2003年5月

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    今月の日記タイトル一覧(クリックするとその日の日記へ飛びます)

  • 5月31日)「締まりがない一日」
  • 5月30日(金)「なんば走り」
  • 5月29日(木)「不穏な季節」
  • 5月28日(水)「危険物」
  • 5月27日(火)「日本語を書く能力」
  • 5月26日(月)「ユレダスという地震動早期検知警報システム」
  • 5月25日)「男女同数の飲み会」
  • 5月24日)「境目が無い一日」
  • 5月23日(金)「モノポリー」
  • 5月22日(木)「「銅もありがとう!」と「おいで野洲」」
  • 5月21日(水)「t.A.T.u.と山口百恵」
  • 5月20日(火)「無謀な戦」
  • 5月19日(月)「新人発表会とかいろいろ」
  • 5月18日)「親の機種変」
  • 5月17日)「出石と生野銀山」
  • 5月16日(金)「特に何もないまま」
  • 5月15日(木)「新人歓迎会」
  • 5月14日(水)「再結成の真相」
  • 5月13日(火)「久しぶりの力仕事」
  • 5月12日(月)「携帯電話の割高感」
  • 5月11日)「めんどくさい雑用」
  • 5月10日)「だらだらとした土曜出勤」
  • 5月9日(金)「いつ正式な歓迎会するのだろうか」
  • 5月8日(木)「大雨のあとは冷え込み」
  • 5月7日(水)「阪神ファンの割と複雑な自分勝手な心理」
  • 5月6日(火)「平穏無事な一日」
  • 5月5日(月)「10連休最終日」
  • 5月4日)「神島」
  • 5月3日)「満足して帰宅」
  • 5月2日(金)「マインランド尾去沢」
  • 5月1日(木)「酸ヶ湯温泉とジャジャ麺」


  • 今月の日記
    5月31日)「締まりがない一日」
    台風が来るという予告を受け本日は大人しくする予定であったのだが、朝のうちに台風は低気圧に成り下がり、その辺でうようよと風を吹かせているが天気の変わりやすい普通の一日である。たしかに当初予定をしていたパラグライダーをするにはちと難のある天候であるが、それにしても煮え切らない一日である。なんだかんだで一日家の中で過ごし、今月はなんか締まりの無いまま終わる。戻る↑
    5月30日(金)「なんば走り」
    日本人は運動会の入場行進で緊張すると右手と右足が同時に出てしまい、行進が不格好になるという特性を持つが、これは江戸時代まではそういう歩き方が一般的であったという事実に基づくものである。我々日本人のDNAにはそのような風習が刷り込まれているようで、たかだか150年ばかし前に流れ込んだ文化にはまだ馴染んでいないのである。ちなみに右手右足、左手左足を同時に前に出して歩くこの歩き方を「ナンバ」という。ナンバは体を半身にするリスクを持つ反面、自然とモーションが大きくなるのでストロークが力強く、体格にハンデがあるが相手に与えるダメージが大きくなるということで古武術にはこの体捌きが用いられているらしいが、この体の捌きをそのまま100m走に行かそうとしているアスリートがいるようである。8人でスタートして、一人だけナンバで走り抜けられた日には視聴者も観客も必要以上に妙な違和感を感じるだろうし、その妙な走り方で並み居る強豪をぬきさらしてしまった暁には「ナンバ禁止」という水没泳法やバサロスタートや複合のジャンプ点の相対的低下などで味わったスポーツルールの改悪という日本人いじめが起こるのではないかと要らぬ心配をしてしまう。とりあえず、ナンバ走りで9秒台を出せたら「黄色人種で初めて」の他に「ナンバ走りで初めて」というなんだかよくわからない評価もされるのかと思うと複雑である。でも、実際速いんだろうか、なんば走法って?戻る↑
    5月29日(木)「不穏な季節」
    南の海からとぐろを巻いて雲が北上してきているようである。前触れのそよ風は心地よいが、嵐の前の静けさを地で行くように静かに蒸し暑い日々が忍び寄ってきている。雲が無く日差しが強烈なので、日々の山登りは徒歩からバスに切り替える時期が来たようである。30年近く暮らしていても毎年この暑さにはやられてしまうのであるが、これは別に地球温暖化とは関係がないことで、世界一夏が暑く冬が寒い千年の都はその過酷さ故に日本を支配できたのでは無かろうかと日々思うのである。昼間はさすがに暑いので会社内で籠もりっきりになり、夜日が暮れて涼しくなってから帰宅する。本日もアート引越センターのドラマを見て予定調和の話の進行と江波杏子の常人ならぬ立ち振る舞いに感動し、気がついたら布団の中でくたばっていた。週末出かける計画は先走りすぎている台風の所為でもろくも崩れ去り、自宅で柄にもなく溜まっている雑用でも片づけるかとある意味諦めの境地に達しつつあるのだが、はてさてどうなることやら。戻る↑
    5月28日(水)「危険物」
