村の境近辺の山道の下り坂でいきなりブレーキがきかなくなり、目の前にガードレールが迫ってきた。ここでガードレールにぶつかって止まれば幸いであるが、突き破って崖を転がり降りた場合は車はおろか自分の身体にまで悪影響を及ぼしかねないと冷静に判断をして、それならば山肌の崖に車を擦らせて減速し最後はサイドブレーキでも引いてみるかと考えて実行に移す。しかしながら、擦らせ具合がちょっと激しかったようでサイドブレーキを引くまでもなく車は停止した。しかし衝撃が大きかったようで、前輪のシャフトが曲がり二度と動かなくなったのは少しばかり誤算であったようだ。車はお釈迦であるが身体に問題はなく、荷物をまとめて、いずれ誰かが通りかかるであろう国道でひたすら待ち続ける。しかし前後20km人家のないところであったため30分ぐらい車は来なかったが、ようやく拾ってもらって小林へと舞い戻る。小林からはまさか乗ることはないだろうと思っていた吉都線に乗り、都城からは日豊本線で宮崎空港へ。大分から伊丹への切符をキャンセルし、宮崎伊丹便をキャンセル待ちして搭乗し、無事帰宅。塗り残しとホバークラフトが随分と心残りで、また出かける理由ができた気がする旅行であった。戻る↑
本日より九州に出かける。平日ならば爆睡を決め込んでいる時間にさっさと起きて出かけることができるのは休日ならではである。関空から大分に降り立ち、市内まで行くホバークラフトをまずは往復するかと思ったのであるが、レンタカーを大分市内で返しても乗り捨て料金を取られないと言うことなので、ホバークラフトは帰りに利用する計画を立てさっさとレンタカーを借りて出発する。杵築で武家屋敷を観光し、城下ガレイは食べずに国東半島を一周し、途中姫島に立ち寄ろうかとしたら目の前でフェリーが出航したりして車は進む。安心院あたりの国道を塗りつぶし、別府と湯布院の境目あたりにある塚原温泉でまったりと過ごし、車は西へと進む。本日は相当雨が強く、走っていた地域は大雨洪水警報が出ていたのであるが、それが証拠に天瀬温泉は本日も玖珠川の濁流に呑み込まれており、河原の露天風呂には入れずじまいであった。そう言えば去年も水量が多くて露天風呂のいくつかは水没していたことを思い出す。そのあと久留米に行って友人と久留米ラーメンのはしごをして更に南下する。本日は坂本村の道の駅で没するが、どうやら国道219号はこれから先は通行止めらしいのでどうなる事やら。戻る↑
6月8日にデジカメを購入し、持ち運び用ケースを次の日に楽天で買ったのであるが、しばらくして出品業者から「現在在庫切れで次いつ入ってくるか判りません」と随分無責任なメールが届いた。じゃあよそで買うから解約しろやという気もしたのであるが、まあそんなに急くものではないし、前のデジカメもあるから余り気にしないでも良いだろうと放置プレイを続けていたら先日ようやく「入荷したので明日発送します」というメールが来た。本日ようやく届いたのでほっとしたのであるが、冷静に考えると頼んでから1ヶ月近くかかっているのである。冷静に考えれば遅い。でも店に行ってそれを探し求めるのは面倒なので仕方がないかと思うところもある。届いた品物は使い勝手の良さそうなものなので実は結構満足していたりする。これで出かけるときにかさばる心配もなくなった。うれしいことだ。ちなみにこの写真はどうやって撮ったのかという素朴な疑問が沸き上がるが、携帯のカメラでも割と綺麗な画像が撮れることに我ながら驚いている次第。そう考えると今僕の手持ちのデジカメが4台あることになるのか。戻る↑
本日より7月である。異動で一人僕のグループにやってきて、一人が去っていった。この異動の経緯は憶測が随分とはいる余地があるため多くを語りたくはないが、何はともあれ僕のポジションが中途半端に高くなってしまったことだけは事実である。有難いことかどうでもいいことか、はたまたどうしようもないことはさておこう。今日も「野球のなかった次の日は気楽でええのう」という部長の電話から始まってしまった。そのあと仕事場の机の配置を換えるとか訳のわからん仕事をやって本日は終了。帰宅して醤油をアメリカに売り込んだという涙ぐましい物語をみて少し感動するが、味音痴なアメリカ人とか、糟糠の妻とか、粉骨砕身する日系2世とか、理不尽なFDAとか、ダブルスタンダードがグローバルスタンダードというアメリカとか、人のいいアメリカ人とか、物語を構成するには十分すぎるネタがつまっていて久しぶりのいい作品であった。なぜエンディングのスタッフロールに醤油会社の資料が出てこなかったかについては気になるところではあるが。そういえば昔、「虎を売るのがウルトラマン、ビルから出るのがデビルマン、醤油を売るのがキッコーマン」というつまらんネタを話していたやつを思い出してしまった。戻る↑