    職場に米倉涼子のポスターが貼ってあるので、一日何回かは拝顔することとなる。別に職場に猛烈なマニアがいる訳ではなく、米倉涼子が危険物安全週間推進ポスターのイメージキャラクターを務めているからである。このポスターにはもちろん、「危険物 無事故の主役は あなたです」という標語がついている。過去の標語を調べてみると過去14年で「危険物」が入ってない標語は平成10年の1度だけであり、しかもこのところ5年連続で「危険物」から始まっているようである。ここまで国民的支持を得ている「危険物」は夏の季語としてすっかり定着していることであろう。ちなみに職場の窓に外から見えるようにこのポスターが貼ってあるので、建物の内側からは光が当たると左右逆に見えるので、標語が「あなたです 無事故の主役は 危険物」という訳のわからんけどなんか意味の通ってそうな不思議なスローガンになったりする。ちなみにこの標語、毎年やたらと字余りが多いので語呂が悪いのが気になったりもするがまあよかろう。問題なのは、オスカープロモーションがこういう露出が少ないところも「1社」とカウントして架空の「CM女王」をやたらと排出しているところにあるのではないかと最近思うんである。戻る↑
    5月27日(火)「日本語を書く能力」
    このところレポートの作成に追われているのだが、今更ながら日本語の難しさを実感する。日本語で論理的な文章を書くのは随分と難しい。最近頓に日本語を書く能力が上がってきたような気がするが、その能力はこの日記にはまるで反映されいないようで、いかにお気楽にこの日記を書いているかと言うことが判ろうものである。とりあえず本日一番理解できなかったことは、部長が席を外しているときに代わりによく電話を取るのだが、「いつも部長さんの代わりに電話と取ってもらって申し訳ないです」と相手に言われたことぐらいか。向こうも名乗らないのにそういう会話ができるっていうのもすごいといえばすごいことなのかも。本日はなんか体力的にきつかったのでさっさと帰宅。戻る↑
    5月26日(月)「ユレダスという地震動早期検知警報システム」
    二日酔いでへろへろであるが、とりあえず会社に出向く。朝から会議、昼からミーティングなので、体力的には楽で凌げるが、楽な分睡魔が襲ってくるのは如何ともし難い。ようやく体力が回復し、睡魔を追いやって仕事を片づけていたらかなり遅くなってしまい帰宅。帰宅途中に東北で地震があったことを知るが、後付というか偶然の一致であろうが日本海西部地震と日が同じだったそうでなんか地震大国であることを実感する。ちなみに各地の震度の情報と併せて報道しようとして津波の心配はないですという通報が遅れたとか、放送局のカメラが揺れて倒れそうな棚を地震の最中支えようとしている様子を捉えたりとか、ニュースキャスターが「けが人はいないですか?」となぜか嬉しそうに訊ねたりするいつもの光景が繰り広げられていたりした。僕はこの対応をまずいとは思わないが、こういったことを「由々しき問題だ」と目くじらたてる人がいるけど、この対応がばっちりうまくいっていたら、「各地の震度の情報が出てないくせにいい加減なことを言うな」とか、「たいした揺れでもないくせに我が身可愛さに隠れるな」とか、「住民の安否も気遣わないなんて冷酷だ」とかいうんだろうな、そういう「とりあえず文句を言う人」って。確かに大変な災害であるが、東北に住む友人が全員無事らしいのでほっとしている次第。戻る↑
    5月25日)「男女同数の飲み会」
    昨日中途半端に夜更かしをしてしまったので、中途半端な時間に目が覚める。昼過ぎに出かける用事があったので、そろそろ準備するか、と思っていたら随分と久しく会ってない友人から電話が掛かってきたのでそのまま長電話になり、気がついたらどう考えても間に合いそうにない時間なので慌てて出かける。本日は友人の晒されパーティーの打ち合わせで晒される会場で密談をしたのだが、これもひとえに二つ返事で司会進行を引き受けたからに他ならない。予定時間に絶妙に遅刻して密談は開始され、2時間ぐらい打ち合わせをして終了。その後総勢4名で飲み会だったのだが、次の約束があったので早々と抜け出し別の飲み会へ。次の飲み会は総勢8名で大いに盛り上がる。2次会まで行って次は甲子園でも行くかという話になってお開き。本日は2回とも男女同数の飲み会だったがあまり気にしないでおこう。それにしても、究極の地元密着型リテールといえば農協、「兄ちゃん、ええ体してるな、自衛隊はいらへんか?」というトークは決してネタではないと言うことが判ったりもする趣深い飲み会であった。戻る↑
    5月24日)「境目が無い一日」
    朝起きて友人宅で朝食を摂り帰宅する。1週間の疲れと昨日の盛り上がりでどうも疲れがたまっているらしくシャワー浴びて昼まで微睡む。先日書いた2ちゃんねるに闘いを挑んでいた中学生は騙りであったらしく、作成者の釣果の程が自慢げに披露されていた。しかし、この釣果そのものも虚構であって、この釣果に対する釣果を新たに披露された日には訳がわからなくなるので虚構と現実の境界線が誰にもわからないものになっているし、作成者にも判らなくなるのでは無かろうかと思ったりもする。ちょうどそれはネタ作りに余念がないあまり現実とネタの境界線がわからなくなるようなものに似ているから、自分としても少し気をつけるべき所ではある。難しいことを考えたのが原因なのかそれは定かでないが、眠くなったので2度寝を貪る。目が覚めたら夜9時で晩飯を食いながら昼夜が逆転してしまったなあと思うが、夜は夜できっちり寝れたのでそういう心配はなさそうである。今日っていったい何時間寝たんだろ。戻る↑
    5月23日(金)「モノポリー」
    monopoly夕方仕事を適当に切り上げて友人宅に向かう。友人はまだ帰っていなかったので、友人の奥さんと温泉話をしていたら友人が帰ってきたので、奥さんお手製の石焼きビビンパなんぞを食らってモノポリーを始める。前回5月4日にやる予定であったのに流れてしまったので仕切り直しであるが、久しぶりにやるモノポリーだしルールが微妙に違うのでなんか勝手が違う。アメリカ人がようやく理解できるぐらいのアバウトでがさつなルールだとやっていてもあまり楽しくないので、日本人向けに少しずつルールをアレンジしてやってみる。しかし、モノポリーというゲームはやっていくうちになんか性格が見えてきそうで時と場合によってやる相手を決めておかないといけないような気もしたが、とりあえず一人勝ちしたらみんなほくそ笑むのだけは一緒だったりする。4回ぐらいやって夜中になったのでお開き。そのまま友人宅に泊まる。戻る↑
    5月22日(木)「「銅もありがとう!」と「おいで野洲」」
    会社で本年度の基本給が決まったのでその差額の明細が届く。基本給が決まったということは組合との話し合いが終わって6月以降の休みについて取り決めが終わったのかと思いきや、いまだに来月以降の休みは決まっていないという割と適当な会社である。帰宅して週刊鉄道の旅を読む。今週はわたらせ渓谷鐵道と東武日光・鬼怒川線である。関西人にとって馴染みが薄い北関東は名前は聞いたことがあるものの行ったことがないというところが多く、超有名どころである日光にはさすがに行ったことはあるがそれ以外は全く未踏の地である。足尾銅山観光のアーチには「銅もありがとう!」という有名なコピーがあり、野洲駅前商店街の「おいで野洲」と双璧を成すということであるが実物は見ていない。足尾銅山観光は閉山後のテーマパークとして名高く、一度は訪れてみたいスポットである。ちなみに来週は「おけいはん」であるらしい。戻る↑
    5月21日(水)「t.A.T.u.と山口百恵」
    帰宅したらamazonで注文していたCDが届いていた。相変わらず買うCDに脈絡がない理由は自分でも判らないが、今回はt.A.T.u.と山口百恵であるからいつもにも増して意味不明である。ロシアの女子高生というこのユニットはペドフィリア受けするべく作られたようなようにしか見えないが、話題提供込みで芸能活動というスタンスが非常にきっちりと守られているようである意味感動する。ちなみにこの曲をジュエミリアがカバーするらしいが、せいぜいヒットしないことを祈るばかりである。本家がかすむぐらいで初めてカバー曲の値打ちは出るものだと思っているのであって、別にジュエミリアのことが嫌いだと言っている訳ではないのでそこんとこよろしく。歌唱力で勝負するか、ビジュアルで勝負するか、話題性で勝負するか、どれをとっても良いのである。勝てば官軍である。さて、もう1枚の山口百恵であるが、ジャケット写真は篠山紀信撮影、曲は阿木燿子作詞、宇崎竜童作曲という史上最強の代物で、現役時代を知らない僕にとっても売れるべくして売れる環境でその類い希なる才能が開花したと言うことが納得できる代物であった。戻る↑
    5月20日(火)「無謀な戦」
    2ちゃんねるという不思議な掲示板が存在する。匿名での書き込みが可能であることの功罪が見事までに体現されている史上稀に見る理想的な実験場になっているのであるが、いかなる人間の恣意的な思惑が入ることはなく、ひたすら性悪説と性善説の闘いに明け暮れているという至って人間臭いところである。日本という悪平等で無責任な国であったがために発達したであろうこの環境は、時に新入りに厳しいムラ社会を形成しているところがあり、こんな所からもジャパンオリジナルの臭いが漂ってくるのは気のせいかも知れないが、揚げ足とって批判する人の方が偉そうな気分に浸れるという現状は紛れもなくそれである。この掲示板に無謀な闘いを挑んでいる正真正銘の中学生がいるが、明らかにネギを背負った鴨である。自分がおいしいえさをばらまいていることに気がつかないというのは、弄られキャラとしてはすばらしいの一言に尽きるが、個人的バイアスの掛かった調査結果では、弄られキャラの90%以上は「弄られたくない」と思っているらしい。自分のキャラクターを生かすべきだと思うのである、とつっこんで見たいところである。戻る↑
    5月19日(月)「新人発表会とかいろいろ」
    週の初めは週末の過ごし方によって気分の程が違う。今ひとつ体調不良なので仕事に身が入らないと言うこともあるのだが、やはりなんか晴れやかな気分になれない。夕方より新入社員の大学でやってきたことを発表して、社員が毟るという通過儀礼が執り行われる。毟られる側の新入社員はいつもより幾ばくかは自信を漲らせて発表に臨むのであるが、大学というアカデミックな環境では、金儲けというシビアな環境での海千山千な連中に太刀打ちできる訳もなく、良いようにつっこみを入れられていた。思えば去年は毟られる側だったのだけど、そんな昔のことは忘れたとでもいわんばかりにかなり厳しい質問をしたような気がするが、年寄りなので自分に都合の悪いことはすぐに忘れてしまうから何ともコメントのしようがない。戻る↑
    5月18日)「親の機種変」
    A1101S2002年1月27日とタイトルが同じだったりするが、本日は親の機種変に立ち会ったので致し方ない。親が「最近電池の持ちが悪くてしようがない」とこぼしているので機種変更をすることになった。電池の持ちが悪いというのは親がやたら電話をしてることに由来するのではなく、持ち歩いている鞄の留め金がマグネット式にであることに関連しているのではないかとか、充電するアダプタの接触部分に埃がたまっていることに関連しているのではないかという素人的判断もあるが真相の程は不明。とりあえず機種変更をしたいと言うことなので近所のauショップに出かける。判っていなさそうな店員は「けっ、機種変かよ」という態度で「いやあ、今在庫あるのこれだけなんですわ」とカメラ付きのやたらと高いのばかり勧める。親が「カメラはいらん。どうせつかわん」とはねつけて、しかも付き添いの息子が妙に携帯に詳しそうだと悟ったのか知らないけどソニエリのA1101Sを奥から引っ張り出してくる。「ジョグシャトルが使いにくいかと思いまして」と聞かれてもいないのに言い訳をするらへんが怪しい。たぶん説明してる本人も判っていないであろう適当な説明だけでものを売ろうとする態度からして過大な期待なぞするものではないと思ってしまったが、世間の人はほいほいと買い物をしてしまうようで、ARPUが8000円も行く理由はこのあたりにあるのかも知れない。一生懸命1gでも軽くしよう1mmでも薄くしようと努力している人がいる一方で、売る人も買う人もこんなんでは、開発している人はかなり哀れである。戻る↑
    5月17日)「出石と生野銀山」
    辰鼓櫓朝起きたらとりあえず体調は全快とまでは行かないが、とりあえず動き回れるぐらいには復調していたので本日も出かける。本日は全国春の交通安全週間と言うことなので、安全運転に心がけて一路出石を目指す。行く道行く道で強制サイン会が開かれているので、何に注意するかについて多くは語らないがなんと言われようとやはり安全運転は重要である。ハンドルが白くて妙に太く、後ろが見えない仕様になっているワゴン車に必要以上に煽られた時なぞは、道を譲って記念撮影をしていただくまでしても安全運転は重要である。昨日の夜に飛び込んできた台湾人医師がSARSを関西一円にばらまいていた疑いがあるということで、それがために客足が落ちるかなと思っていたのだが、あまりその影響はないようであった。しかし、今日になってその医師が立ち寄ったとされる姫路城公園やその他の観光地で消毒作業を始めるというのもあまりにべた過ぎる対応で泥縄の極みであると思うが、やらないと住民が必要もないのに不安がるし、更にいえばその医師がその観光地に近寄らなければ安心というわけでも無かろうから結局は観光地が風評被害を受けるだけと言うことでそのいけてない対応ぶりには困ったものである。さて、そんな台湾人医師も立ち寄ったとされる出石でそばを食って定番の辰鼓櫓なんぞを見物し、本日のメインイベントである生野銀山に出向く。思えば2週間前に尾去沢に行ったので同じような光景が展開されているにすぎないのであるが、なんか各鉱山ごとに味わい深さが違うようで、鉱山跡のテーマパーク巡りをやり始めたら収拾がつかなくなってくるんだろうなあと思いながらも、次はどこに行こうかなと考えていたりするから困ったものだ。それにしてもなんで鉱山のテーマパークっていうのは入場料が軒並み1000円近くするのだろう。マネキンを動かすランニングコストをこの少ない入場者数でペイすることを考えれば無理もないことなのかも知れないなあ。戻る↑
    5月16日(金)「特に何もないまま」
    昨日が飲み会なので、本日はおざなりに仕事が進む。夕方になると足早に帰宅し今週もめでたく終了する。体調が今ひとつ怪しいので食も進まないし、横になってもしんどい状況にこの週末は寝込むのかと思ってしまい、なんかもったいないなあと思ってしまう。一眠りして少し楽になったので、録画していたドラマを見て空白の時間を埋める。そういえば会社の同期で内定後に作っていて現在休眠中のMLを復活させたいと管理人が言い出していたのだが、現在配信可能な状況になっている生きているアドレスってほとんど無いんだろうなあ。当時はみんな大学のメールアドレスを使っていただろうからねえ。戻る↑
    5月15日(木)「新人歓迎会」
    しつこいようだが、うちの会社は飲み会は木曜という不文律がある。木曜でなければならない、と言うことではなく、金曜にやったら幹事はしばき、という意味である。ここまで個人(の都合)を第1に考える会社なのであるが、チームワークは体育会系のノリを要求されるという典型的な大阪の中小企業の体質が存在する。そんなグループが執り行う飲み会であるから、やはりよその洗練された会社とは違い、こってりしたうるさい飲み会となる。散々新人をダシにして飲み会を繰り広げていたにもかかわらず、「メンバーが全員揃っていないからこれは新人歓迎会ではない」と言い張っていたことに罰が当たったのであろうか、新人歓迎会を企画した本日は体調不良で会社を休んだ社員がいるからなんだか締まりがない。飲み会では新人歓迎という割には至って会話の内容が新人とは関係ない話題に終始し、やはり明らかにダシにしているのが判る。新人を歓迎する意向と言えば新人の飲み代が無料になるということだけであり、それ以外はいつもの飲み会と変わらないが、まあそういうもんだろうと最近思えてきたのでそれでいいのかも。戻る↑
    5月14日(水)「再結成の真相」
    SPEED昼飯時に再結成する某4人組ユニットの話題で盛り上がる。このユニットの話題になると、人気とは別の次元で取り沙汰される内容がある。話題に上ること自体をおいしいと本人が理解しているのであれば、本人のポジションは絶妙にしてグループの構成に必要不可欠である。それは恰も黄がいなければ緑と青がリーダー赤が桃とできていることに対して嫉妬心を燃やし、グループ内部でドロドロとした闘いが繰り広げられ、よい子が口ずさむ「ばんばらばんばんばん♪」という勧善懲悪な番組には到底なりえないという状況の如しである。このことを少し大人になって理解した後で「天は人の上に人を作らず、人は人の下に人を作らす」と評したやつがいたがそれは大間違いである。僕がメンバーでは無いが勧誘員である「ちょいぶす倶楽部」は、脱力感を溢れさせながらも力一杯このメンバーを応援するのであり、歌も踊りもいけてないけど一番売れているメンバーとの対比が「陰陽」という生半可な表現ではしきれないほどであるこの現状を憂いているのである。人気がないし、存在感もないけど、人の記憶に残るインパクトはたっぷりあるという格好の事例である。ちなみに「あらかき」が正しい読み方らしいんだが、そんなことはどうでもいいことである。そもそも本人の芸名に苗字は存在しないのだ。も一つちなみに再結成の真相は世間の人が思っていることで大正解だと思うので、コメントを差し挟むまでもない。戻る↑
    5月13日(火)「久しぶりの力仕事」
    RI朝からミーティングがあり、仕事の進捗ぶりを聞かれる。本日より新人がミーティングに参加しているのであるが、やはり最初は必要以上に緊張しているようである。新人がまるでセミナーで話すかのようにカンペを準備して話しているし、話の内容は本人が理解したことであって、こっちはすでに理解している事であったりするため、何だかなあ、最初はこんなもんかなあという気がする。本日は部長も同席していたのでいつもより少し長目のミーティングになり気がつけば昼になっていた。部長が「来年以降うちの売り上げは落ちるで」と宣っていたが、たぶんそれは事実であろう。何せこのところ新製品がでていないのである。直接売り上げに貢献する部署でないからそんなことを言われたところでどうしようもないのであるが。昼からドラム缶を運ぶという不思議な仕事に携わる。ドラム缶の中身が見えないので重いか軽いか予想がつかないため、必要以上に疲れた。こういう特殊な仕事をするのも僕の会社の特殊性を示しているのだろう。でも同業他社と比べて経営のポートフォリオが随分といびつなので、売り上げが落ちると某社のように外資に吸収されるのかも知れないと思われがちであるが、こんなこてこての会社を買い取ろうという太っ腹な会社はないと思うのでせいぜい自立を続けられるように細々と生き延びてもらいたいものだ。戻る↑
    5月12日(月)「携帯電話の割高感」
    休みが一日しかないと休んだ気がしないし、そもそも昨日は雑用に追われたので休んでいないから体はだるい。本日はさっさと帰宅して雑用の続きを片づける。auがパケット割をお奨めしているようであるが、「毎月2000円ぐらいメールする人はパケット割に入ると年間で一万円も得をする」んだそうである。随分とお得感があるのは判るし、僕も多い月だとメールというかパケット代が2000円を超えるときもある。しかしながら先月機種変更をしたらパケット料金プランが変わったようで、メールをちょこちょこやってる限りでは割引がないけど、一度に大量にパケットを使うと割引があるんだそうでそれで十分恩恵は受けているような気がする。それに、そもそも基本使用料に無料通話分があるからそんなに携帯代は掛からないのが現状である。携帯の料金は使い始めた五年前と比べれば下がってはいるが、五年前のインターネット接続環境と今の環境から行くと、携帯でメールをするメリットはそんなに高くないような気がするのだが、携帯電話のARPUは約8000円と言うから驚きである。僕はダブルキャリアだというのに毎月の携帯代は合計5000円ちょっとで済んでいるんだけどなあ。戻る↑
    5月11日)「めんどくさい雑用」
    本日は自宅で雑用に追われる。家での雑用というのは逃れられないものだが、毎年毎年どうもこの決算報告書作成という用事だけは理不尽を通り越してやる気が失せてしまう。まあ文句を言っても始まらないからと気を取り直して毎年やってはいるが、やはり納得がいかない。社会人になっておおよそ理不尽なことには我慢できるようにはなったが、それにも限度があるし、そもそも会社で理不尽なことを言われても給料をもらっている身であれば我慢をせざるを得ないところであるが。とりあえず半分ほどやっつけて後日やる事にしてみた。親は「来年はがんばって自分でやってみるから、とりあえず今年はやってくれ」と僕をだまくらかして早10年である。いい加減諦めの境地に達してきた。そんでもって何年もやっていたので、なんとなく会計のしくみは判ってきたからそう悪い話でもないと思いこんで自分を納得させている部分もあるのだけど。戻る↑
    5月10日)「だらだらとした土曜出勤」
    二日酔いでも寝ぼけていても、時間になれば目が覚めて本日も仕事に出かける。携帯のアラーム機能を目覚まし時計代わりに使っているのだが、土日はその設定をしていなかったりする。そういえば、携帯が普及してアラーム機能を目覚ましとして使っている人が多そうなので、最近目覚まし時計業界は厳しいのではないかと要らぬ心配をしてしまう。会社で昨日後輩に頼まれていた脳味噌を使う質問の答えを考えたりして時間を過ごし、気がついたら昼になったので飯を食いに出かける。なぜか食堂で一ヶ月前にすでに今日の休みを申請していた同期とばったり出くわし、昨日の夕方になって急遽休みが取り下げられたというかなり理不尽な悲哀を語っていた。本日はそんなこんなで定時にはさっさと会社を後にして、会社と駅の間にある散髪屋で散髪を済ませて帰宅。土曜日は出勤してもなんか仕事をするモチベーションが上がらないから効率悪そうなんだけどなあ。戻る↑
    5月9日(金)「いつ正式な歓迎会するのだろうか」
    冷え込みが厳しいので久しぶりに上着を羽織って出かける。夕方に他の部署から頼まれていた仕事について説明に出かけていたのだが、戻ってみるとグループ全員で帰り支度をしており、上司から「うえだ、飲み行くぞ」と言われて一も二もなく参加する。本日は新人と上司の初めての顔合わせ飲み会という趣旨で飲み会であったが、新人交えての飲み会はすでに何回も行われており、明らかに新人をダシにしているのが伺える。いい加減酔っぱらって帰宅したら、研究室の後輩からなにやら難しい質問が来ていたのでこの酔っぱらった脳味噌では答えられるわけがないと判断して明日会社でじっくりやってみるという事にした。ちなみに明日は土曜日であるが、週勤五日制を取っている僕の会社は情け容赦なく明日も仕事である。戻る↑
    5月8日(木)「大雨のあとは冷え込み」
    本日は朝から必要以上に雨が降る。普段ならば会社までは電車を降りて軽く山登りをするのだが、このような天候ではバスに乗らざるを得ない。ちなみに会社の最寄りのバス停からは多少歩く必要があるので、その間だけでも十分濡れてしまうのであまり恩恵がないと言えば無いのだが雨の中をずっと歩いてくるよりかは随分とましである。ちなみにタクシーを相乗りでという選択肢もあったが、雨の日はみんな同じ事を考えるようで、普段であればこの不景気でタクシー溜まりに必要以上に漂っているタクシーも、本日ばかりは捌ききれていてタクシー乗り場は長蛇の列である。会社に入ってから最初の研修の時だけしかはいていない作業ズボンを会社にたどり着くまでにぐしょぐしょになったということでひさしぶりにはいてみるが、裾上げをしてもらっていないままなので少し長めである。ちなみに同じ考えをしてるやつが結構いたので本日は作業ズボン日和であった。夕方には雨も上がりロッカーに干していたズボンも半乾きとなって帰宅の途につくが、雨が上がって妙に寒くなってしまっていた。これまで必要以上に暑かった反動が来たような気がするぐらいである。帰宅してアート引越センターのドラマを見るが、りょうの関西弁がいけてないのが少し気になる他はいつもながらのドラマの展開で落ち着いてみられるところはすばらしい限りである。戻る↑
    5月7日(水)「阪神ファンの割と複雑な自分勝手な心理」
    しばらくはどっかに行きたくなくなるという殊勝な心がけが沸き上がるほど人間ができていないので、本日も次の目的地を求めて全日空超割の切符獲得に臨む。北海道へのスーパー早割はめぼしいところが無いので諦め、とりあえず次の超割にいずこに参ろうかと算段をたてて切符とレンタカーを早々と押さえる。今月と来月は実は暇で仕方がないので、たまには家にいても良いかなと思うが、絶対にどっかに出かけてしまうことだけは確実でせいぜい空けておくことにしようというぐらいである。家にいたところでつまらないことをして時間を過ごすだけである。赴任先の関東にいる部長が「うえだ、昨日も勝ったな、井川が勝つようになったらこらひょっとしたらひょっとするで」と電話が来るのものどかで良いものである。とりあえずAクラスに入れるかも知れないぐらいなので、今年はちょっとだけ期待してみても良いが、僕はどこにでもいる阪神ファンなので「俺がナイター観たら阪神負けよるねん」と勝つより負ける方が多いから試合をテレビで観たら負ける方が多く、しかも負けた試合ばかり覚えているというネガティブ思考からくる訳のわからないジンクスを言い出しかねない性分なので、心の底では優勝などと大それた事を考えていてもあまり期待しないでおこうと思っていたりするのである。ちなみに阪神が勝つと「これで良いのだろうか、何か間違っていないだろうか」という気持ちになるのが本当の阪神ファンである。戻る↑
    5月6日(火)「平穏無事な一日」
    最近の天候は「五月晴れ」という爽やかな、それでいて暑くないという季節が無く、桜が散った瞬間に真夏日に突入するというメリハリが効きすぎたところがあるのであまり喜ばしいものではない。本日より社会復帰となる。この休みがこれまでになく充実していたので、仕事もはかどるという随分と良い循環を起こしているようである。本日の出来事と言えば先日お流れとなったモノポリー大会の日程を決めたことと、友人の漫談ディナーショーの司会進行をすることになったので、そのうちあわせの日程を決めたことぐらいで、これまでに比べると何もないまま一日が過ぎていったかのようであった。おまけに旅先での強制的な規則正しい生活がいまだに尾を引いているようで、その日中に眠りにつくという健全な生活だったりするから、書くネタと言えば健康と天気についてという競馬場デビューのような内容だから困ったものだ。まあ、休み明けにとばすわけにも行かないからこれで良いのかも。戻る↑
    5月5日(月)「10連休最終日」
    友人宅でのっそりと目覚め、朝飯を食ってからも映像の世紀を観る。このDVDを観ていると、人間は戦争をしているのが平常時であり、平和に過ごしているのは異様であるという気がしてくるから恐い話である。実際、20世紀は戦争の世紀と呼ばれる程のものであり、いつの時代にも大義名分を振りかざして戦争を仕掛ける輩が多いのは困った話である。昼過ぎに友人宅をあとにして帰宅し、近所の家電量販店に福引きに出かける。福引きではたいしたものが当たらずがっかりするが、旅行中に使い果たしていたデジカメの電池を買って帰宅。大量にたまっていたメールを読み、書いていなかった1週間分以上の日記を書いて本日は終わってしまう。高速道路で車両火災をやらかして恐るべき渋滞を引き起こしたりしているようであるが、やはり一日早く帰宅すると明日に向けて準備ができて良いなと思ってしまうものである。とかえらそうなことを言ってるけど、明日本当に社会復帰できるのかしらん。戻る↑
    5月4日)「神島」
    昨日旅行から帰ってきたばかりだというのに本日も朝早くから出かける。本日の目的地は鳥羽の神島である。本日は年に一度の神島灯台の一般公開の日である。始発の近鉄特急で鳥羽に向かい、市営渡船のりばに行ってみれば、ハイキングとおぼしきいでたちをした人が長蛇の列を成している。聞けば鳥羽観光協会がわざわざ今日にハイキングツアーとやらを企画し、当初の見込みでは150人であったものが気が付けば800人も押しかけたということであり、予想の甘さ加減が招いた嬉しくもない悲鳴があちこちで上がっているのである。一日に4便しかない渡船は臨時便を出すことで何とか対応したらしいのだが、こんな大勢が一気に伊勢湾の小島である神島に来た日には、島が沈むのではないかと思えるくらいである。とりあえず神島に到着すると取るものとりあえず山道をダッシュして、一般公開している灯台に入って当初の目的を果たす。そのあとおもむろに港に戻り、港の近所の飯屋で昼飯を食ったが、本日は予約客しか入れないとか言う大名商売というかキャパシティの限界がそうさせるのであろうがつれない返事をされてしまう。何とか昼飯を食べて、時間が余ったので島を一周してみたが、この島は三島由紀夫の「潮騒」の舞台であるらしく、それにまつわるいろんなものがあるらしいが、如何せん「潮騒」を読んだことがないので今ひとつ感情移入ができないでいたりする。灯台で受付をやっていた海上保安庁の係員と話をしていたら、4月に竜飛埼から鳥羽に移動になったばかりだそうで、一般参観が可能な灯台を巡っているという話をしたら随分と驚いていた。数日前に行ったばかりなので記憶が鮮明な竜飛埼や尻屋埼や大間埼や脇野沢の話をしていろいろとおもしろい話を聞かせてもらう。帰りは、船が来る1時間も前から桟橋に陣取り、暑い日差しの元でビールを飲むという至福の一時を過ごしていたが、いざ船が来たとなればその800人が殺伐として我先に船に乗り込もうとして危うく海に転落しそうになるというまるで引き揚げ船に乗り込む難民のようであった。鳥羽からは会社の友人宅に向かい、晩飯を食って映像の世紀を観ながらもう一人の友人が来るのを待ったが、いつまで待っても来ないので諦めて寝ることにした。ちなみにモノポリーのファントムメナス版を入手したのでそれをやろうと集まったのであるが、人数がさすがに少ないのでやらずに終わってしまったのである。戻る↑
    5月3日)「満足して帰宅」
    康楽館矢立峠で友人と別れ、数日前にも行った碇ヶ関の湯ノ沢温泉に向かう。本日は先日とは別の宿である秋元温泉に向かう。湯ノ沢温泉は宿ごとに違う泉源を持っており、その湯の種類もそれぞれ異なるためそれぞれの宿で異なる温泉を楽しむことができる。秋元温泉は温泉成分の含有量が日本屈指であり、小浴場では硫黄の臭いが充満して窒息しそうな気分になってしまうほどである。小浴場は男女別であるが、大浴場は脱衣所が別だが風呂は同じという混浴で広々として滾々と湧く湯がかけ流しになっている温泉にたまらない充実感を覚える。そのあと碇ヶ関の古都部温泉という一軒家の温泉に行き、これでもかというかけ流しの温泉を満喫する。温泉をたっぷり満喫したあとは小坂の康楽館という現存する日本最古の芝居小屋を見に行く。小坂は鉱山で栄えた町であり、鉱山が生み出す財力を背景に、秋田で一番に文明開化を成し遂げた地域である。それが故にこのハイカラな芝居小屋も誕生するべくして誕生したのであろうが、現在の状況を見るにつけ、時代の冷酷なまでの流れと、日本が置かれている状況をいやが上にでも感じさせるものである。小坂は桜が満開で、狙ったわけではないが、この旅行は桜を追い求めていたようである。そのあと大館駅で鳥めしという名物の駅弁を買って舌鼓をうち、大館能代空港で滝沢村に住む友人と会って昼過ぎに飛び立ち帰宅。レンタカーは2500キロばかり走らせたようで、慣らし運転がちょうど済んだようである。思えば巡った温泉は15湯、観た桜は数え切れないほどで、きわめて満足のいく旅行であった。ちなみに正味5日間で2500キロも移動したので、一日平均で約500キロ移動したことになる。ニュースでは北海道の警官がスピード違反で捕まえた四国から来た旅行者に「1日に500キロも移動するなんておまえは間違っている」と糞生意気にも説教を垂れたらしいのだが、僕にとっては至ってごく普通の移動距離なんである。まあ、そのスピード違反で捕まった旅行者は朝から夕方までで500キロ移動しようとしていたらしいからそらまあ問題があると言えば問題があろうものだが。戻る↑
    5月2日(金)「マインランド尾去沢」
    マインランド尾去沢碇ヶ関で目が覚めて、まずは碇ヶ関村の温泉会館で朝風呂に浸かる。そのあと南下し、小坂町にある八九郎温泉を目指す。八九郎温泉は、八九郎温泉、奥八九郎温泉、奥々八九郎温泉と呼ばれている3つの温泉があり、その中でも一番すばらしいと言われているのが奥々八九郎温泉である。奥々八九郎温泉は林道を走っているとちょっと開けたところにごぼごぼと、それも露天としてはきわめて適温のお湯が沸いているのである。野趣溢れる露天の温泉としてはこれまでにないすばらしい所であり、貸し切りの無料露天温泉に浸って気分は最高である。露天を満喫したあとは尾去沢にあるマインランド尾去沢に向かう。全国に散在している閉鎖された鉱山の跡地を利用している施設のひとつで、気怠そうに中途半端な遊園地の施設があったり、子供でも騙されないようなチャチなゲームコーナーがあったりして、パラダイスの要素を多分に含んでいるすばらしい施設である。実際の作業の風景を再現するべく、マネキンが休憩したり茶を飲んだり弁当食ったり壁を穿っていたりトロッコを運転していたり事務所で会議をしていたりするが、やはり縦坑に掲げてある標語の「やめなさい手順無視してまた作業いつか地獄へ直滑降」という文言のシュールさに感動し、江戸時代の南部藩の奉行や隠れキリシタンがいたことなど楽しい展覧物が目白押しであった。そのあと碇ヶ関に戻り、友人と昼飯を食って今度は北を目指す。平賀町の新屋温泉でエメラルド色の湯を満喫し、風呂上がりに腰に手を当て牛乳を飲んでいたら、地元のじいさんと椎間板ヘルニア談義となり、30分ばかり時間を費やす。弘前で数日前に見た国道沿いの桜並木はすでに花びらが落ち、若葉が目立つ並木となっていたので、この数日で一気に季節が進んでいったのを感じる。そのあと五所川原から一般国道101号を海沿いに進み、時間を狙って黄金埼の不老不死温泉に夕暮れに到着する。夕日を見ながらの温泉は絶景の一言に尽きるが、露天よりも内湯の方が遙かにお湯は良いので、内湯で温泉を満喫し、露天は芋を洗うが如く混雑していたので景色だけ堪能するに留めておいた。そのあと昭和町まで車を進め、秋田道で能代まで戻り、矢立峠で友人と合流して寝る。戻る↑
    5月1日(木)「酸ヶ湯温泉とジャジャ麺」
    蕪嶋神社本日は七戸より一路酸ヶ湯温泉を目指す。途中笠松峠付近では、冬季通行止めが1週間前に解除されたばかりであり、路肩にはまだ3m近い残雪があり、澄み切った青空と相まってすばらしい景色を堪能する。酸ヶ湯温泉は昔ながらの湯治場という雰囲気があり、この季節でもスキーがオンシーズンと言うこともあってか東北の奥深さを感じさせるすばらしい温泉である。ここで友人と別れ、僕は八戸に向かう。下田にある超巨大なイオンのショッピングセンターを見て感動し、八戸では蕪嶋神社と鮫角灯台へと出かける。蕪嶋はウミネコの繁殖地であり、魚の群れを知らせてくれる弁財天の使いということでどうも大事に保護されているようなのであるが、はっきりいて必要以上に多い。多すぎるのである。神社の境内には抱卵しているウミネコがうじゃうじゃいるし、神社の建物はウミネコの排泄物で見るも無惨に白くなっているし、そもそも神社に参拝するときも空からの無差別攻撃に備える必要があるから大変である。なんとか難を逃れて鮫角灯台に到着し、そのあとは久慈を経由して沼宮内へ。盛岡にいる友人に連絡が取れないまま盛岡を目指し、白竜(パイロン)というジャジャ麺のうまい店で行列しながら滑り込みセーフでジャジャ麺にありつく。ジャジャ麺のあとはチータンタンを嗜み、大変満足して外に出る。盛岡の友人と連絡が取れたので合流し、朝別れた友人が碇ヶ関にいると言うことなので二人で碇ヶ関を目指す。人には言えそうもない速さで碇ヶ関に到着し、宴会して寝る。戻る↑